キートンの四方山話

大学で産学連携や知財をやっています。海洋・深海や船舶関係が多め。発言はあくまで個人的見解で所属の組織とは関係ありません

シーサバイバル

2007-05-14 01:51:46 | ダイビング
土曜日にJAMSTEC一般公開に行きましたが、一番よかったのはシーサバイバル体験(って、他の施設や研究紹介は普段見ていますからね。といいつつ毎回見に行っていますが。私も船に乗りたいよ~)

 ライフジャケットの装着などは、飛行機やフェリーに乗る時にビデオ等で習いますが、沈む船から脱出する時のやり方や海上での動き方(体勢や泳ぎ方、一人で浮かんでいる時と大勢でいる時など)、ひっくり返った救命ボートの起こし方、救命ボートへの入り方等々は、なかなか勉強する機会がありません。実際に自分が体験できれば一番よかったのですが、見ることができただけでも、大変参考になりました。

 ソーラス条約改正に伴い船舶に搭載が義務付けられたドライスーツのような救命衣である"イマーションスーツ"については、実際に着てみて、プールに入ってみました。
 写真にあるようにドライスーツと同様、服を着たまま着用します。中は起毛素材で暑いです。基本的にイマーションスーツは2分以内に着用しなけらばならないとのことですが、今回着用したメーカーのものは大変着にくく、とても一人で2分以内に着用できそうもありませんでした(もちろん、船員さんは練習するので大丈夫でしょうが、乗客は大変だろうな~と思いました)。
 着用後は、実際にプールに入って見ました。ぷかぷかと浮き、スーツ内に水は入ってきません。うつ伏せになっても自分でひっくり返すことはできました。しかし、泳ぐときは、腕が沈まないので、泳ぐと海面上で音と泡が立ちます。サメが心配になりそうです(通常のライフジャケット着用の場合は、腕は沈むので、泳いでもジャブジャブ音が出ない)。
 このスーツを着て、ジャンプ台から飛び降りて、救命ボートを起こして、救命ボートに入るという一連の工程を練習してみたかったです。

 このほか、救命ボート内にあるツールの説明を受けました。大変勉強になりました。ボートダイビング時の対策や船旅の時の対策に大変参考になりそうです。


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