【おヒョイさん】こと藤村俊二氏が亡くなりました。
享年82歳。
年齢を鑑みれば大往生でしょう。
さて、このおヒョイさん、ず~っとテレビで観ておりましたが、子ども心に『このヒトって何屋さんなんだろう?』と不思議に思っておりました。
ドラマには出るけど、さりとてあんまり出る訳でも無い。
バラエティ番組にはよく出るけど、とくべつ面白い事を言う訳でも無い。
今の時代になってようやく『あ~、いわゆるタレントってヤツか』と合点がいったのです。
しかしながら、本人としては【タレント】という肩書きが嫌いで【アクター(俳優)】を自認していた、とウィキにありました。
う~ん、そりゃ無理だろ。
おヒョイさん出演のドラマなんて、【西遊記II】と【王様のレストラン】位しか覚えてないもん。
訃報のネットニュースに『温厚で素敵な方でした』とコメントしてる一般ピープルが居ましたが、それは間違い。
盟友・愛川欽也が『おヒョイは気が短く、激しい性格』と語っていた事がありますから。
イメージでしかコメント出来ないヒトが多くて嫌になりますな。
おヒョイさんは、とてもおカネ持ちの家に生まれております。
『若い頃、僕たちは貧乏でカツカツ。食うのも大変だったのに、おヒョイだけは良いモン食って、良い服着てた』
と、やはり愛川キンキンが言ってました。
あの飄々とした佇まいは、生まれ育ちから来るのですね。
確かに愛川キンキンのガツガツした芸風とは、真逆。
いや~、『三つ子の魂百まで』とはよく言ったもの。
つくづく生まれるならおカネ持ちですね。
ご冥福をお祈りします。
『還暦を過ぎたら、仕事はひとつにしぼりこみなさい。やりたいことはあるだろうけど、ひとつにしぼって、その仕事に満足して死ぬのが大往生』山口瞳(ニッポンの作家・1926~1995)
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アイロンがけの巻。
【西遊記II】メンバー。でも【II】より【I】だよな~、やっぱ。