*今回は、2012年に別んトコで書いていたブログに加筆・修正したモノをお送りします。
僕は“20世紀の大発明”カツカレーやハンバーガーが好きでして、いわゆる珍味というモノに興味がほとんどありません。
からすみ・松茸・フカヒレにも、世界の三大珍味といわれるトリュフ・フォアグラ・キャビアにも、ほとんど興味がない。
まぁ、『キャビアは食べても良いかなぁ』とは思いますが。
それも、ちょこっとではなくガッツリ食べられたら、というのが前提ですが。
僕自身の結婚披露宴では、これら三大珍味を揃い踏みさせました。
江戸っ子なので、この辺はとっても見栄っ張り。
そんな、興味はなくとも珍味をありがたがる僕ですが、一方で珍味をありがたがるヤツが嫌い、という一面もあります。
『グルメぶりやがって』と、毒づきたくなるのですな。
そういうヤツに限って
『牛丼はやっぱり吉野家』
だの
『ハンバーガーはやっぱりモス』
だの
『つけ麺はやっぱり大勝軒』
だのと、B級を語り出します。
『本当に味、分かんのかぁ?』と、ふたたび毒づきたくなるのですな。
グルメぶるなら
『フレンチはやっぱりタイユヴァン』
位語って頂きたいモノであります。
B級語りのグルメ野郎なんぞ、どうせ一生に一度もタイユヴァンにゃ行けないでしょうが。
ちなみに、僕は来世でも行きません。
『権威に弱い、というのは、教養や教育とはあまり関係ないようだ。私の知っているいわゆる食通には、店の名前で食べている男が何人かいる』吉行淳之介(ニッポンの小説家・1924~1994)
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