荻窪鮫

元ハングマン。下町で隠遁暮らしのオジサンが躁鬱病になりました。
それでも、望みはミニマリストになる事です。

お酒の巻、20220824。

2022年08月24日 | 妥協なき生活に極上の飲食を
断酒して4日目。
ノンアルコールビールは飲むものの、とくべつ飢餓感はありません。
別にアルコールは無くても大丈夫って事ですね。
昼は海苔弁当。
夜はカップヌードルのシーフード&パックのご飯。
ま、プアーな食生活ではありますな。
いずれもビール・缶チューハイの類いが無くても問題無し。
ところでお酒を飲まないと瘦せるのですかね?
毎週土曜日の午前しか計量しないので、今のトコ体重の増減は分かりません。
次の計量が怖い様な楽しみな様な・・・。

大沢在昌の巻、20220824。

2022年08月24日 | 枯渇した生活に豊潤な読書を
大沢在昌著「冬の狩人」を読了。
昨日「暗約領域 新宿鮫XI」を読了したばっか。
「暗約領域」は二週間もかかったのに、「冬の狩人」はたった一日です。
いや~面白かった。
「暗約領域」は、まどろっこしい会話が多く、テンポがトロかったのに比べ「冬の狩人」はテンポが良くサクサク進みました。
主人公の刑事・佐江は前作「雨の狩人」で警察官を辞めたとばかり思ってましたが、さにあらず。
ある事件の重要参考人からのご指名で、刑事復帰となるのです。
主人公の刑事に若手刑事が付く・殺し屋が出て来る・中国人が思いっきりからむ等々、「暗約領域」と結構カブりますな。
ま、大沢文学はこんな感じですけど。
今回感じたのは鮫島と佐江の違いです。
鮫島は犯罪者と取引きはしませんが、佐江はします。
これは大沢在昌がキャラクターの差別化を狙っているのでしょう。
又、鮫島はあんま発砲しませんが、佐江はバンバン発砲します。
実際、デカが一発でも発砲したら大問題。
そこはフィクションって事で。
佐江がバンバン拳銃を撃つのはスカっとしますな。

さて今作にも鮫島を示唆するシーンがありました。
抜粋してみます。

「あんた、警察の人?」
男が訊ねた。
「え?あ、はい」
「新宿署?」
「いえ、ちがいます」
「そうなんだ。佐江さんが連れてきたから、てっきりそうだと思ってた」
「H県警です。今は出張で、こっちにきていて」
「ふーん。前は別の新宿署の人がきてたけど、最近こなくなった」
「そうなんですか」
「ちょっとかわった人だった。彼女がロックシンガーでさ。別れちゃったみたいだけど」
「ロックシンガーとつきあっていたんですか?」
川村は驚いて訊ねた。


以上です。
鮫島と晶ですね。
まぁ、このテの鮫ネタは以前から大沢在昌はブっ込んでます。
嬉しいんですよね。なんか。

最近、小説は読まなかったのですが、やはり良いものですね。
次は何を読もうかな。