荻窪鮫

元ハングマン。下町で隠遁暮らしのオジサンが躁鬱病になりました。
それでも、望みはミニマリストになる事です。

こだわりの巻、ふたたび。

2014年12月11日 | 聖なるブログに名も無きカテゴリを


先日、NHK【地球イチバン】を観ました。

【世界一服にお金をかける男たち】という、そのサブタイトルに惹かれたからです。

どこのセレブのお話だろう、と。

そしたら度肝をぬかれました。

なんと中部アフリカ【コンゴ】のオトコたちの特集でした。

コンゴには【サプール】と呼ばれる伊達オトコたちがおり、彼らはブランド服に給料の40~60%ほど費やすそうです。

決して豊かではない経済状況の中、とにかく服にお金を注ぎます。

普段は汚い格好をして汗水たらして働きますが、主に土日はファッショナブルに着飾り、気取ったステップで街を練り歩きます。

まだまだ娯楽の少ないコンゴ。

そんな中、彼らは街中のちょっとしたヒーローなのでしょう。

彼らが歩くと子どもたちは喜んで後をついて来ますし、老人たちは声をかけて来ます。

なんでもこのサプールはコンゴで90年も続く伝統だそう。

ただのブランド好きの見栄っ張りのオッサンたちかと当初は思いました。

ニッポンにも服の事しか考えず、肝腎の『なにをするか?』を考えない【ちょい馬鹿オヤジ】が多いですからね。

ところが、このサプールはどうやらちょいと意味合いも違いますし、強烈なこだわりを感じます。

『フランスの植民地だった』『内戦もあった』という歴史の中、エレガントに振る舞い、銃ではなく服を買う。それは彼らなりの平和を願う気持ちであり、誇りでもあるのでした。

舗装されていない、ホコリっぽい道を独特のステップ・三原色に抑えたファッションで歩くサプールたちの姿はドン小西の1,000,000,000倍格好良かったです。

そもそも彼らは痩せていて顔も小さい。

ニッポン人よりゃよっぽどブランド服が似合います。

【カラーでよみがえる東京~不死鳥都市の100年~】も良かったし、たまにゃNHKもやってくれますな。

ただし、スーツやタイの管理の仕方はもうちょっと丁寧にした方が良いかと。

あと、気になったのは【映画館もない街】で肝腎のブランド服はどこで売ってんのかなって事。

【ちょい馬鹿オヤジ】のカリスマ・岸田一郎がモデルのコに枕営業を強要したとか。

この馬鹿オヤジ、おもしれーなー。

コンゴ人に撲殺されればもっとおもしろいのにね。

ウゼーからドン小西もついでに。

『街ゆく人のファッションチェックしている人は三流も三流』有吉弘行(ニッポンの芸人・1974~)

三億円事件の巻、ふたたび。

2014年12月10日 | 偽りの人生に優れたエンターテイメントを


昨年暮れから今年始めにかけ、やたら三億円事件を取り扱ったドラマが放送されました。

【クロコーチ】

【独占追跡!三億円事件“最後の告白者たち”~真犯人の影…45年目の新証言~】

【松本清張ドラマスペシャル 三億円事件】

等々。

約半世紀も前の犯罪が、これだけ語り継がれ、映像化されるのは相当珍しいでしょう。

過去に類をみない大金、ひとりもいない怪我人や死人、緻密な手口、全て今も我々の興味をそそるファクターです。



【クロコーチ】は最初観てたんですが、冗長でウザったくなって来たのでリタイア。

いちおう最終回も覗いてはみましたが、全然ワクワクしませんでした。

とはいえ長瀬くんのお芝居は僕は好きでしたねぇ。



ちなみに松岡のお芝居はウザいので大嫌いです。

剛力ちゃんがキャリア警察官役なんですが、いい加減こーゆーリアリティなさ過ぎの配役やめましょうよ。

【独占追跡!三億円事件~】はちゃんと観ました。

これは面白かったです。完全なドラマではなく、ドキュメンタリードラマ。

2008年に放送した同様のドキュメンタリードラマに新たな証言を加味したモノでした。

名刑事・平塚八兵衛と他の刑事たちの不協和音をキチンと描いており、好感の持てる良作です。

【松本清張~】も観るには観ましたが、これもダメ。

あくまでドラマなのでフィクションである事は重々承知しておりますが、やはり現実に沿ったフィクションでなければ視聴に腰が入らないってもんです。

僕が北乃きいという淫乱アイドルが嫌いである事も一因ですね。

それにしても主役・田村正和が恐ろしく老けてしまい、全然声が出ていないのに愕然としました。

彼自信『近年はいつも【これが最後の役】と思って演じている』と吐露しております。

寂しい限りですな。




忠臣蔵じゃあないですが、三億円事件も年末の風物詩的なネタになるんですかね。

20世紀最大のミステリー。

犯罪は許されざる行為ではありますが、それでも甘美な香りがしてしまうのです。

この年末年始は三億円事件ネタ番組はなさそう。

残念。







八兵衛6連発。


ビートたけしが犯人役を演じた【三億円事件〜20世紀最後の謎〜】のひとこま。

クルマが左折していますが、実際は右折です。

こういう、細かい事が気になってしまうのが、僕の悪い癖。

橋本環菜ちゃんの巻。

2014年12月09日 | 偽りの人生に優れたエンターテイメントを


僕はロリコンではありません。

女性の最も良い年齢は24、25歳だと思っていますから。

これは僕自身が17、18歳の時から変わっていません。

おそらく70歳、80歳になっても『オンナの旬は24、25じゃよ』とほざいている事でしょう。

そんな僕ですが、やっぱり世の中分かりませんねぇ、素晴らしい逸材がいましたよ。

橋本環菜ちゃん。15歳。











博多のローカルアイドルなんだねぇ・・・。

なんでも『1000年に1人の逸材』とネットで話題になったそうですが、つい最近までオジサン知りませんでした。

ホント、アイドルとかって興味ないすからねぇ。

グラビアアイドルは好きですけど。ヒモビキニ最高

さて、もちろん環菜ちゃんをオンナとして性的に見ているって事はあんまないんです。

やっぱ、どっちかつーと【娘】感覚ですかね。

こんな娘いたら家から出さないっすよ。

いや、見せびらかしたいから必ず僕帯同でいろんな街を歩いちゃうかな。

ハタチを過ぎるまでは彼氏は禁止。

あー、うるせーオヤジになっちゃいそうです。




当り前ですが、20年経っても35歳。

どんなに楽しい人生がこれから彼女に贈られるのでしょう。

お願いですからお願いですから、バカなオトコにハマる様な愚挙だけは犯さないで下さい。




これが【奇跡の1枚】と呼ばれた画像。


幼少時。美少女はガキの時から美少女であると分かる1枚。整形ではない事が良く分かりますねっ板野さん


このコの良さは表情の豊かさでしょうね。それにしても、後ろのコひでぇなぁ。


掃除の巻、みたび。

2014年12月09日 | 華麗な生活に極めたシンプルを


毎日の様に、便所掃除・玄関掃除・窓拭き・床拭きはやっております。

便所掃除だけはまず間違いなくやってます。

ですので結構部屋の中はピカピカの仕上り。

そんな中、お風呂が気になってきました。

僕は電気代の事など気にせず、ずーっと換気扇を回しておりますので、それでもまぁまぁお風呂はキレいだと思っています。

ただ、まず気になって仕方がなかったのが鏡についた水垢の汚れです。

僕が現在の部屋に住んで4年半。

水垢がびっしり覆っており、ほとんど己の姿を見る事が出来ません。

メラミンスポンジでキュッキュッと力を入れて擦っても、キレいなのは最初だけ。

一回、シャワーでお湯を鏡にかけますと、ふたたび水垢がびっしり現れます。

あらためてネットで【風呂 鏡 汚れ】と入力、検索しました。

そうしますと『お酢を使う』だの『クエン酸を使う』だの、と出て来ます。

我が家では、超簡単な自炊しかしないので、お酢だのクエン酸だのはありません。

だからといって、お酢だのクエン酸だのを買ったら本末転倒です。

モノが増えるくらいなら、大枚払って業者さんを雇いますわ。

更に検索を進めます。

そしたら『歯磨き粉を使って布で拭く』というメソッドを発見。

歯磨き粉ならあります。

せっかくなので、歯磨き粉を使ってメラミンスポンジでゴシゴシやってみました。

劇的

とはいえませんが、それでも相当キレいになりました。

どうやら1回ゴシゴシやってみても飽きちゃいますので、しばらくお風呂を使用する度に掃除をしたいと思います。

それにしても、掃除って奥が深いですし『これで良し』という終わりがないんすね。

まさに【禅】の世界です。



過去の記事。
掃除の巻。
掃除の巻、ふたたび。

タモリの巻、ふたたび。

2014年12月08日 | 偽りの人生に優れたエンターテイメントを


タモさんが第62回菊池寛賞を受賞しました。

やはりというか、文化人の受賞が多く、お笑いタレント・芸人の受賞はおそろしく少ない賞です。

あまりこの賞の事は知らないのですが、とにかく目出度い。

良い機会なので、菊池寛賞をウィキで見てみました。

いや、そうそうたる受賞メンバーです。

吉川英治・木村伊兵衛・川端康成・大宅壮一・松本清張・土門拳・植村直己などなど、自身の名を冠した賞を持つヒトたちが受賞しているですねぇ。

なんとサザンも受賞歴ありなんすね。

いやぁ、そのうち【森田一義ユニーク賞】とか出来ちゃうんじゃないでしょうか。

楽しみです。

さて【笑っていいとも!】が終わってから、すっかりタモさんを観なくなりました。

【ヨルタモリ】とかいうのも観たいんですが、宮沢りえが好きじゃないんでねぇ・・・。

なんであんなガリガリの声量不安定オバハンを起用すんですかねぇ・・・。



ちょっと前、かなり昔の【いいとも】の動画を観ました。

いつも自然体を説いていたタモさんですが、かなりあざとく笑いを取りにいっていました。

後期のタモさんとの違いに驚いたものです。

確かにウザいトコが散見され、一時期【いいとも】を観なかった事を思い出しました。



とはいえホントに良い歳の取り方をしているなぁ、と痛感します。

気持ち悪い、夜番組に出ていたキワモノタレントが、素晴らしい賞を受賞するまでになるには様々な苦労があったと推察します。

今後もゆるーい笑いを提供して頂きたいものです。

熱海の巻。

2014年12月07日 | 無聊な生活にさすらいの旅を




母親の誕生日って事で父親を含め3人で1泊2日、熱海旅行に行く事になりました。

ガキの頃から家族旅行で数え切れないくらい熱海には行ってます。

また、オトナになってからも高校の同級生5~6人で大騒ぎをしに行った事もあります。

あの時行ったストリップ劇場はまだあるのかなぁ・・・。

草津のストリップ劇場はなくなってたなぁ・・・。

ババア・・・もといお姉さま方の吹き矢だの書道だのの名人芸が脳裏に蘇ります。

ちなみに書は



でありました。

『ホレ見ろ!さあ見ろ!』といった御開帳は、就職活動の面接よりしんどかったなぁ。



さて、僕が生まれる以前は、熱海ったら新婚旅行先の代名詞。

ニッポンのハワイって言われてましたよね。

そりゃ景気が良かったそうです。

まだ海外旅行においそれとは行ける時代ではなかったですから。

しかしながら、結局バブル期を頂点に衰退の一途を辿りました。

ニッポン人も豊かになり、レジャーの幅も広がったわけです。

一時期の熱海の廃れ具合は、そりゃひどかった。

海岸線で経営していた老舗ホテルが全滅した様な気すらします。

最近は、多少持ち直した感はありますね。

今回も急に熱海旅行が決まったわけですが、唯一部屋が空いていたのが宿泊したホテルミクラス。カプセル怪獣ではありません。



あとのそこそこ高級な宿はいっぱいだそうです。



東京から新幹線で45分程度

十分、通勤圏内ではあります。

住むにも良さそうな気がしますし、実際、住んでいるヒトも多いと聞きます。

安いリゾートマンションの出物もありますし、ここはひとつ『YOU!移住しちゃいなよ!』



僕の部屋は1泊2日旅行から帰って来てもこの通り!

変身の巻。

2014年12月06日 | 聖なるブログに名も無きカテゴリを



ヒトが自身の意思で変わるには、というお話です。

結果から申し上げましょう。

『変わりたい』と思うならば、日常で変わる努力をするしかありません。

非日常に身を置き、特殊な事をやってもダメなんです。

バブル期【管理職養成講座】とかいうのがありました。

いい歳ぶっこいたオッサンが富士の樹海で一週間くらい自衛隊の真似事をするんです。

んで、最終日は決意表明みたいなのを大声で読み上げ、みんなで肩を抱きながら大泣きに泣くんです。

『オレは変われた!』とか言うんですが、オフィスに戻って1ヶ月も経ちゃ元の木阿弥、ただのオッサンに戻るという寸法であります。

当時は企業にお金がありましたから、人材育成にもお金をかけられたわけですね。

講座を催していた業者も、ほぼ全滅でしょう。

また、こんなケースも。

『オレは変わるんだ!』とか言ってインドあたりに行っちゃうヤツがいたものです。

まぁ、今で言うニートよりゃマシではありますな。

んで、1ヶ月とか数ヶ月インドをプラプラして帰国しますと、確かにコイツ変わったなぁ、という姿は見てとれます。

が、こんなヤツも1ヶ月も経ちゃ元の木阿弥、ただのアンチャンに戻るという寸法。

この場合は【変わったフリ】をしている可能性もあります。



ことほど左様に、ヒトは非日常で変わる事はかなり難しいんです。

やはり日常の平凡な日々の中で、変わる努力をする事が肝要。

今、僕はなるべくゆっくり歩く様にしています。

また、なるべく低い声でしゃべる様にもしています。

いずれも来たるべき50代に向けての努力なのです。

余裕のあるオトナのオトコを演じなければいけませんからね。

そのためには日々努力をし、演じていたモノが自身に染み付く様にならなければ。



普段、高級レストランで食事をし慣れていないヤツが、急に行って気取ってみても、絶対に浮きます。

これは間違いのない事実。

【立場がヒトを変える】という言葉がありますが、これもおんなじ様な意味合いでしょう。



やっぱし地道がいちばんの近道なんですよ。

『どんな人でも努力すれば成長しますし、その意味で誰もが成長を約束されているのです』細谷英二(ニッポンの実業家・1945~2012)

外国人女性の巻。

2014年12月05日 | 偽りの人生に優れたエンターテイメントを


最近、海外に行っていません。

以前はプライベート・仕事での出張を問わず、いろんなトコに行ったもんなんですがねぇ。

海外に行って楽しいのが、その国のオンナのコを眺める事。

キレいなコは国籍を問わずキレいである、という普遍な事実を確認出来ます。

そんなキレいなコ大好きジジイの僕が、大好きな女性外タレを徒然に挙げてみたいと思います。

チョン・ジヒョン



【猟奇的な彼女】で知った韓国人女優さん。とにかくチャーミング。スタイル抜群でたまらない度MAX!【10人の泥棒たち】ではセクシーな女泥棒役に。

キム・ハヌル



韓国版【きみはペット】で知った女優さん。作品の出来はニッポンのドラマ版より100倍上で、主人公女性役は小雪の1000倍上でした。堀北真希と藤原紀香オバサンを合体した感じかな。

ヴィッキー・チャオ



中国の女優さん。【レッドクリフ】で知りました。まぁ、これ以外に作品を観た事はありませんが。でもリン・チーリンより好き。今年38歳だそうですが、見えねーっ!

ジェラ・マリアーノ



キリンの缶コーヒー【FIRE】のCMに出てるヒト。ニッポン人かと思ったらアジア系米国人だそうです。確かに、こういったワイルドなセクシーさを醸し出すのって、ニッポン人にゃ無理かな。長谷川潤ちゃんなんかもハーフだからこそ、あのセクシーさが出せるんです。

ジェニファー・アニストン



ようやく白人登場。このヒトも年齢を知った時は驚いたなぁ。【バウンティー・ハンター】でのキュートな演技が忘れられません。大昔で言うメグ・ライアンみたいな感じっすね。なんつってもブラピの元嫁ですから大したもんですよ。45歳!

ジェシカ・アルバ



なにしろあのエロい唇がたまりません。いろんな国の血が流れているそうですが、なるほど『血は混ざるほど美しい』って真理です。ボディも素晴らし過ぎるバランス。こんなヒトなら再婚してやってもいいよっ!

ペネロペ・クルス



スペイン人女性って、エキゾチックだしセクシーだし、たまんない人種です。とくに初めてペネロペを観た時はゲロが出るほどセクシーでした。あれじゃトムもコロっと逝きますよ。脱ぎっぷりも良いし。結構、可愛らしい感じもあるし。
お願いなのでデブらないで下さい。

とまぁ、そんなトコですかね。

キレいで可愛いってサイコー!!!

景気の巻。

2014年12月04日 | 聖なるブログに名も無きカテゴリを


近所のバーでキャバクラの経営者とたまに隣り合わせます。

都内に5~6店舗を擁しており、なかなか羽振りが良さそうなヒト。

どう見てもサラリーマンにゃ見えません。

ま、僕もサラリーマンには見られませんが。

お話も滅法面白く、サラリーマンと会話するより明らかに楽しい。

そんな中、彼に『最近、景気はどうですか?』と、ほぼ天候のお話と同じレベルのネタを振ったところ

『すっっっごく良いですよ』と力強く言ってました。



僕は若いオンナのコが大好きなので、たまにオンナのコと高級店でご飯を食べます。

今年も終わりが近づいて来たので『どっか食いに行く?』と問うたところ『銀座のレ○ンに行きたい』との返答。

えれー高級店を出して来たなぁ、とは思いましたが、僕も久しくレカ○に行っていないので『よっしゃ、行きまひょ』とバブル期の不動産屋社長の如く即答しました。

んで、○カンに電話してみたら

『年内はいちにちも1席も空いていない』

との事。

まじか・・・お食事だけでひとり最低30,000円からのフレンチがいっぱいだぁ・・・?

クラクラしながら『じゃあ今度はお肉だ』と、やはり銀座の吉○に電話をします。

そしたら、これまたやはり『年内はいっぱいです』と余程忙しいのかガチャ切りされました。

さすが銀座の○澤です。



景気良過ぎねぇか!?



なんかバブルの再来っぽく感じ始めました。

こうなると、いつ株や投信をいじろうか、とも思い始めます。

バブルは必ず必ずはじけますからね。



結局、ちょっとだけ空いているってんで築地の鉄板焼のお店に決めました。

レカンまでは高くないですが、吉澤とはどっこいどっこいのお店です。

菅原文太の巻。

2014年12月03日 | 偽りの人生に優れたエンターテイメントを


健さんを追う様に文太兄ィも逝っちまいました。

年末ってぇのはヒト様が亡くなるもんですねぇ・・・。

名作ドラマ【傷だらけの天使】の主役・木暮修の息子の名前は【健太】。

健さんと文太兄ィの名を合わせています。

今やすっかり右京さんの水谷豊が

『ふ~ん、アニキと俺と健太くんの3人で千葉の田舎で暮らそうよ~』

なんて言っていたものです。もう40年前のお話。

文太兄ィといえば【仁義なき戦い】シリーズです。

学生の頃、数作観た事はありますが、あんまし記憶にないんですよね。

正直【実録モノ】より【任侠モノ】の方が好みなんです。

そんな中いちばん印象に残っているのが、テレビドラマ版【幸福の黄色いハンカチ】。1982年の作品。

このドラマ版、意外とご存知ないヒトも多いのではないでしょうか。

健さんが演じた島勇作を文太兄ィ、武田鉄矢が演じた軽薄な若者をアパッチけんと光石研、桃井かおりが演じたオンナのコを亡くなった田中のスーちゃんがそれぞれ演じておりました。

このドラマ版はドラマ版で結構味わい深く、記憶に残っております。

確か、誕生日祝いをして貰った光石研があまりの嬉しさに泣いてしまう、というシーンが忘れられません。

僕の記憶ですと、このドラマ版は再放送されていないはず。

ですので『あー、ドラマ版の【幸福の~】をもう一度観たいなぁ』と何年に1回かぼんやり思ったものです。

さて、時は21世紀をむかえたある日、僕は出張で地方のある街に行きました。

当然ビジネスホテルでテレビカードを購入します。

んで、当然レインボーチャンネルとかチェリーボムのお世話になります。

及川奈央とか夏目ナナとかの時代でしたねぇ・・・。




んで、当然賢者モードになります。

その時、目に入ったのがドラマチャンネルみたいなプログラム。

よくよく確認すると、まさにこのドラマ版【幸福の~】が今から始まる!ってなタイミングでした。

残念ながら全話を観る事は出来ませんでしたが、いやぁ大満足。

文太兄ィの島勇作は健さんとはまた違った、優しくとっつきやすいキャラだったと記憶しています。



最後の映画作品【わたしのグランパ】のラストのカチコミは実に良かったですねぇ。

ラストだったかな・・・?



健さんの事を『あのオカマ野郎』と揶揄していたそうですが、天国では仲良くしてつかぁさい文太兄ィ

ご冥福をお祈りします。




文太兄ィ民放連ドラ初主演【警視庁殺人課】。

最終回は、主要メンバーの刑事が全員殉職してしまうという怪作です。

天切り松 闇がたりの巻。

2014年12月03日 | 枯渇した生活に豊潤な読書を


浅田次郎が好きで一時期までは、ほとんどの作品を読破しておりました。

ただ、近年は浅田次郎の趣味嗜好の偏りが、作品に染み出し過ぎている様な気がして、あまり読んでいません。

壮大な物語が苦手なんです。

そんな中、久々に【天切り松 闇がたり】シリーズを読みました。

第5弾【ライムライト】です。

僕はこの【天切り松~】シリーズが浅田次郎作品の中でもっとも好きです。

粋で人情味あふれる怪盗たちが、大正・昭和の帝都を駆け抜ける・・・。

ひとつひとつのエピソードが、それは丁寧に練られており、泣いてしまった事も一度や二度ではありません。

実際、泣いちまうので、電車内ではこのシリーズは読めません。

粋とはなにか、漢気とはなにか、優しさとはなにか、を徹底的に僕らに知らしめてくれます。

キャラクターシフト自体は過去の作品【きんぴか】や【プリズンホテル】のキャラクターたちをトレースしている感は否めませんが、言い方を変えれば浅田キャラクターの総決算とも言えましょう。

親分・目細の安吉が放つ度量の大きさ、黄不動の栄治の文句なしの格好良さ、説教寅の不器用な優しさ、振袖おこんの純情な鉄火肌、書生常の繊細な粋・・・どいつもこいつも痺れるキャラクターです。

仕立屋銀次・山懸有朋・永井荷風・犬養毅・チャールズ チャップリンなど史実上の人物も登場し、作品の良いスパイスになっております。

そして浅田次郎のお家芸・美しい江戸弁のオンパレード。

僕も東京下町生まれ。

今もその街で暮らす江戸っ子ですから、この江戸弁はホントに心地良いです。

読後は噺家みたいになりますな。

もっとも黒川博行を読みますと下手な大阪弁になっちまいますが。



僕は3・11以降モノを捨てまくり、今もミニマリストを目指しています。

それに伴い所有していた本も1,600冊全て処分しました。

その中に【天切り松~】シリーズも含まれています。

しかしながら、この【天切り松~】シリーズは手元に置き、下衆で野暮で嫌味な世俗に疲れたらすぐに読める様にしておく方が良いかも。

この作品をもっと多くのヒトが読んでくれれば、この世の中はもっとキレいになる事でしょう。

【天切り松】を演じたのは、故・中村勘三郎。

オトコなら誰もが憧れる【黄不動の栄治】を演じたのは椎名桔平でした。

暇の巻。

2014年12月02日 | 聖なるブログに名も無きカテゴリを


暇です。

人生なにが起きるか分からないものですが、今のところ昼間っからお酒を飲んでも一向に問題のない生活をしております。

もちろん、どうせこの世は栄枯盛衰。いつパンクするかは分かりません。

その時は慌てる事なく、現実を受け入れたいとは思っております。

にしても、暇です。

なんにもやる事がありません。

朝はフツーに起きます。最近は9時くらいですかね。

んで、便所掃除・玄関掃除・窓拭き・床拭きをします。

それから11時くらいまでが1回目の暇。

んで、お昼ご飯を食べに行きます。

この時、ほぼ間違いなくビールやハイボール、ウーロンハイなどを飲みます。

帰って来てしばらくすると、昼寝をします。

んで、起きてからが2回目の暇。

【相棒】シリーズや【5時に夢中!】を観たりもします。

夕食を摂る時はここで一旦暇が分断されるのですが、僕は一日一食が多いので、この暇が寝るまで続く事もあります。

まぁ、夕食を摂る場合は当然それから寝るまでが3回目の暇。

なにか趣味でも持てば、とも思いますがモノが増えるのが嫌ですし、そもそもめんどいんです。

本も読む気にならんのです。

散歩するとお金遣っちゃうし。

趣味って基本的に忙しい中、時間を作ってやるから楽しいんでしょうね。

そんな生活ですから、家事をするのが楽しくて楽しくて。

料理でもすれば、とも言われますが、これまたモノが増えるので却下です。

テレビもつまんないので、あまり観ません。

では、僕はなにをしているのかと申しますと、ずーっとネットをやっています。

そのネットすら飽きると筋トレになります。

ほぼニートですよ。

もちろん、恐ろしいほど恵まれた環境である事は理解しております。

でも暇です・・・。

ゆるりまいの巻。

2014年12月01日 | 華麗な生活に極めたシンプルを


図書館にて【なんにもない部屋の暮らしかた】を借りて来ました。

それにしてもフツーのヒトが部屋をシンプルにしただけで何冊も本を出版出来るのですから、実にうらやまです。

もちろん僕はマンガは描けませんがね。

2chの【荷物を極限まで持たない暮らし】【トランクひとつだけで暮らしたい】【「持たない暮らし」で豊かに暮らそう】などのスレをながめていますと、このヒトの名がよく出て来ます。

そんな経緯で僕もゆるりまい氏第1弾【わたしのウチには、なんにもない。】を借りて来ました。

椅子・テーブル・座椅子・テレビしかないリビングの写真はインパクト大。

もちろん僕の部屋もこれに対抗出来るシンプルさではありますが、フツーのオバハンがこんなの見たら衝撃を受ける事でしょう。

これはなかなか面白く読めました。How to本としてだけでなく、読み物としても十分成立していると感じました。

それに比べると、今回の【なんにもない~】はあまり関心しませんでしたな。

ゆるり氏のファッション遍歴とリンクしながら【捨て論】が繰り広げられるんですが、早い話、焼き直しの感が拭えないんです。

もっとも、家具もほとんどありませんから模様替えも出来ませんしねぇ。

ビジュアル的には苦戦を強いられるジャンルです。

ゆるり氏は旦那さんとゆるり氏のお母さん・おばあちゃんの4人家族。あと猫が何匹だかいましたな。

当り前ですが、ゆるり氏以外は皆さんフツーのヒト。

『捨てる』『捨てない』でモメた事もしばしばあったそうです。

僕もカミさんとぶつかったよなぁ。

結局、リビングダイニングやキッチンといった公共スペースは徹底的にシンプルにするけど、各人の部屋・スペースには手をつけない、という結論に至ったそうです。

まぁ、これは当然っちゃ当然。

家族全員が【捨て魔】ってのもいささか気持ち悪いですしね。



僕もシンプル生活本、書きたいなぁ・・・。

夢の印税生活だぜ

今回、いちばん好きなイラスト。

やしきたかじんの巻。

2014年12月01日 | 偽りの人生に優れたエンターテイメントを

東京生まれの東京育ちって事もありましょうが、やしきたかじんが嫌いでした。

このヒトに限りませんが【大阪LOVE!】ってなヤツは異様に東京をライバル視します。

もちろん、それは東京に対する強烈なコンプレックスに過ぎません。

僕らが見ているのは【NEW YORK】であり【PARIS】であり【MILANO】であります。

はっきり申し上げまして【OSAKA】は眼中にないのです。

やしきたかじんは東京進出を目論んだものの失敗、結局ローカルタレントの枠を脱出する事が出来なかったので、余計に東京に対して恨みがあるのでしょう。

ま、逆恨みですわな。

手前ぇの腕がなまくらなのを棚に上げ、グチャグチャ支離滅裂な文句をたれる。

彼が在日だろうが、そんな事ぁ関係ありません。

正当な文句をたれられないのなら、でんがなまんがな大阪でちっちゃくやっていれば良いのです。

おんなじ様な東京コンプレックス系ウザ大阪人では上岡龍太郎ってヤツがいましたね。

ヤツは京都のヒトの様ですが。所詮は同じ穴のムジナに過ぎません。

やしきたかじんが死んで、闘病生活だかを描いた本が発刊されたそうですね。

読んでいないので『くだらない』とも言えませんが、読む気にゃなりません。

いつも思うんですが、このテの本を読む層ってどのあたりなんでしょう。

わざわざお金を払ってしょーもない本読んでもねぇ・・・。

あ、読んでないから『しょーもない』はダメか。

IQは高くない層には違いありません。

それにしても東京大阪関係なく、どんなヤツでも死んじまえば【いいヒト】になれちゃうニッポンって素晴らしい、慈愛に満ち満ちた良い国ですね。

良い国過ぎてヘドが出ちゃいます。



僕の敬愛する毒舌王・有吉弘行がやしきたかじんにつけたあだ名は【奇跡のチンピラ】でした。