大分うみがめ・ネットワーク活動レポート【事務局】NPO法人おおいた環境保全フォーラム

大分県のアカウミガメの上陸・産卵やウミガメ種の標識調査やストランディングなどの最新のウミガメ情報を発信します!

元猿海岸再生プロジェクト/Vol Ⅲ.グンバイヒルガオ保護program活動報告!

2013年10月17日 | 生物多様性
【積水ハウスマッチングプログラム助成事業】

会員及び家族が参加して種子から大事に育てたグンバイヒルガオの苗の植樹を行いました。



グンバイヒルガオの植樹状況



2011年度からの保護活動の成果!今年は沢山の花を見ることができました。


第2回 おおいた自然環境フェア開催のお知らせ!

2013年09月01日 | 生物多様性
9月15、16日の大分市田の浦ビーチ・レストハウス内において”2013”ビーチフルディに協賛して第2回 おおいた自然環境フェアを開催します。今回のテーマは里海の環境保全とウミガメ保護をテーマに、うみがめ関連の写真、パネル、標本等を展示、解説します。また今夏、田ノ浦ビーチで生まれた子ガメを一般公開しています。うみがめに関心のある方は必見です。是非、お越し下さい。


【関の江海岸】産卵巣/孵化調査

2013年08月30日 | 生物多様性
別府市関の江海岸で8月10日から孵化脱出が始まった産卵巣の孵化調査を実施しました。





【調査結果】全卵数124個 孵化数41 脱出数35 未孵化卵数83 孵化率33% 脱出率28%
【考察分析】未孵化卵の死亡時の胚発生ステージを見るとSt8~10が38個、St11~15が11個で約60%が胚発生初期に死亡していた。
またSt25~28の胚発生後期での死亡数が26個で31%あった。これらの事から孵化率が悪い要因として発生初期における砂中低温と発生後期の7月下旬からの高温と未降雨が影響していると思われる。

別府関の江海岸で子ガメ孵化観察会を開催!

2013年08月14日 | 生物多様性
8月10日に別府市の関の江海岸で子ガメが孵化し地域の人たちや市民の皆さん250人で大海原への旅立ちを見送りました。この子ガメたちは5月23日に産卵した卵で80日目とかなり日数がかかりましたが、無事元気に旅立っていきました。
皆で25~30年後にこの関の江海岸で再会できることを祈りました。
(子ガメたちの旅立ちを見送る参加者たち)

(苦難と希望の旅立ち)



2013年ウミガメ産卵情報!(7月分)

2013年08月01日 | 生物多様性

ウミガメ上陸産卵情報!(7月分集計)

例年より1ヶ月以上早い5月初旬より始まった大分県のウミガメの産卵シーズンはいよいよ7月に入りピークを迎え、大分市1回、佐伯市3回、国東市2回、津久見市1回の合計7回の産卵を確認しました。詳細情報は以下のとおりです。
①7/2 大分市大志生木海岸 産卵数127個
②7/8 佐伯市間越海岸 産卵数 114個
③7/9 国東市黒津崎海岸 産卵数 105個
④7/13 佐伯市元猿のうさかの浜 産卵数 116個
⑤7/22 国東市富来深江海岸 産卵数 149個
⑥7/29 佐伯市間越海岸 産卵数 135個
⑦7/31 津久見市高浜海岸 産卵数 66個
                        以上
※2013年上陸産卵集計(7月末時点) 
  上陸-19回  産卵-15回

(写真は7月31日早朝 高浜海岸で産卵したウミガメです。地元の方が帰海中のウミガメを見つけて撮影。)



蒲江、元猿のうさかの浜で今季2度目の産卵!

2013年06月22日 | 生物多様性
6月22日早朝、蒲江地区のウミガメ監視員からウミガメ上陸足跡ありの連絡を受け、早速産卵調査に急行しました。
場所は元猿海岸の裏手で山道を歩いて15分の所にある全長800m程のうさかの浜という海岸で毎年産卵がある砂浜です。

海岸に降りると約300mのところに足跡と穴掘り痕跡3か所を発見。8の字を書くように移動しながら穴掘り。3回目で産卵していました。


約30分程で産卵巣を発見。


移植のため卵を掘り出し卵数を確認。産卵数は124個で破損は3個でした。


今回の産卵巣には奇形卵が4個。このようなこぶ付きの奇形卵は珍しい!