ダムに流れ込む入水量が毎秒60,000㎥を超えてきており、出水量の毎秒34,000㎥を超過しているためダムに水が溜まっていきます。175mが計画高水位のため、まだ蓄水余地はありますが、今の水位上昇ペースだと、4日後には175mに到達します。(中国ビジネスチャンネル7/18より)
三峡ダム水力発電所は、70万kw発電機32台を設置し2,250万kwの発電が可能。最新の原子力発電所や大型火力発電所では16基分に相当し、世界最大の水力発電ダム。三峡ダム水力発電所の年間発生電力量は1,000億kwh、東京電力の一般家庭向け販売電力量はおよそ860億kwhの1.16倍に相当する。(Wikipediaより)
放水される下部流域では洪水が起こっているという。大自然相手に大変な構造物である。この三峡ダムの経済的効果は計り知れないほど大きいという。だからこそ、計画水位175mに迫る161mの水位が注目されるのである。難しい問題だが、ダムが大きいだけに経済効果も災害規模も空前の大きさになるのだ。自然に、地球にどう対処しなければならないかを考えさせられる深刻な問題である。