1824年はどんな時代かといったら、ペリーが浦賀へ来航した30年ほど前である。この茅葺の家を京北から美山に移築されたのが30年前という。オーナーは、一番の働き盛りの頃に大きな決断をされて、念願だった宿泊所の経営をスタートされたのである。古い民家へのこだわりと、西の鯖街道の中継地として栄えた風光明媚な場所にめぐり合い、築かれたのだという。