政府統計資料からの平均所得の引用である。Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ、Ⅳは無視して中央値(真ん中辺りの数値)を見ると、日本の退化した状況がまざまざと表れている。
平成7年の550から423に77%激減して、昭和60年まで後退している実態が表れている。国民の暮らしが一向によくならないのは当然だ。その中で増えたのは消費税や介護費用・健康保険料等々の負担である。消費が良くなる訳がない。ましてや円安とあっては、23%減った収入と20数%も下がった円(H7年84//$、H24年78円/$、H29年112円/$)のダブルパンチである。
実体経済は正直だ。国民の懐に入ってくるのは、平成4~10年の7割~5割なのである。景気が上がるはずがない。
良かったのは宮沢、細川内悪、羽田、村山、橋本内閣の頃までである。その後は小渕、森、小泉、アベ、福田、アソウと下るばかりである。