職員がお客様に電話をしていた。「明日の午後にお伺いいたします。よろしかったでしょうか」お客様に対してはこれくらい馬鹿丁寧に話すのが普通だろう。
だが、日本語となるとそうはいかない。
◆「お伺いいたします」には「お伺い」と「いたします」で、二重敬語になってしまうため、使用してはいけないのだ。
◆「お伺い」にはすでに謙譲語が含まれており、「いたします」も謙譲語であるため、これまた使用してはいけないのだ。
よって、「お伺いします」が正解である。一般的に「目上の方やお客様の元へ訪れる場合に使用される表現であるが、当然の如く「お伺いさせていただきます」 も✖である。
先ほどの電話は、「明日の午後にお伺いしますので、よろしくお願いします」となる。