大会組織委員会は25日、感染者の累計は132人となり、うち13人が選手と発表した。(読売)
日本の人口1億2548万人に換算すると、14万7千人ということになる。これを単純に1週間で割ると2万1千人となり、日本全国の感染者数は5千人ほどなので4倍ほど多いが、狭い空間で密になっていることからそれほど多い感染者とは言えないだろう。
史上最悪の商業主義に堕したオリンピックと言われるが、純粋に競い合う選手は大いに称えられるべき場である。表彰台での30秒マスク解禁などと言わず、もっと楽しめるような心配りをすべきだと想う。
選手の感染者数は数十人で収まるだろうが、感染した選手個人には真に気の毒である。東京五輪が失敗と呼ぶに余りある一番の問題は、この新型コロナのせいではない。復興五輪などと大嘘をついて真夏に招致したバッハと日本の関係者なのだ。アスリートには何の罪もないだけに、オリンピックを汚した当事者の罪は計り知れない。と同時に、予想通りの金メダルラッシュに沸く日本が、心から喜べないのも事実である。