円安の影響で、海外の工場製品の生産や輸送のコストが上昇し、「アイリスオーヤマ」は、生産を国内の工場に移すことを決めた。(宮城 NEWS WEB)
中国は、日本の賃金の十分の一から二くらいだという先入観があるため、記事を読んでもピンとこなかった。この事実から推測されるのは、中国と日本の賃金が殆ど変わらないような水準にあるということだ。恐らくは1~2割ほど安いだけかもしれない。中国が高度成長に伴って賃金上昇があった半面、日本の方は賃金の上昇はおろか下がったのが原因である。
10数年前、中国の友人に招待されて訪中した当時、月収を訊かれたので答えると年収と間違えられたくらいだった。それほどの差があったのが今や同格になった。上海など大都市は日本よりはるかに高給だという。民主党政権から自民党政権に移って今に至る期間である。日本の有権者はもう少し賢くならないと、あっという間に抜き去られてもっと引き離されてしまうに違いない。