冬至過ぎ、夕やみ迫る駐車場で静かに別れの時を待つ愛車
１１年と２カ月余り、何一つトラブルもなく（バッテリー交換を除く）元気で活躍してくれた。今でもこの車種は街中を元気に走っている。次の次くらいまでの車検も大丈夫そうに思えた。だが、次の車にどうしても乗りたくなってしまった。走行距離は９８，０００ｋｍを超える。地球２周を遥かに上回る距離だ。
後１０年乗れる確信は持てなかった。バッテリーが途中でギブアップしそうだ。丁寧に乗ったので足回りは大丈夫だろう。ランプ類も何一つ切れなかったが、これからはそうはいくまい。それに、高齢者事故の報道を見るにつけ、安全な車への願望は抑えがたかった。
それに何と言っても、退職して乗ろうと決めていた車があったので、それだけは実行に移したかった。明後日にはその車がやって来る。
