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G7広島資料館の芳名録メッセージにみる品格


スナク首相
原爆の閃光に照らされ、言葉は通じない。広島と長崎の人々の恐怖と苦しみは、どんな言葉を用いても言い表すことはできない。私たちが心と魂を込めて言えることは、繰り返さないということ。
トルドー首相
犠牲になった命、被爆者の声にならない悲嘆、人々の計り知れない苦悩に、カナダは厳粛なる弔意と敬意を表す。貴方の体験は我々の心に永遠に刻まれる。
シュルツ首相
この場所は想像を絶する苦しみを思い起こさせる。この上なく強い決意で平和と自由を守っていく約束を新たにする。核の戦争は決して再び繰り返されてはならない。
マクロン大統領
感情と共感の念をもって犠牲者を追悼する責務に貢献し、平和のために行動することだけが私たちに課せられた使命
メローニ首相
立ち止まり祈りを捧げましょう。闇が凌駕するものは何もないことを覚えておきましょう。過去を思い起こして、希望に満ちた未来を共に描きましょう。
バイデン大統領
資料館で語られる物語が、平和な未来を築く義務を思い出させ、世界から核兵器を永久になくせる日に向けて進みましょう。信念を貫きましょう。
岸田首相
歴史に残るG7サミットの機会に議長として各国首脳と共に「核兵器のない世界」をめざすためにここに集う      (朝日5/21参照)

G7各国首脳が広島平和記念資料館を訪れた際の芳名録に記帳された内容を見ると、首脳たちの品格に思いを馳せることができる。印象深いのはイギリスのスナク首相やカナダのトルドー首相である。また、フランスのマクロン大統領やドイツのシュルツ首相の言葉には強い決意や政治家としての信条が読み取れる。残念ながら、議長国であり被爆国の首相としての記帳内容に、心の響きは微塵も無い。各国首脳との落差はどこから来るのだろうか。他人事のような言葉の羅列に落胆してしまう。
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