♦4月5日 日和佐港5：45出港～室戸岬港13：20着岸 45.3㍄（84ｋｍ）
日和佐でフランス人夫妻には会えなかったが、映画俳優みたいな御子息には会えたので良しとする。
出港では、狭い所に横付けしたので出るとき難儀した。風の音がヒューヒューと聞こえていて上手く離岸できるか心配したが、岸壁を足で思い切り蹴ったらすんなり離岸できた。
一時間で牟岐大島を通過した。速度も６ノット強で、波は1～1.5m、風はMAX6m。外海はこんなものだ。
先ほどよりは波も穏やかになってきたようだ。次の漁港は予約しているので安心である。
徐々に波が高くなり、2mは優に越えてきた。心配なのは、室戸岬近くで深さが2.2mの表示が出たこと。オーパイをやめてティーラーを持って深度計を注意深く見ていると、なんと1.9mを表示したのだ。座礁でもしたらヨットは木っ端微塵である。知人のヨットマンは、サイパンから沖縄に入る寸前で座礁し、ヨットは数日で跡形も無くなったと聞いていた。このデゲロが1.1mとはいえ、緊張しまくったことは言うまでもない。（原因：搭載の深度計は７０ｍ超えたら、超えた分の表示になる）
岬を回った所で風速6mになった。そして、空きが一杯の堤防に、これは簡単だとたかをくくっていたら、風が陸風で何度も失敗する。岸壁も相当傷んでいて今までで一番難しい係留だった。 
