風力計を取り付けるために、手製の縄橋子を使って登ったものの、足はがくがくで肝心の取り付け作業に時間がかかっていると、猛烈なスピードで近くの漁港に帰ってくる漁船に気づいた。このままではマストが左右に4~5mほど揺れる。必死でスピードを落としてくれー!と手を振ると、船長が気付いてくれたようで、直前でスピードダウンしてくれた。それでもマストのてっぺんでは2mほど揺れる。生きた心地がしない高所作業なのだ。