宮古島沖で昨年４月に起きた陸上自衛隊のヘリコプター墜落の原因が判明したという。エンジン２基の１基が故障し、そのエンジンを停止してもう１基で飛行するはずが、誤って正常なもう１基を停止してしまったという疑惑が浮上したようだ。だが、それ以上の詮索は中止するという。小生もそれをどうのこうのと言いたくはない。問題は別のところにあるのだと思う。おそらくは、南方で働く自衛隊員は戦時下のような心境ではないだろうか。
日常何でもないことが、臨戦態勢のような環境で通常の対応ができなかったのである。このことを深く受け止めて、自衛隊員の統制にしっかりした指針を出して、事故のないように願うばかりだ。そんな厳しい状況下で、軽薄にも集団で神社詣でなどをするような、権威主義国家の兵隊のようなとんでもない事件も起きた。もっと自分の頭でしっかりと考えられないのかと思うばかりだ。自民党の裏金疑惑の真っ最中、あの2.26事件のような無謀な事件を連想してしまうような、そんな怪しい不穏な空気を心配する年配者は多いのではないだろうか。そのためにも、疑惑の議員は潔く出処進退を明確に国民に示すべきだと思う。
