前回と同じような低落傾向だと
2022年の参議院選挙投票率43.54%
18歳は23.45%で、19歳は18・60%
ここまでは下がらないだろうが、18歳と19歳は投票率が上がることはない。それにしても、なぜ選挙権を下げたのか不思議でならない。大学進学率が54.9%にも達している中では暴挙というべきだろう。社会人にもなっていない人間が半分以上なのだ。昔はクラスで数人が進学していた時代だったので、20歳の大学生だったらオマケで投票権を与えてもいい感じだったし、周りが社会人ばかりなのでそれなりに自覚もあったように思う。
裁判員制度だって18歳にも適用されるようになった。現場を知らない書生が勝手気ままにやっているように思えて仕方がない。せめて16歳から社会人になった人間なら有資格だと思えるが、受験勉強一直線で社会勉強も新聞を読むのもままならない高校生に務まるわけがない。
その結果が下記の選挙に如実に表れている。
2019年の参議院選挙投票率48.80%
18歳は34.68%で、19.歳は28・05%
2016年の参議院選挙投票率54.70%
18歳は51.28%で、19歳は42.30%
結論1.18歳からの選挙権は早晩止めるべきである。
結論2.選挙が面白くないからである。
その最大の要因は選挙報道の在り方である。プロ野球のスカウトだってもっと何年にも亘って多面的に且つ掘り下げて調査するのに、あまりにお粗末である。議員一人にかかる経費たるや億に近い世界である。最低でも1年ほどの調査期間がないとダメだろう。あらゆる方面から議員候補を調べて報道していくことで、有権者も俄然面白くなるわけだ。
結論3.投票率が半分を割ったら再選挙すべきだと最高裁が行政の尻を叩かないといけない。何しろ、半分の票で当選なら、格差2倍は違憲というのと五十歩百歩だからである。