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日本経済が好景気というカラクリは、震災に投下された数十兆円の恩恵?

 

ブラックベリーに花一輪

早稲田の教授が書いていた。

国民経済計算によると、日本は、一人当たり975万円の資本を持っている。

東北大震災で、住宅に住めないような被害に遭われた方は、50万人ほどらしい。
そこから導かれる答えは、被害総額は4.9兆円である。
原田教授は少し多めの6兆円とした。

19年度までの復興関連予算は総額35兆円を超える見通し(河北新報)
その差は、29兆円???

一方、福島原発事故の賠償金7.7兆円、廃炉・汚染水処理費用8兆円、
除染費用4兆円、中間貯蔵施設1.6兆円等で、合計21.5兆円(Business Journal
各地で行われている再稼働のための安全対策費4.4兆円(朝日デジタル)
足すと、約26兆円
これに35兆円に含まれる除染費用と中間貯蔵施設費用を除くと、29.4兆円
だから、26+29.4=55.4兆円となる。

震災復興や東京五輪に向け好調な建設業、物流が盛り返した運輸業がけん引
している。(東京商工リサーチ)

今の政権が「好景気」と豪語する実態は、国の税収に匹敵する55兆円もの
巨額の投資によると考えるべきだろう。
ということは、復興期間2011~2020、オリンピック2020から推察して、
オリンピックの次の年、2021年度から下降線を描くのではないだろうか。
次の政権は、巨額の国の借金と不景気のダブルパンチが飛んでくるかもし
れない。大阪万博やカジノでは「焼け石に水」とならないよう、今の無駄
遣い政権を路線変更させるのが喫緊の課題だろう。

 


 

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