何とも粋なホテルを京都駅八条口に見つけた。あくまで個人的な感想だが、京都で一番カッコイイ外観ではないだろうか。高級なホテルはいくつかあるけれど、如何せん箱型のなんとも不細工なホテルばっかりである。中は豪華で宿泊料も高いが、建物のセンスがまったく感じられない。よくぞ古都京都に建てたなーというホテルばかりの中で、これぞ日本の京都のホテルという気がする。
「名前から教会に関係あるかなーと調べたら、「ホテルセントノーム京都の「CENTNOVUM」はラテン語で「中心、中央」の意のCENT と「新しい、斬新な」という意のNOVUMを組み合わせた造語。京都を表す「千年の都=千都」のニュアンスも込められています」とホテルの人が電話越しに話してくれたが、ネットでも同じ内容だった。設計者も尋ねたが即答できかねるらしかった。
パンフレットをもらいに受付まで入ったが、ちょっとした高低差があってとても上質な雰囲気が醸し出されていた。外国のホテルにはこのような造りがあるのだろうか?京都で一、ニを争うホテルにも入ったことがあるが、シンプルな豪華さは際立っていたがとてもくつろげる雰囲気には遠い気がした。平面すぎて落ち着かないのである。これだけの設計をする人は日本にもそうはいないと思うけれど、京の段階でまだ設計者がわからない。
余談だが、京都のホテルは東山の麓に建てられたのが始まりらしい。そこから祇園界隈の眺めを楽しんだとも言われている。その名残がウェスティン都ホテル京都にあるように思われる。また、迎賓館を思わせる造りのアピカルイン京都も知る人ぞ知る秀逸のホテルとして記しておかない訳にはいかない。
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