水島KENのノンフィクション

オイラの生活で起こった何て事のない日常をこっそり暴露
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本 「表現の自由」の守り方 を読んでみた

2016年06月18日 21時47分22秒 | Weblog
参議議員 山田太郎議員が書いた本

「表現の自由」の守り方

GW中に読んで

また最近読み返してみた

「表現の自由」の守り方・Amazon
「表現の自由」の守り方・楽天ブックス

冒頭の小説はフィクションなんだけど

冗談には思えない

「図書館戦争」の「メディア良化法」とか

「下ネタという概念が存在しない退屈な世界」の「公序良俗健全育成法」など

一歩間違えればあり得る話

本編は全部で6章からなっていて

「児度ポルノ禁止法」や「TPPと著作権非親告罪化」

「国連からのふたつの外圧」「有害図書と軽減税率」

「通信の秘密」「青少年健全育成基本法と表現規制の今後」

あと漫画家の赤松健さんとの対談で締められる

政治に興味の全くなく

読むのが遅いオイラにも

凄くわかりやすくさらっと読め

結構裏側の話も多くて面白い


「児童ポルノ禁止法」(児ポ法)の章で

ってまず児ポ法ってなんぞやって話なんだけど

実在の児童の権利の擁護すための法律

具体的には児童買春禁止、児童ポルノ行為の禁止

のはずなんだけど

実際は漫画・アニメ・ゲーム等を規制しようという

なんとも入口と出口の違ったもの

児童の保護は絶対に必要だとは思うんだけど

それで漫画・アニメ・ゲーム等の規制とは話が違う

「見たくないもの(嫌いなもの)は規制する」

と言う風潮にはどうしても賛同できない

でこの山田議員

「相手を論破することではなく、自分の勝ち取りたいものを勝ち取るための戦略」

ということに注力している点が好感が持てる

因みにオタクに人気のある「ローゼン閣下」こと麻生太郎氏は規制派だからね

つづいて「TPPと著作権非親告罪化」

この問題で山田議員を知ったんだけど

正直この問題を知ったときは

メチャクチャ焦ったと言うか

やばいなぁと思った

「著作権の非親告罪化」ってわかりやすく言うと

権利を持っている原作者やアニメで言うところの「製作委員会」などが

訴えなくても警察が取っ捕まえられる法律

真っ先に思い浮かべたのが同人誌

権利者が黙認していて成り立っていた同人誌

非親告罪化されたら権利者の意向は関係なく

警察が動き捕まえる

そー考えるとコスプレなんかはほぼNG

あと一番気がかりだったのは

「サークル同士の差し合い」

気に入らないサークルがあったら

警察に訴えて相手サークルをぶっ潰す

あと「著作権トロール」などあまりにも

悪影響が大きすぎる

最終的には紆余曲折あって

海賊版、著作物をそのままコピーして売る行為以外は今まで通り親告罪

と言うことになり

コミケを含め同人誌・コスプレは守られる形になった

という経緯が詳しく書いてある


それ以外にもいろいろ言いたいことは

いろいろあるんだけど

もっと長くなるのでやめ

この本本当にわかりやすくて

お勧めッス


よく山田議員が言う言葉に
「人権はグローバル、文化はローカル」

この言葉はわかりやすくて個人的に好き



そんなこんなでオイラはこれからも

表現の自由を守ってくれる

山田太郎議員を応援・支持するよ