ガイドブックでも情報は得ましたが、現地を訪れてからいろいろ感じたことがありましたので、世界遺産の屋久島・縄文杉を訪ねたいと思う方は参考にされたらいいかなと思います。
●現地2日以上の余裕は持ってほしいこと。
私はラッキーにも天候に恵まれましたが、私の場合、3泊4日。到着日と出発日は除いて2日。到着日、昼過ぎにレンタカーを駆り出した際、ポツポツと雨が。スタッフがいうには今日は午後から雨模様。明日山に登るなら白谷雲水峡よりも縄文杉。白谷雲水峡は雨で沢が増水すると上に上がれないと聞きました。
屋久島は1カ月に35日雨が降るというほど、降雨量の多い島です。
午後からは、レンタカーで島内1周の観光を計画していたのですが、どんどん風雨が強くなり、大川の滝まで行って引っ返してきました。 当初、白谷雲水峡とふんでたのですが、急きょ変更。
天候により大きく左右されます。
●まず、1日を費やしての登山だということ。
縄文杉が位置する場所は標高1300m。荒川登山口から約11kmの道程です。
朝3時半に起床し、4時半に弁当をもらってレンタカーで屋久杉自然館に向かいます。ここから上はマイカーで上がれません。観光案内所で買ったシャトルバス乗車券でここから荒川登山口(標高600m)まで上がります。
登山口で朝食、トイレ、準備運動を済ませて出発したのが6時半。帰着したのが4時40分ですから、長い道程です。結局、ホテルへたどり着いたのが午後6時前でした。
●時期をみて
屋久島は日本列島の縮図と言えます。
下は亜熱帯植物が咲き乱れ、上は森林限界の地。高山植物の世界です。
花崗岩で島のほとんどが覆われていて、マグマが押し出しているため、九州一高いの宮之浦岳をはじめ、高山が連なる島です。南海に位置する離島のため、湿った気流がぶつかり、大量の雨を降らす島です。
ですから一番の登山時期は梅雨のあけた7~8月が一番いいそうです。
私の入った26日はまだゴールデンウィークの前ということもあってガイドさんの話によると当日の入山は60人余りじゃないかといっておられました。これがGWの5/3~5は1日に1200余りが入山するそうです。
定期運航の屋久杉自然館からの登山口までのシャトルバスも臨時で何台も連なるということです。
こうなると登山道は長蛇の列になります。
約半分の行程、大株歩道入り口からの登山道ではところどころに後ろの登山客に先に行ってもらうためのシェルターのテラスが何か所も設置されていました。ピーク期にしか行けない方はこんなところも覚悟しなければなりません。
●登山道までのアクセスは
登山道までは早朝から屋久杉自然館までの路線バスも運行されていますが、宿泊場所からのアクセスも考えないといけません。私は初日からレンタカーを借り出しました。実際、少人数で行動する方はレンタカーの利用が多いようです。交通量の少ない屋久島でも島内観光もふくめ、レンタカーの「わ」ナンバーの軽やコンパクトカーが走り回ってました。いくら交通量が少ないといっても、屋久島では速度制限は40kmと50km。
気分よく走っててパトカーにスピード違反で捕まってる車もみかけしました。
また、登山道では屋久シカをみかけました。3m先でも彼らは逃げもしません。実際屋久シカは2万頭もいるといいます。屋久島の人口と同じくらい。県道でも横切るそうですので注意が必要。
で、実際の
【縄文杉への行程】
5:45 荒川登山口に着く
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登山口休憩所で朝のお弁当をいただく
6:30 トイレと準備運動を済ませて出発
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大株歩道にたどるトロッコ道
ガスの中、ところどころ通る橋
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こんなトンネルもくぐります
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トロッコ道のそばにあった大きな杉
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トロッコ道の最終点から大株歩道入口にとりつきます。
ここには立派なトイレがあります。ここでしっかり、用をすませて。
ここからは勾配の急な登山道。急な花崗岩の登山道以外は杉板の階段が整備されています。
でもこの山道。雨だったら六甲山と同じように沢のようになってスパッツをつけててもたいへんでしょうね。
いわゆる巨木の森の世界がひろがります。
なんという大きさ。倒木が苔むし、切株の上に種子が植生して大きな杉が。何千年という自然の営みを目の当たりにします。まるで別世界に入った感じ。
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翁杉(倒木)の上に上がるとウィルソン株。
この大きさは他を圧倒してます。
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株の下の空洞から愛らしいハートマーク。
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その上部に自然観察路という縄文杉へのうかい路があって、前夜居酒屋で縄文杉に詳しいスタッフから手で触れられる巨木があるときき、そちらをえらんだ。
赤いリボンを頼りに何度か道を迷いかけながら、上がるとその巨木はあった。
しっかし大きい。私以外に誰も登ってくるものはいない。時々聞こえる鳥のさえずり以外何も聞こえない静寂の世界。何千年も生きてきた巨木との対面。
畏敬の念をこめて「ようがんばってるな」と杉の肌をなぜた。
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う回路から登山道に合流するとずっと先に追い越したガイド同行のツアーが先に行ってた。
ようやく縄文杉。
11:25 縄文杉を眺めるテラスに立つ。やはり、永年生き抜いてきた杉ですからその大きさもさることながら、その生命力にも圧倒的な迫力をもって迫ってきます。
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約1時間、縄文杉の上部にある休憩所近くでお昼を取り、ゆっくりして降りてきました。大株歩道ではガスも切れ晴れ間が広がっていましたが上方ではすごい風でした。
あとはもくもくと登山道を下りるだけ。登山客もすくないのでところどころで休憩する方とあいさつを交わす程度。
大株歩道入り口からは延々続くトロッコ道。
枕木が平均して並べられてないために、歩きづらい道を帰ってきました。
ようやく登山口まで辿りづいた時、前後した二人連れとおもわず握手しました。
私は速かったのでしょうか?夕方5時の2便には3グループ9人でした。
●現地2日以上の余裕は持ってほしいこと。
私はラッキーにも天候に恵まれましたが、私の場合、3泊4日。到着日と出発日は除いて2日。到着日、昼過ぎにレンタカーを駆り出した際、ポツポツと雨が。スタッフがいうには今日は午後から雨模様。明日山に登るなら白谷雲水峡よりも縄文杉。白谷雲水峡は雨で沢が増水すると上に上がれないと聞きました。
屋久島は1カ月に35日雨が降るというほど、降雨量の多い島です。
午後からは、レンタカーで島内1周の観光を計画していたのですが、どんどん風雨が強くなり、大川の滝まで行って引っ返してきました。 当初、白谷雲水峡とふんでたのですが、急きょ変更。
天候により大きく左右されます。
●まず、1日を費やしての登山だということ。
縄文杉が位置する場所は標高1300m。荒川登山口から約11kmの道程です。
朝3時半に起床し、4時半に弁当をもらってレンタカーで屋久杉自然館に向かいます。ここから上はマイカーで上がれません。観光案内所で買ったシャトルバス乗車券でここから荒川登山口(標高600m)まで上がります。
登山口で朝食、トイレ、準備運動を済ませて出発したのが6時半。帰着したのが4時40分ですから、長い道程です。結局、ホテルへたどり着いたのが午後6時前でした。
●時期をみて
屋久島は日本列島の縮図と言えます。
下は亜熱帯植物が咲き乱れ、上は森林限界の地。高山植物の世界です。
花崗岩で島のほとんどが覆われていて、マグマが押し出しているため、九州一高いの宮之浦岳をはじめ、高山が連なる島です。南海に位置する離島のため、湿った気流がぶつかり、大量の雨を降らす島です。
ですから一番の登山時期は梅雨のあけた7~8月が一番いいそうです。
私の入った26日はまだゴールデンウィークの前ということもあってガイドさんの話によると当日の入山は60人余りじゃないかといっておられました。これがGWの5/3~5は1日に1200余りが入山するそうです。
定期運航の屋久杉自然館からの登山口までのシャトルバスも臨時で何台も連なるということです。
こうなると登山道は長蛇の列になります。
約半分の行程、大株歩道入り口からの登山道ではところどころに後ろの登山客に先に行ってもらうためのシェルターのテラスが何か所も設置されていました。ピーク期にしか行けない方はこんなところも覚悟しなければなりません。
●登山道までのアクセスは
登山道までは早朝から屋久杉自然館までの路線バスも運行されていますが、宿泊場所からのアクセスも考えないといけません。私は初日からレンタカーを借り出しました。実際、少人数で行動する方はレンタカーの利用が多いようです。交通量の少ない屋久島でも島内観光もふくめ、レンタカーの「わ」ナンバーの軽やコンパクトカーが走り回ってました。いくら交通量が少ないといっても、屋久島では速度制限は40kmと50km。
気分よく走っててパトカーにスピード違反で捕まってる車もみかけしました。
また、登山道では屋久シカをみかけました。3m先でも彼らは逃げもしません。実際屋久シカは2万頭もいるといいます。屋久島の人口と同じくらい。県道でも横切るそうですので注意が必要。
で、実際の
【縄文杉への行程】
5:45 荒川登山口に着く
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登山口休憩所で朝のお弁当をいただく
6:30 トイレと準備運動を済ませて出発
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大株歩道にたどるトロッコ道
ガスの中、ところどころ通る橋
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こんなトンネルもくぐります
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トロッコ道のそばにあった大きな杉
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トロッコ道の最終点から大株歩道入口にとりつきます。
ここには立派なトイレがあります。ここでしっかり、用をすませて。
ここからは勾配の急な登山道。急な花崗岩の登山道以外は杉板の階段が整備されています。
でもこの山道。雨だったら六甲山と同じように沢のようになってスパッツをつけててもたいへんでしょうね。
いわゆる巨木の森の世界がひろがります。
なんという大きさ。倒木が苔むし、切株の上に種子が植生して大きな杉が。何千年という自然の営みを目の当たりにします。まるで別世界に入った感じ。
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翁杉(倒木)の上に上がるとウィルソン株。
この大きさは他を圧倒してます。
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株の下の空洞から愛らしいハートマーク。
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その上部に自然観察路という縄文杉へのうかい路があって、前夜居酒屋で縄文杉に詳しいスタッフから手で触れられる巨木があるときき、そちらをえらんだ。
赤いリボンを頼りに何度か道を迷いかけながら、上がるとその巨木はあった。
しっかし大きい。私以外に誰も登ってくるものはいない。時々聞こえる鳥のさえずり以外何も聞こえない静寂の世界。何千年も生きてきた巨木との対面。
畏敬の念をこめて「ようがんばってるな」と杉の肌をなぜた。
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う回路から登山道に合流するとずっと先に追い越したガイド同行のツアーが先に行ってた。
ようやく縄文杉。
11:25 縄文杉を眺めるテラスに立つ。やはり、永年生き抜いてきた杉ですからその大きさもさることながら、その生命力にも圧倒的な迫力をもって迫ってきます。
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約1時間、縄文杉の上部にある休憩所近くでお昼を取り、ゆっくりして降りてきました。大株歩道ではガスも切れ晴れ間が広がっていましたが上方ではすごい風でした。
あとはもくもくと登山道を下りるだけ。登山客もすくないのでところどころで休憩する方とあいさつを交わす程度。
大株歩道入り口からは延々続くトロッコ道。
枕木が平均して並べられてないために、歩きづらい道を帰ってきました。
ようやく登山口まで辿りづいた時、前後した二人連れとおもわず握手しました。
私は速かったのでしょうか?夕方5時の2便には3グループ9人でした。
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