ヒゲGの田舎暮らし日記「自遊空間」

第2の新世界に飛び出したオヤジがくりひろげる苦悩と笑い、喜び、ボヤキをお届けします。(編集長のひとりごとver.2)

屋久島・白谷雲水峡を往く

2012-04-30 10:43:06 | 旅行
縄文杉登山のの翌日は「白谷雲水峡をたずねました。

といっても、ここは普通の観光散策ではないです。白谷台から入ればすぐ登山道。
普通、鹿児島からフェリーで着て宮之浦から朝8時頃から上がるバスが運行されていますが、その雑踏を避けるために7時に取りつきました。
まず、目につくのが飛龍落としの滝。ちょっとあがるとここからは本格的な登山道。

屋久島へ到着時、空港でレンタカーを借り出しした際、雨が降ると沢が増水して渡れませんからと急きょ翌日の予定を白谷から縄文杉に変更しました。投薬日は午後からすごい雨でしたから、翌日の白谷に行っても途中で断念することになり、レンタカースタッフは正解でした。

さつきつり橋から三代杉や奉行杉などを見る原生林歩道を深く分け入ります。
前に上がった登山客は見えず。私一人。

ようやく日差しがさしてきた森の中を太古の自然とたいじします。





今日は雲一つない快晴。
1カ月に35日雨が降るという屋久島では珍しい天気なんでしょうか!?
森の静けさ。鳥の声。沢のせせらぎ。他には何も聞こえず、至福の時間があります。
前後の登山客の声もなく、ちょっと違った空間を楽しめます。



途中こんな杉を見かけました。



なんか狛犬のように根をはりめぐらせていて、腰の部分からしっかり大きな杉がまっすぐに伸びています。
かつて障害物があって根がまたぎ、それがなくなって、こんな形になったんでしょう。
私はこの名もない杉を狛犬の杉と名付けました。
他にも、このルートでは三代杉やくぐり杉、奉行杉などが見られます。



時々、この原生林歩道も一人歩きですと道を迷いかけます。
そんな時は周りを見渡して赤いリボンが目印となります。他には苔むした石が人の通った跡ですりきれているとか木の根がすり減っているとかで判断します。

杉板をしいたこんな道もありますからすごく楽しいです。



何回か沢をと渡渉します。



苔むした岩がなんともやさしいです。
この緑の世界は格別です。

ようやく白谷小屋にたどり着きますと、何グループかが休憩しています。私と同じで早朝から山に入ったhとたち。楠川歩道を上がって短縮してきたグループがほとんどでした。
上部はもののけの森といわれた苔むす森。そこを登って辻峠から太鼓岩へ。



太鼓岩では屋久島の峰々がパノラマで広がっていました。
真ん前に九州最高峰の宮之浦岳をはじめ屋久島の峰々が眺められます。眼下には昨日歩いた荒川も見られました。



太鼓岩からの眺め

岩の上でちょっと早い昼食。ここでゆっくり休憩をとりました。朝からSOYJOYしか食べてませんもんね。
隣で休憩をとってた東京の山ガールはこれから楠川別れまで出て縄文杉の上の高松小屋に泊まり、明日は宮之浦岳を登頂すると言ってられました。宮之浦岳登山はこんなルーットも考えられます。

この風景を見られるということは日ごろの行いがいいんでしょうか?
雨の多い屋久島。こんな風景はめったに見られないと隣り合せたガイドさんもいってました。

下山途中の苔むす森。





今日は日差しが良くってちょっとその雰囲気がなじめず。
ここは曇った日の方がよほどいいですね。

白谷小屋から楠川歩道で降りてくる。
途中、苔からしずくがしたたり落ちている。
これが沢に注ぎ豊かな水源になるんですね。



何千年もの自然にはぐくまれたひとときを味会う世界でした。









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