先日の916dayで壊れたスパイダーのパワーウィンドウ。。。
症状は全開まで窓を下げた状態から閉めようとするとガタガタ言うばかりで閉まらない。。

モーターは回ってるので、ギヤが空回りしているような感じ。
S野さんに聞いたらASSY交換で5万円~とのこと。。
916では良くある症状とのことなので
中古で安く直してもきっとすぐ壊れそう。
自分で治せないか、ちょっと試してみます。
もし駄目なら諦めて新品に交換です。
まずはドアの内張りを外します。

ドアの前側は内6角(3mm)3箇所
ドアノブの中とスピーカー、ドアポケットの前後と下側内6角(4mm) 7箇所
パワーウィンドウSW内内6角(5mm)1箇所

スピーカーぼろい。。けど見なかったことにします。
ドアノブのワイヤーとスピーカとカーテシランプの配線を抜きます
ちょっと持ち上げながら手前に引っ張ると内張りが外れます。

中に黒いシートが張ってあるのでこれも破かないように慎重に剥がします

これって工場での剥がし残しでは。。

さすがイタリアン!
とりあえず全貌が見えました

結線して窓を全開に。

閉めようとするとギヤがガタガタ言って閉まりません。
ちょっと手でアシストするとギヤが噛み合ってうい~んと閉まります。
眺めてても原因が分からないので、とりあえずレギュレータを外します。


窓との固定は二箇所。ドアとレギュレータの固定は6箇所で止まってます。
窓を外す時はマーキングしておいた方が良いです。(今回は忘れました)
外れたレギュレータ

今時のワイヤー式では無いので、あんまり壊れる気がしませんが。。
外した状態で結線して動かしてみると、今度は途中でも空回り。。


ピニオンもギヤも特に欠けてる様子はありません。
その代わりピニオンとギヤが離れてしまって、かみ合いがユルユルになってます。

写真では分からりにくいですが、そのせいでギヤが空回りしてるんだと思います。
なぜかピニオンとギヤが離れてるのか、色々見てたら原因判明!
ここ!

寄りすぎて分かりにくいですが、アームの軸受けの部分です。
ここがグラグラになってるので、ギヤの反力に耐えられずに動いてしまって結果空周りしてます。
これ良く見るとアルミをかしめて固定してますが、かしめが緩くなってグラグラになってます。

とりあえず駄目もとでかしめ部分をソケットで叩いてみる

。。。
。
かしめ部分が割れました。
アルミなので当然か。
っていうかアルミをかしめて固定する思想自体間違ってる気が。。
しかもこんなに反力が入る部分に。
じん性の高いスチールならまだ分かりますが。
なので開き直って分解しちゃいます!

かしめなんて軟派な方法はやめてがっちりボルト固定にします!
これが軸受け

なんかピロボール状に見えますが、
かしめが外れた状態で使ってた為に、丸く変形してしまっただけです。
痛々しいですね。
アームと接触する面も変形してしまっていて、
まともに噛みあわないので形状を修正します。
変形した軸受けと爪の部分を整えるのにリューターで削っていきます。

ちょっとは直ったか

アームに当ててみると。。

まだまだ隙間が空いてます。。
ボルト固定するので、座面がきちんと出てないと直ぐに緩んじゃいます。
なので再び削る。。。

何度か繰り返していい感じになりました。

今度はM6のタップを立ててねじを切ります。

出来ました

アームからはみ出してる余分な爪の部分も削り落としてます。
これにワッシャーをかましてM6ネジで固定します

軸受けのグラグラ感は解消!
ビシッと固定されてます!
軸受けの反対側のコイルバネを嵌めて

モーターを結線して動作チェック!

うい~ん

空回りしないでばっちり動きます!!
意地悪してみてもギヤは外れません。
全開側はギヤが無い部分がストッパになってますが、
軸受けがしっかりしたのでそこでビシッと止まります。

ここで止まる時の反力は結構大きいので、それで軸受けが磨耗したんだと思います。
ちなみに全開側のストッパはギヤには無く、窓のレールについています。
レギュレータを窓に戻して動作チェック


うぃ~んと滑らかに動作します!
以前は閉まる途中でガタッっと言ってたのも解消してます!
きっと軸受けが磨耗してギヤが外れてたんだと思います。
ウィンドウが動いてる途中でガタっと言ってる車は皆同様の症状かもしれません。
内張りを戻して完成!

ボルトでしっかり固定し直したので、当面はこのままで大丈夫でしょう!
結構時間掛かりましたが直って良かった!!
症状は全開まで窓を下げた状態から閉めようとするとガタガタ言うばかりで閉まらない。。

モーターは回ってるので、ギヤが空回りしているような感じ。
S野さんに聞いたらASSY交換で5万円~とのこと。。
916では良くある症状とのことなので
中古で安く直してもきっとすぐ壊れそう。
自分で治せないか、ちょっと試してみます。
もし駄目なら諦めて新品に交換です。
まずはドアの内張りを外します。

ドアの前側は内6角(3mm)3箇所
ドアノブの中とスピーカー、ドアポケットの前後と下側内6角(4mm) 7箇所
パワーウィンドウSW内内6角(5mm)1箇所

スピーカーぼろい。。けど見なかったことにします。
ドアノブのワイヤーとスピーカとカーテシランプの配線を抜きます
ちょっと持ち上げながら手前に引っ張ると内張りが外れます。

中に黒いシートが張ってあるのでこれも破かないように慎重に剥がします


これって工場での剥がし残しでは。。

さすがイタリアン!
とりあえず全貌が見えました

結線して窓を全開に。

閉めようとするとギヤがガタガタ言って閉まりません。
ちょっと手でアシストするとギヤが噛み合ってうい~んと閉まります。
眺めてても原因が分からないので、とりあえずレギュレータを外します。



窓との固定は二箇所。ドアとレギュレータの固定は6箇所で止まってます。
窓を外す時はマーキングしておいた方が良いです。(今回は忘れました)
外れたレギュレータ

今時のワイヤー式では無いので、あんまり壊れる気がしませんが。。
外した状態で結線して動かしてみると、今度は途中でも空回り。。



ピニオンもギヤも特に欠けてる様子はありません。
その代わりピニオンとギヤが離れてしまって、かみ合いがユルユルになってます。

写真では分からりにくいですが、そのせいでギヤが空回りしてるんだと思います。
なぜかピニオンとギヤが離れてるのか、色々見てたら原因判明!
ここ!

寄りすぎて分かりにくいですが、アームの軸受けの部分です。
ここがグラグラになってるので、ギヤの反力に耐えられずに動いてしまって結果空周りしてます。
これ良く見るとアルミをかしめて固定してますが、かしめが緩くなってグラグラになってます。

とりあえず駄目もとでかしめ部分をソケットで叩いてみる

。。。
。
かしめ部分が割れました。
アルミなので当然か。
っていうかアルミをかしめて固定する思想自体間違ってる気が。。
しかもこんなに反力が入る部分に。
じん性の高いスチールならまだ分かりますが。
なので開き直って分解しちゃいます!

かしめなんて軟派な方法はやめてがっちりボルト固定にします!
これが軸受け

なんかピロボール状に見えますが、
かしめが外れた状態で使ってた為に、丸く変形してしまっただけです。
痛々しいですね。
アームと接触する面も変形してしまっていて、
まともに噛みあわないので形状を修正します。
変形した軸受けと爪の部分を整えるのにリューターで削っていきます。


ちょっとは直ったか

アームに当ててみると。。

まだまだ隙間が空いてます。。
ボルト固定するので、座面がきちんと出てないと直ぐに緩んじゃいます。
なので再び削る。。。

何度か繰り返していい感じになりました。

今度はM6のタップを立ててねじを切ります。


出来ました


アームからはみ出してる余分な爪の部分も削り落としてます。
これにワッシャーをかましてM6ネジで固定します

軸受けのグラグラ感は解消!
ビシッと固定されてます!
軸受けの反対側のコイルバネを嵌めて

モーターを結線して動作チェック!

うい~ん


空回りしないでばっちり動きます!!
意地悪してみてもギヤは外れません。
全開側はギヤが無い部分がストッパになってますが、
軸受けがしっかりしたのでそこでビシッと止まります。


ここで止まる時の反力は結構大きいので、それで軸受けが磨耗したんだと思います。
ちなみに全開側のストッパはギヤには無く、窓のレールについています。
レギュレータを窓に戻して動作チェック




うぃ~んと滑らかに動作します!
以前は閉まる途中でガタッっと言ってたのも解消してます!
きっと軸受けが磨耗してギヤが外れてたんだと思います。
ウィンドウが動いてる途中でガタっと言ってる車は皆同様の症状かもしれません。
内張りを戻して完成!


ボルトでしっかり固定し直したので、当面はこのままで大丈夫でしょう!
結構時間掛かりましたが直って良かった!!