少しずつ準備してきた306のタイミングベルト交換
フロントのオイルシールが届くのを待っておりました。
届いたオイルシール
elring製 040.363 「パーツのパルカ本店」さんで取り寄せてもらいました
ちなみに以前手配してたタイミングベルトセット
530009510SET_PA885:プジョー シトロエン タイミングベルトキット+ウォーターポンプセット 0831(530009510SET-PA885--A)
タイミングベルト:083148/530009510 INA製
ウォーターポンプ:120193/PA885 SaleriSIL製
これが問題のマニュアルテンショナー
ただの偏芯プーリーです
張力調整は手動ですがまあなんとかなるでしょう。
さて早速フロント側をリジットラックへ乗せます
前準備として
燃料ポンプのヒューズを抜きます
F9,F11の二つ
続いて点火コイルのコネクタを抜きます
次にドライブベルトのテンショナーへ3/8のスピンナーを挿して緩めた状態で5mmのピンでロックします
そしてクランクプーリーボルトへ22mmのソケットと1/2のスピンナーをセット 端部はジャッキで支えます
そしてスターターとチョンチョンっとまわすと
プーリーボルトが緩みました。(危険なので自己責任でお願いします)
続いて5mmの6角6箇所で点火コイルを外します
早速ビットラチェットが活躍します。
306はフードを下げるためにEGがかなり後傾させて搭載されているのを実感
外れました
16mmのプラグレンチでプラグも外します
NGK イリジウムプラグ BKR5EIX-Pがついてますね
特に問題なさそうです
さて続いて燃料供給ホースを外して(正規仕様なら不要みたいですが)
タイベルカバーを外します 4mm6角3箇所
ここでもビットラチェット活躍
このカバーは中央部の固定がステーを引くことで解除できるようになっていますが、
後期型では普通にボルト締結のようです。
マニュアルテンショナーの整備性確保の為だったんですかね。
さてタイミングベルトが見えました
次はクランクプーリーを回してカムとクランクプーリーの位置決めをしてピンを入れるんですが。。
まったく合わない。。。グルグル回すけど合わない。
正確に言うとカムをあわせるとクランクの穴が左上にくるはずなんですが、右下に居る。
1対2で回るので何度回しても合うことはないです。
これ多分外輪がまわっちゃってますね。。
っと言うことでカム側だけピンを刺すことに。
Φ5のピンの代わりにドリルの歯を使おうと思ったのですが、
長すぎてベルトが入れられなくなると判明
何か無いかと探したらありました
M6×30のボルト
これで吸排のカムスプロケの切り欠きとヘッド側の穴をロックします
その状態でクランクプーリーを外します
ベルトカバーを5mm6角4箇所で外します。
カムスプロケ、クランクスプロケに合いマークをつけます
続いてテンショナプーリーボルト13mmを緩めます
先日作った8mmスクエアの棒をプーリーに挿して時計回りにプーリーを回すとベルトが緩みます
ベルトが外れました
新品のベルトの同じ部分に合いマークを写します
1山でもずれると駄目なので慎重に
ベルトも外れたのでアイドラプーリーボルト16mmも緩めて外します
クランクスプロケも外します
やはりオイル滲んでそうですね
ウォーターポンプを外します
11mm5箇所で止まっています
ベルトカバーと勘合しているので微妙に知恵の輪になりながら外れました
新旧比較
見た目は一緒ですね(当然か)
旧品はにじみは無さそうですがベアリングがゴロゴロしてる感じですね
シール面のガスケット等を丁寧に取り除きます
新品ガスケットと共に再組み付けするのですが、
ベルトカバーが干渉するのでカバーのボルトを緩めてから入れるとうまく入りました
ボルトを10Nmで均等に締結してウォーターポンプは完了
続いてオイルシール交換へ
オイルシールへドリルで穴を開けてタッピングビスをねじ込みます
もう後戻りできません。
タッピングビスをプライヤーでひっぱるとシールが抜けてきました
あとは新品のオイルシールにオイルを塗布して圧入します。
ちょうど良いカラーが無かったのですこしずつ叩いて入れていきましたが
なんとか綺麗に入ってよかった
クランクスプロケを戻して
アイドラプーリーも交換
新品は樹脂プーリーになってます。
軸が新品でも錆びてるのはご愛嬌
37Nmで締結します
テンショナプーリーもセットした後ベルトを掛けます
合いマークがあっていることを確認
テンショナプーリーを半時計方向へ回してテンションを掛けます
ベルトカバーを清掃して組み付けます
クランクプーリーを組み付けます
外輪回っちゃってますが
ネジロック剤を使います
締めるときはさすがにリングギヤ側で固定が必要なので
エアクリーナーを外して、ラジエーターホースを抜きます
トランスミッションのあわせ面の上部に蓋があるので外すとリングギヤが見えます
マイナスドライバーを差し込んで固定
クランクプーリーを120Nmで締結します
さて問題のテンショナ調整です。
8mmスクエアバーをモンキーレンチで挟んでテンショナプーリーを回します。
でもツールが入った状態だと締結ボルトの工具が入らない。。
結局ある程度締結ボルトを締めた状態からテンショナプーリーを回して張力を掛けていきます、
狭いので大変。。手が小さくて良かった
とりあえずパンパンに張って見た。
最後にテンショナプーリーボルトを25Nmで締結
補充用のクーラントも無いので今日はここまでですね。
その2へ