仕上げ

こんにちは！
今日は「仕上げ風景」をご紹介します。


カンカンッ！と音を立てながら、スパッタ（溶接粒*1）をとっています。



……………


……………………？



「…なんで右手は手袋してるのに、左手は素手なの…？」

おぉ～～っ！
よく気づきましたねぇ～！！


…なぜ左手は素手なのかと言いますと、、、

調べるためっ！！


スパッタ（溶接粒）がちゃんと取れたか、また、痛くはないか、
という事を調べるために片方の手は素手で作業しているんですね。



……意外とね（＾□＾；）
意外とスパッタ（溶接粒）って攻撃性高いんですよ。痛い時もあるんです！！

私も以前、工場で「仕上げ」をしていたので、
「片手素手」の気持ちがよく分かる………っ！！

全部スパッタをとってから調べるよりも、一回一回調べる方が楽なんですね。
…ただ、手には細かい傷が沢山出来ますが（＾-＾；）

でもお手元に届く皆さんの事を考えたら当たり前の事です！


時々、公園にある「遊具」を触って「スパッタ」を見つけると悲しくなりますもん…（；＿；）ウッウッ
よくこれで商品として出荷できたなぁ～…。
子供達が触れる部分なのに、気にしてないんかなぁ～…？
安全性が第一でしょ…って。

スパッタが原因で子供達が痛い思いをしなければいいんですが。。。
そう願わずにはいられません…。
（でも、意外とスパッタをとってない遊具って多いんですよ。。。ショックです（T_T））



…さて。
さっきからチョイチョイ出てきている*1「スパッタ」という言葉ですが、
コレは溶接した時に飛び散った[溶接の粒]の事でして。

白い○で囲まれたところを注目！！
ポツポツしたものがありますでしょ？

そのポツポツをアップにした写真がコチラ（↓）

これが「スパッタ」と言われるものです。


本当の仕上げは、
最初はワイヤーを全体にかけて軽～くとれるスパッタ等をとってから、
生き残った（笑）しっかりくっついているスパッタを[タガネ]と[トンカチ]でとっていくんです。


…が、今回、、、

タイミングを逃してしまいワイヤーをかけている写真は撮れず。。。
本当スミマセン。。。(-ι_-；)




全部を仕上げるとー…、

【before】


【after】


という風になるんです！

仕上げしてあるのとしてないのとでは、
全然違いますでしょっ（・▽＜）b


うちの会社では、
遊具はもちろんの事、門扉やフェンス・手摺、また妻飾りやフラワーボックスといった
あんまり手で触れる機会が少ないような物でも仕上げています。
（土に埋まったりする部分や完全に隠れてしまう部分などは仕上げない時もありますが）

…たまにキレイに仕上げしすぎて注意される時もあったりしますが（苦笑）


…こうゆう安全基準（?）が高くて、私自身嬉しく感じます（*＾▽＾*）
（デザイン的にも、仕上げが雑だと許せません！）

だって、、、「これ、触ると痛い…っ！」って分かる遊具や商品を、
なに知らぬ顔して出荷するなんて考えられないですもんっ！
見て見ぬフリとか出来ないですよね！

…自分が感じたこの痛みを、お客様にも味わわせてしまう事になるなんてー…、

…うっわぁー…、考えらんないわぁ(￣◇￣；)



うちのスタッフさん達はみんな気を使える人達ばかりで嬉しいです、私（＾▽＾）v
そうやって、一つ一つ良い物を皆さんにお届けできたらな…と思っています。





P.S.あっ！そうそう、この仕上げているフェンス。
　　 こちら、以前パッツンちゃんがエアーハンマーで叩いていた丸棒を使用したフェンスなんですよ。
　　 …と言いますか、こちらが完成形です（笑）






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