ゆるふわ屋。 - 鏃キロク・若林浩太郎のブログ -

シナリオライター若林浩太郎のblogです

ゼルダの伝説とリンクの冒険。

2006年04月12日 20時03分29秒 | レビュー
むかしむかし、その昔。

コロコロ、ボンボンに次いで
子供向け漫画としてそれなりに人気があった
「わんぱっくコミック」なる雑誌がありました。

それでゼルダの伝説、
続いてリンクの冒険が連載されていました。

当時、小学生だった私はゲームに夢中で、
またコミックになったものも
数多く手に取って読みました。

けれど……!
場当たり的にコミック化したものが多い中、
そのゼルダは他と違っていたわけです。

でも、なくなっちゃった。
廃刊、休刊? どっちでもいいや、
姿を消したんですよ、その雑誌。
ええ、19年前に。

故に私は「たのみこむ」や
「復刊ドットコム」で
復刊・発刊を希望してみたのですが……。

いざッ!! 登録して
「現在の状態」を見ると
「権利関係が難しくこう着状態」。

馬鹿ァーーーーーッ!!!!

徳間書店のヘタレ!
任天堂のアホォ!
少し大目に見たって下さいよマジで(;_;

なぜ、ここまで私が
復刊を切望するのかというと。
リンクの冒険がコミックになっていない部分を
残したまま放置されているからなんです。

最終巻(2巻)、
すごくいいところで引いてるんですよね。
なのに、もう読めないっていうのは納得できん!
納得できんのじゃあカワチぃーっ!(ジャぱん

いやね、ホント面白かったんですよその漫画。
子供に分かりやすいリアリティがあった。

「ゼルダ」では、ガノンの軍勢が村を襲い
多くの人の命が犠牲になる。

それを見かねたリンクは怒りに震え、
無謀にも半人半馬の強敵・ライネルに戦いを挑む。
その結果相討ちし、命を落としてしまう。

勇者が死んではハイラルに未来はないと
察したゼルダ姫は、自分の命と引き換えに
リンクを生き返らせる。

……ね?
子供だましっぽくないでしょ。

また、リンクの冒険ではトライフォース
(だったと思う)を集めてハイラルの危機を
救おうと再び旅に出るわけですが。

ゼルダとの間の時間で、
剣術を習っていた師匠とバッタリでくわして。
一緒に戦って危機を乗り越えたりするんですが、
トライフォースの力に目がくらんだ師匠が
襲ってきたりするんです。
で、やむなく斬るわけですが……。

他にもゲーム中で非常に苦戦する
関所みたいなところがございまして。
敵がワンサカ出てくるんですよ。

そこを突破するのに、リンク一行
(途中で助けにきてくれた)はマトを
絞らせないように、一計を案じるわけですね。

魔法を使ってリンクに化けるゼルダ姫と
その護衛。3人のリンクで突破しようと
試みるが……!?

ガノンを復活させるには勇者の生き血が
必要だと聞いた魔物たちは
リンクを生きて捕らえるようと
血眼になって襲い掛かってきます。

リンクに化けたゼルダ姫が捕まり、
血を絞り取られ、仲間に見守られながら
息を引き取ってしまう。

失意の中、再び剣を取り最終目的である
大神殿へと向かうリンク。

復活こそ果たしたものの、リンクの血では
なかったために歪な姿と中途半端な力しか
持たず怒り狂うガノン。

そして大神殿で待ち受ける者とは……!

三者三様の思惑を読者に見せたまま
次の巻へ続く……って、うぉい!!
続きが永久に見れぬのは納得できねー!!

あと、MP不足を補うために
薬を飲みすぎて、副作用で嘔吐したり
してたなぁ。良かったよ、あの漫画。

作者の乱丸先生、生きてたら
もう一度、もう一度筆を取って欲しい。
チキショウ……。

わんぱっくコミックについて
詳しく書いてあるHPはコチラ ↓
http://www.geocities.co.jp/MotorCity/3774/wc/