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逆転裁判4 レビュー(ネタバレなし) 最初からクライマックス!!

2007年04月12日 14時49分39秒 | レビュー
逆転裁判 1 (1)

講談社

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・漫画版(非アンソロジー)逆転裁判

雑誌で漫画が連載されていたのは知っていましたが、
単行本がリリースされていたのは知りませんでした。

別冊ヤングマガジン…の、ようですね。
普通のヤンマガと区別がつかない私には
発見するのが難しいかもしれません。

ソフトを買ったら、中に「単行本・発売中!」の文字が。
もう出ていたとは!
……まだ本屋にあるかなあ。

とりあえず読んでおきたい一冊です。


・買いました

予約はしてましたが、
限定版はお金がないので手に入れませんでした。
もし必死に探しても手に入らなかったでしょうけど。

ところが「オドロキヘッドホン」なる
真っ赤なヘッドフォンがついてきて、
こっちが驚きですよw

初回版にはゼンブついてるのかなあ??

音質とか試してないのでなんともいえませんが、
それをつけながら外は歩けないですねw


・GBAからDSへ……新章開廷!

内容は…最初っからクライマックスです!
面白い。
予想通りの展開といえばそうなのですが、
ハードがDSになったが故に様々な部分が変わってます。

細かいところを挙げるとキリがない。
しかし列挙するならば、たとえば同じキャラでも塗りが微妙に違います。
色が全部塗りなおされているのではないでしょうか。
裁判長が居る机の塗りとかも、です。

ただこれは、いま手元に「蘇る逆転」がないので
(友人に貸したままになってる……orz)比べようがないのですが
おそらく変えたのではないかと思います。

他にはFF3のDS版から見かけるようになった
動画形式が使われていること。
ルーンファクトリーでもOPにムービーが使われていましたね。
あれです。

なので、各話の最初には動画が入ります。

しかも途中で2Dから3Dへ立体的に変化したりと、
2画面・3D機能を活かしつつ魅せる工夫がなされています。

法廷パートで謎解きをする時も、
3Dにモデリングされた殺人現場をタッチペンで弄りながら
立証していったりします。

プレイした人には分かると思うのですが、
逆転2の第3話みたいな比較的イメージしにくい場面も
その問題点をあるていど解決できていると言えるのではないでしょうか。


・物語は意外な方向へ!

3から7年。
主人公は一新されたものの、舞台は同じ世界。
そして前作までのキャラクターも出てきます。

どこらへんからどこらへんまでが出てくるのかは分かりませんが
(まだプレイ途中ですので)、
成歩堂龍一が第1話の被告人として登場するくらいですので。

そして第1話をプレイし終えた今、私は推測します。

全何話までかはわかりませんが、
すべて終えた時。

やはり今作が、逆転裁判の4なのだということを確信するだろうと。
3の次であり、その前は2であり、その前が1であること。
単純にして明快、当たり前にして至極当然なこの理屈を
実感するであろうと思っています。

逆転裁判をクリアした時、達成感がありました。
そこで終わったと思わせるものがあったのです。

しかし2になって、1で撒かれていた伏線に見えないものが
尾を引き頭をもたげ生き物のごとく形を成して
謎となり立ちはだかりました。

そして3。
若い日の綾里千尋を通して描かれた過去、そして現在を繋いで
「たった一つの真実」にたどり着いたプレイヤー達。

その……後に!!

ゲームにはできない、
いいや全く向かない場面があり、
そして7年が経過したようです。

その空白に隠された謎が、
1から4までを一本の線に繋ぎとめることでしょう。


ナルホドくんは、第1話のある場面で主人公に
微笑みかけます。
でも、どうして。
どうして……?

そんなに、悲しそうな微笑みを湛えているのか。
真実は今……手の届く位置まで来ています。

さあ貴方も、ご一緒にDSを手にして叫びましょう。

「異議ありっ!!」


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