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BLOOD+

2006年06月17日 20時56分09秒 | 雑記
今日は土曜日、ってことで
BLOOD+を観ながら作業をしておりました。

まあ聴きながら、気になったら
観るって感じのスタイルですね。
作業に支障があるようなら、どうせ録画してあるので
後で観ると。

それはいいのですが……ショボいな!
天下のプロダクションI.G.がこんなでいいのか?
って、夜飯を食いながら兄貴に言ってたら
「お前さいきん毎週同じこといってるな」と言われました。

だってさー。
あの脚本、あの演出はねえだろー。

ん、クダまいてないで作業しろって?
意味のあることを書こうとして疲労した頭は、
全く意味ないことを書いて無駄な時間を費やすことによって
少し回復するんですよ。

まあ、端的に言えば気分転換です。

ガンダムに、そんなにこだわりのない私が見ても
ガンダムSEEDとSEEDディスティニーは酷かった。

それと同じような、脚本の必然のなさ、
演出の一辺倒な当り障りのない表現とかで
もー……なんていうか、微妙すぎますよ。

具体的に言いますと、カイが一般人と変わらぬカジュアルな格好に
拳銃(チャカと呼んでも可、ハジキと呼んでも可)一丁持って
世界を恐怖に陥れてる怪物のボス相手に向かっていって……
無傷で帰ってきて特にリアクションもないのかい。

「こいつは重要人物なんで、特に理由がない限りは
 邪魔しても殺されないんですよ」みたいな、それってどういう事?

結局、シードDの最後で5分でディスティニーガンダムが
潰されたみたいに、決着つけようと思えばそれで終わるんだから。

無駄に時間使ってアニメ引き延ばしてんじゃない!!
とか思っちゃう。

同じ時間とテレビ局でやってたハガレンで
少女が犬と合成されて、その挙句に殺されてミンチになってましたわね。
あれくらいの演出が許されるってんなら、
どうしてもっと濃い演出を入れないのかと。

人間が鍛え上げた、何の変哲もない刀一丁で
自分や仇敵の守護騎士が瞬間移動できるのに
人間のスピードで走って致命的な一撃を与えられるわけがない。

要するに強さのルールとか、
そういうのを説明せずに曖昧にすることで
好きに脚本書けるようにしてあるってだけだよね。

それでも成り立つような作品は確かにある。

萌え系のアニメとかなら、キャラの可愛さで
必然性を無視することだってあるし、
むしろそこを突っ込ませるような作品だってある。

感情移入してたなら、そのキャラが作品の中で
少し周りよりも強くったって特に問題なく思ってしまう。

けれどBLOOD+は、そういう作品じゃないよね。

主人公のサヤとかカイとか、あそこらへんに感情移入させる要素が
どこにあるというのか。最初はただの高校生だったのに、もはや違ってて。
その頃は少しだけ感じられた親近感も今はなし。

視聴者との距離が遠すぎるぜ!
これが狙ってやってるのなら、私がI.G.に対して
強く期待しすぎてるってだけなんでしょう。

最後に一つだけ補足しておくと……。
本当にどうしようもない作品なら突っ込まないからね。


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