ゆるふわ屋。 - 鏃キロク・若林浩太郎のブログ -

シナリオライター若林浩太郎のblogです

猟団加入、そして モンスターハンターフロンティアオンライン

2007年07月24日 23時12分33秒 | ゲームについて
モンスターハンター フロンティア オンライン プレミアムパッケージ

カプコン

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・MHF(モンスターハンターフロンティアオンライン)

そういえば、課金してました。
とりあえず1ヶ月だけ。

友人の居るギルド(猟団)に寄せてもらって、
色々と教えてもらいました。

多人数プレイの楽しさ、
ワイワイやる楽しさ、
知ってる人・知らない人とのチャット……そんなのを
久々に満喫しました。

というわけで、プレイ中の画像。



マイハウスで、数日前の画像。
ロビー装備という名の真っ裸(下着)の怪しい爺さん。
それが私。

以前やってたネットゲーで強制的にネカマにされたので
今回は偽らず男の姿を選択してみた。
猟団のみんなは逆を選択したようで、女性キャラばかーり。


で、ランク(レベルみたいなもの)が低いので
強敵と戦えないというシステムになってるMHシリーズ。

故に、装備を作るために欲しい材料が手に入らないことが多く
「少しでもいいものを!」と思って防御力の高いモノを作ったら……
こうなりました。



ズンドウ鍋を身につけた怪しい人が!!
カッコ悪すぎて、上の画像(何もつけない)にしてたわけなんですね。これが。


そして今日。
武具工房にて、ラインナップをチェックしていると
新しいシリーズが一式作れるようになっていることに気付く。

作ってみた。



今度はアメフト部か!?
とりあえず、ロビーではカブトだけ外してますよw

現実逃避、ってか息抜きのつもりで
ちょっと始めると長居してしまいます。

皆さんの好意に甘え続けるわけにはいかない。
というわけで作業してたら、また行き詰ってブログ投降という名の(略


そうそう、メタルギアがPS3でオンライン版やるみたいですね。

いつかPS3を買ったら、やってみたいソフトの一つです。
メタルギアソリッド4(MGS4)。

うーむ

2007年07月23日 23時22分41秒 | 雑記
自分の殻を破るのって大変だなあと思う、ここ数日間。

自分らしさとか、スタイルっていう……仕事で
「これが自分のもの!」って言えるような大したものは
持ってないです。

でも、それなりに自分の中で築き上げてきていたものがあって、
それを自分から壊していくのは絶対に必要なんだなと痛感しました。

また、私生活の面でもそうですね。
人見知りが激しいので、もっとフランクに振舞えるようになりたいなあと
思う次第でした。まんま日記だな。


そそ、どうでもいい日記ついでに
こないだ岡山在住の友人が放った言葉。

XBOX360の新型が今度発売されるので
それについて「どうよアレ」的な会話をしていたら。

「自らを真のエリートだと思う者は買って良い」

名言キタコレw

DVDドライブの騒音だけ、なんとかしてくれないかな。
マイクロソフトさん。

うなる

2007年07月22日 16時03分57秒 | 雑記
昨日、炎人(かじん)の作者・東山むつきさんの
ブログに足を運んでみましたら。

私の中にあった東山さんのイメージを
塗り替える日記が……。

詳しくはコチラ。
コメントのエントリー数を見れば、皆さんの反応っぷりが
うかがえるはず。

コレを先に読んでたら、昨日の日記は書けなかったろうなあ。


作家魂というものか、これが。
唸った。凄みを感じた。
誰もが抱えていて、それを表に出すかそうでないのか
その違いだけかもしれない。

だが、あえて言わせてもらうならば……
これからも、東山むつき作品に期待してます!!

炎人 7巻 レビュー もし描けなくなったとしても

2007年07月21日 21時41分55秒 | レビュー
炎人 7 (7) (ボニータコミックス)
東山 むつき
秋田書店

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買いました、「炎人」7巻。

このブログで、このコミックについては何度か触れているのですが
改めて作者・東山むつきさんと作品について
触れていきたいと思います。


■炎人の設定

スゴ腕の医師、ただし無免許。
そう聞くと、まるでブラックジャックのような設定だなと
思われるかもしれません。

出版も秋田書店ですし。
ブラックジャックと違うのは、主人公・煌(きら)が
向き合うのは身体の傷ではなく内面……
精神的な傷だということです。

人間の内面世界にダイブし、
トラウマの元となっているものと向き合います。

そう、悪夢を喰らうとされる想像上の生物「獏」のように。
そのため劇中で煌は
悪夢(ゆめ)喰らいの獏、と呼ばれます。


■炎人の変遷

この作品の性質は、前半…1~2巻と
それ以降で随分と変わります。

前半は、煌が患者の精神にダイブしトラウマの元と
戦うシーンが多くでてきます。
そういった、主人公が活躍するヒロイックな展開になっています。

後半では、主人公は患者のトラウマの元を見つける
きっかけを能力で探るだけになっています。

あとは患者や、その周りに解決する方法を教えたり
促したりするだけ……といった展開へと変化しています。

煌は無愛想で怖いもの知らず、そういう性格だから
大抵は思っていても口にしない人間の深いところにズカズカと
踏み込みます。

そうやって、問題の核心に触れる…日常では
あまり巡り会えない存在として煌を描いています。

では、この作品はナゼ
そのように性質の違う漫画になったのでしょうか。


■連載誌の休刊、連載再開までの道のり

前半部分を連載していた雑誌が休刊したことにより、
作者は別の漫画を別雑誌で連載し始めることになります。

ところが、連載は長期化しませんでした。
原因は分かりません。
単純に人気アンケートの結果が悪かったのだろうという推測があるだけです。

そして数年を経て、炎人の連載再開へと至りました。
しかしその時、既に作者は以前の炎人を描けなくなっていたのです。


作者・東山むつきとは

炎人の表紙をめくると、詳しいプロフィールが書かれていますが
性別については不明です。明らかでない理由も不明のままです。

この作者について分かっていることは、
自身も酷い精神的な疾患を抱えているということです。

酷い過食症に悩まされていると、
コミックの後書きに描かれています。


■炎人との出会い

私がはじめて炎人に出合ったのは偶然でした。
普段は手に取らない雑誌を立ち読みした時、
1巻の途中が連載されていたのです。

今でも、その時の衝撃は忘れません。

煌の、歯に衣着せぬ物言いや
泣かせる展開に心打たれたのです。

奥さんを殺されたヒゲの男。
それを目の前で見ていたショックで言葉を失った、男の娘。

男は煌に、娘を治してやって欲しいと頼みます。
自身も肺を患い、もう長くないと医者に宣告されているのに。

それを男の部下に聞いた煌は、こう答えます。

「その医者に言っとけ。
 とっとと くたばれってな」

これはきっと、作者自身の心の声ではなかったかと私は思うのです。

その後、男がどうなるのか。
煌が事態を、どう解決していくのかは実際に
コミックを読んでお確かめ下さい。


■描かない、描けない?

私は連載再開当初、編集部の意向などから
作風が変わったのだと思い込んでいました。

ところが、そうではなかったことが
7巻の後書きに書かれています。

「途中、思うように描けなくなって苦しかった時期もあったけど
 諦めず頑張ってよかったです」

そのように書かれていました。


■「それで良かったのでは?」

そこで私は、あるものを思い出しました。
若手の星、ベストセラー作家・乙一のインタビュー記事です。

何の雑誌に載っていたかは忘れました。
それも立ち読みだったもので……。

その中のやり取りで、私が好きな作品
「しあわせは子猫のかたち」や
「未来予報 あした、晴れればいい。」は
もう今の自分には書けない作品だ、と答えていました。

大学時代、とても忙しい思いをしていた乙一が
「この状況をなんとか抜け出したい」という一心で
書いた作品が、それらだったと記事の中で
振り返っていたのです。

そこで記者に「では、書けなくなって良かったのでは?」と
問われ「そっか……」と、感嘆の声を漏らしていたのが印象的でした。

もし、作者が描けなくなったのだとしても。
それが、作者が抑うつ状態から解放されたからだとしたら。

描けなくなって、良かったんだろうな。
そう思いました。


■これからも見ていきたい

今の自分が置かれている状況を、なんとか打破したい。
そのような思いがクリエイティビティを生むという話を
様々な本で何度も読みました。

私の親友も、その思いから
音楽に出会い作曲をするに至りました。

暗闇の中だからこそ、その輝きを実感できる煌きのようなもの。
夏の夜空に見える花火、その一瞬の輝き。

それにも似た再現できない輝かしさを、
私は作品の中に見たのだと実感したのです。

戦時下のクロアチア、地下室で怯えながらピアノを弾いていた
マクシム。彼の曲「バンブル・ビー」は一度聴いただけで私にCDを
買わせるだけの力を持っていました。

再現できない煌きなら、むしろ再び手にしなくて良い。
その方が作り手にとって幸せなら、尚のことではないだろうか。

私はそのように深く感じ入ったのです。

東山むつきさんのブログはこちら

これだけ娯楽の溢れかえっている世の中で、
いまさら我々が何を新しいものを生み出す必要があるのか。

それは、描いていくうちにしか
その必要性があると言い切れる作品は生まれません。

生きていなければ作品は生まれ続けない。
過食症に悩まされ、後書きで「良くなる気配はありませんが」と
書いてありますが生きていて欲しい。

そう思わせてくれる作家さんなのです。