【Good Luck】2020

幸運に!幸運を願う!またね

太陽の破片

2012-06-16 03:00:10 | 心に伝わるback Music
今回は両親の離婚を
知らされた
Sさんの話です。


心に伝わるback Musicとして
記事を書いてます。

15作目は
尾崎豊 の 「太陽の破片」です。

この曲は、尾崎豊が1987年12月に、覚せい剤取締法違反によって逮捕され、活動休止を余儀なくされました、学生の私にはショック大きかった時代です。
本作は、獄中で書かれた`夕べ眠れずに絶望と戦った`という歌詞を、当時の尾崎の胸のうちを赤裸々に物語っている。その活動再開第1弾として発売されたオリジナルシングルです。初めて聞いた時、涙がこぼれたのを思い出します。
(パソコンの方はCtrlキーを押しながら下記画像をクリックして下さい。曲が流れます)
♪~ 「太陽の破片」 ~♪



逮捕で付いた大きなマイナスイメージを払拭するため、それまでに例のない程の積極的なプロモーション活動を行ったました。
1988年6月22日には、フジテレビ系音楽番組『夜のヒットスタジオDELUXE』に出演し、生放送の音楽番組で楽曲を披露するのは初めての試みであった。以後、1992年に不慮の死を遂げるまで、生涯ただ一度のテレビ番組での生演奏となりました。
(パソコンの方はCtrlキーを押しながら下記画像をクリックして下さい。曲が流れます)
♪~ 太陽の破片 夜ヒットVer ~♪



尾崎豊のLIVEチケットは、今で言うプレミアが付いたものでした。
結局一度も当たらず、CDを聞いている日々でした。
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♪~ 太陽の破片 LIVE Ver ~♪


また「太陽の破片」は岡村靖幸や清木場俊介 などもカバーしてます。
けど、尾崎に勝る事はないのでリンクさせません。

それではSさんの見つけた
方程式『2-1=0』の話を聞いて下さい。

私は 今年の春 高校を卒業して大学学生になりました。

私には父と母と中学一年生の弟がいて、私が高二の頃までは ごく普通で平凡な生活を送っていた―…

多分…私が高三になった頃から両親がお互い何も話さなくなってて、気付いたときには家族みんなで笑って食事することも、家族みんなで寝ることも、みんなで旅行に行くこともなくなってた…。

一番大好きだった場所がいつの間にか嫌いになって、家にいるだけで息がつまるようになり、自分でも知らないうちに親にも気を使うようになっていた。

そんな毎日が続いて、今までありえなかったことが「当たり前」になってしまい、そんな家族が嫌で私は家を出て彼氏の家に泊まったり、友達とオールしたり…しばらく家には帰らなかった。

そんなある日…いつもなら何も言わない母から「帰っておいで」のメール。

とりあえず理由を聞いた。

返ってきたメールを見た瞬間…真っ先に目に入ったのは「離婚」という二文字。

…今まで考えたことなんかなかった親の離婚。いつか家族が元に戻る日が来るのを勝手に信じていた自分が情けなくて…それよりも悔しくて悲しくてひたすら涙があふれた。

やっと落ち着いた頃…家に帰ると私以外の家族がリビングのテーブルを囲んで無言のまま座っていた。

それは、つい半年前の当たり前だった光景。ただ何かが違うだけなのに…。私は何も言えずにただ立っているのが精一杯で。

しばらくすると母が口を開き、私がいつも座っている椅子を指差して優しい声で「Sほ」と言った。

私は、震える声で「…はい」と返事をし、椅子に座った。

何秒か沈黙が続き…自分の心臓の鼓動と時計の秒針だけが、静かに聞こえていた。

緊張感の中、ようやく父が口を開き「…ごめんな」と呟いた。

そのあと母が言った言葉は「二人とも お父さんとお母さん… どっちにつく?」

もう だめなんだ…

(どっちかなんて選べない。私にとってお父さんとお母さんは二人で一つなんだよ…?選びたくないよ…)

必死で涙をこらえて
心の中で泣いていた…

そして見つけた
私の方程式は
『2-1=0』


2から1を引いちゃうと…もう何にもなくなっちゃうんです。

だから私はどちらも選びませんでした。と言うより、選びたくなかったんです。

毎日一生懸命働いてくれたお父さん。

私を産んでくれて18年間育ててくれたお母さん。


自分には、そんな二人を選ぶ資格なんかないと思いました。結局 戸籍上は、母の方になったけれど、私は彼氏と同棲することにしました。

今では月に2、3回程度ですが、父とご飯を食べに行ったり母と買い物に行ったりしています。

でもやっぱり寂しくて、彼氏や友達の前だけは我慢しきれずに泣いてしまうこともあるけど、両親が幸せなら私はそれで充分だと思いました。

家族は、離れ離れになっても絶対に途切れることのない大きなものなんだなぁと改めて実感することができました。

お父さん、お母さん
ありがとう


心を込めて花束を

2012-06-03 10:35:00 | 心に伝わるback Music
今回は母と二人で
馴染みのラーメン屋に出かけた
Tさんの話です。


心に伝わるback Musicとして
記事を書いてます。

14作目は
サザンオールスターズの「心を込めて花束を」です。

それと数年前にサザンの曲をテーマに
ミニドラマ「The波乗りレストラン」を放送してました。
好きで全話見てました。
その中のタイトル「心を込めて花束を」です。


(パソコンの方はCtrlキーを押しながら下記画像をクリックして下さい。曲が流れます)
♪~ 心を込めて花束を ~♪



「The波乗りレストラン」クリックするとドラマ動画に飛びます。


Tさんより

昨日珍しく俺は母ちゃんを外食に誘った。
行き先は昔からよく行く馴染みのラーメン屋だった。

俺は味噌大盛り、母ちゃんは味噌並み盛りを頼んだ。
「昔からここ美味しいのよね」
って、柄にもなく顔にシワよせて笑ってたんだ。

ラーメンが出来上がると、俺も母ちゃんも夢中で麺をすすってた。
あんまりにも母ちゃんがニコニコしながら食べてるもんだから、俺もつられて笑っちまったよ。

しばらく経って、ラーメンを食い終わった俺はふと母ちゃんの方を見たんだ。
ラーメンの器に浮かぶチャーシューが一枚、二枚、三枚・・。
そのチャーシューを捲ると麺がまだ沢山余ってた。

母ちゃんは俺の方を申し訳なさそうに見て、
「ごめんね、母ちゃんもう年だから。ごめんね」
と繰り返してた。

「んなもんしゃーねーべ」と言うと、
俺は母ちゃんの残したラーメンをすすった。

そういやガキの頃、よく無理して大盛り頼んで、結局食べきれなくて母ちゃんに食ってもらってたっけ。
いつの間にか立場も逆転。
あんなに若かった母ちゃんの顔も今じゃシワだらけで、背丈も頭一個分違う。

そのシワの数程今まで散々迷惑掛けたんだろうなって思うと、悔しさと不甲斐なさで涙が出てくる。
母ちゃん、こんな俺を今まで育ててくれてありがとう。




我が妻も
息子や娘の母親です。
いつか子供達が
母親に感謝する日が
来るのでしょうかね。