お久しぶり、お待たせしました。
今回はMさんの話です。
涙腺が弱い方は一人の時に見て下さい。
心に伝わるback Musicとして
記事を書いてます。
45作目は
Every Little Thing のTime goes byです。
(パソコンの方はCtrlキーを押しながら下記画像をクリックして下さい。曲が流れます)
♪~Time goes by~♪
きっと きっと 誰もが 何か足りないものを 無理に期待しすぎて 人を傷付けている・・・
追加曲
イーグルス(EAGLES)のDESPARADOです。
(パソコンの方はCtrlキーを押しながら下記画像をクリックして下さい。曲が流れます)
「ダイヤのクイーンは引くなよ
彼女は君を打ち負かすぜ
ハートのクイーンが一番いいって知っているだろ
何が君にとって一番かわかるよ」
と言う内容です。
それでは、長文になりますので時間がある時に「追記」に進んで下さい。
ではMさんの話です。
付き合って3年の彼女に唐突に振られた。
「他に好きな男が出来たんだー、じゃーねー」
就職して2年、そろそろ結婚とかも真剣に考えてたっつーのに、
目の前が真っ暗になった。
俺は本当に彼女が好きだったし、
勿論浮気もしたことないし、
そりゃ俺は格別イイ男って訳じゃなかったけど、
彼女の事は本当に大事にしてたつもりだった。
なのに、すっげーあっさりスッパリやられた。
どーにもこーにも収まりつかなくて、
電話するも着信拒否、
家行ってもいつも留守、
バイト先も辞めてた。徹底的に避けられました。
もーショックですげー荒れて、仕事に打ち込みました。
それから半年、お陰で同期の中でダントツの出世頭。
彼女の事も、少しずつ忘れ始めてました。
そんなある日、携帯に知らない番号から電話が。
最初は悪戯とかだと思って無視ってたんだけど、
何回もかかってくる。
仕方ないから出ると、別れた彼女の妹を名乗る女性でした。
その女性が、
「お姉ちゃんに会いに来てくれませんか?」
・・・彼女は白血病にかかっていて、入院していたらしい。
ドナーがやっと見つかったものの、
状態は非常に悪く、
手術をしても助かる確立は五分五分だという。
入院したのは俺と別れた直後だったみたいでした。
俺は、病院へ駆けつけました。
無菌室にいる彼女をガラス越しに見た瞬間、
俺は周りの目を忘れて怒鳴ってました、
「お前、何勝手な真似してんだよっ!俺はそんなに頼りないかよっ!!」
彼女は俺の姿を見て、
しばらく呆然としていた。
どうして俺がここに居るのかわからない、という顔だった。
その姿は本当に小さくて、今にも消えてしまいそうだった。
でもすぐに、彼女はハッと我に返った顔になり、
険しい顔でそっぽを向いてしまった。
俺は、その場に泣き崩れた。
堪らなかった。
この期に及んでまだ意地をはる彼女の心が。
愛しくて、悲しくて、涙が止まらなかった。
その日から手術までの2週間、俺は毎日病院に通いました。
けれど、彼女は変わらず頑なに俺を拒絶し続けました。
そして手術の日・・・・・・・・・・・・。
俺は会社を休んで病院に居ました。
俺が病院に着いた時にはもう彼女は手術室の中でした。
何時間過ぎたか解らないが、手術中の明かりが消えた。
ドクターが出てきて「手術は無事成功。」
けれど、安心は出来なかった。
抗生物質を飲み、経過を慎重に見なくてはならないとドクターが言った。
俺は手術後も毎日病院に通いました。
彼女は、ゆっくりではあるけれど、回復していきました。
そして彼女は、相変わらず俺の顔も見ようとしない。
数ヶ月後。
ようやく退院出来る日が来た。
定期的に検査の為、
通院しなくてはならないし、
薬は飲まなくてはならないけれど、
日常生活を送れるまでに彼女は回復しました。
俺は当然、彼女に会いに行った。
お祝いの花束と贈り物を持って。
「退院、おめでとう」
そう言って、花束を手渡した。彼女は無言で受け取ってくれた。
俺はポケットから小さい箱を取り出して中身を見せた。
俗に言う給料の3ヶ月分ってヤツ。
「これももらって欲しいんだけど。俺、本気だから」
そう言ったら、彼女は凄く驚いた顔をしてから、うつむいてしまった。
「馬鹿じゃないの」
彼女の肩が震えていた。
「うん、俺馬鹿だよ。お前がどんな思いしてたかなんて全然知らなかった。本当にごめん」
「私、これから先だってどうなるかわからないんだよ?」
「知ってる。色々これでも勉強したから。で、どうかな?俺の嫁さんになってくれる?」
彼女は顔を上げて、涙いっぱいの目で俺を見た。
「ありがとう」
俺は彼女を抱きしめて、一緒に泣いた。
ウチの親には反対されたけど、俺は彼女と結婚しました。
それから2年。あまり体は強くないけれど、気は人一倍強い嫁さんの尻に敷かれてる俺がいる。
子供もいつか授かればいいな、という感じで無理せず暢気に構えてる。
嫁さんのお腹に新しい命が宿ってるってわかった。
「子供は授かりものだから、無理しないでのんびり構えとこう」
とか言ってたけど、正直諦め気味だった。
まだ豆粒みたいなもんなんだろうけど、俺と嫁さんの子供が嫁さんのお腹の中にいる。
そう思っただけで、何か訳の分からない熱いものが胸の奥からこみ上げてきて、泣いた。
嫁さんも泣いてた。
実家に電話したら、結婚の時あんだけ反対してたウチの親まで泣き出した。
「良かったなぁ、良かったなぁ。神様はちゃんとおるんやなぁ」って。
嫁さんの親御さんは「ありがとう、ありがとう」って泣いてた。皆で泣きまくり。
嫁さんは身体があんまり丈夫じゃないから、
産まれるまで色々大変だろうけど、
俺は死ぬ気で嫁さんと子供を守り抜く。
誰よりも強いお父さんになってやる。
でも、今だけはカッコ悪く泣かせて欲しい。
追加曲です、 Every Little Thing の アイガアル
(パソコンの方はCtrlキーを押しながら下記画像をクリックして下さい。曲が流れます)
♪~アイガアル~♪
笑顔になった by kentathu
今回はMさんの話です。
涙腺が弱い方は一人の時に見て下さい。
心に伝わるback Musicとして
記事を書いてます。
45作目は
Every Little Thing のTime goes byです。
(パソコンの方はCtrlキーを押しながら下記画像をクリックして下さい。曲が流れます)
♪~Time goes by~♪
きっと きっと 誰もが 何か足りないものを 無理に期待しすぎて 人を傷付けている・・・
追加曲
イーグルス(EAGLES)のDESPARADOです。
(パソコンの方はCtrlキーを押しながら下記画像をクリックして下さい。曲が流れます)
「ダイヤのクイーンは引くなよ
彼女は君を打ち負かすぜ
ハートのクイーンが一番いいって知っているだろ
何が君にとって一番かわかるよ」
と言う内容です。
それでは、長文になりますので時間がある時に「追記」に進んで下さい。
ではMさんの話です。
付き合って3年の彼女に唐突に振られた。
「他に好きな男が出来たんだー、じゃーねー」
就職して2年、そろそろ結婚とかも真剣に考えてたっつーのに、
目の前が真っ暗になった。
俺は本当に彼女が好きだったし、
勿論浮気もしたことないし、
そりゃ俺は格別イイ男って訳じゃなかったけど、
彼女の事は本当に大事にしてたつもりだった。
なのに、すっげーあっさりスッパリやられた。
どーにもこーにも収まりつかなくて、
電話するも着信拒否、
家行ってもいつも留守、
バイト先も辞めてた。徹底的に避けられました。
もーショックですげー荒れて、仕事に打ち込みました。
それから半年、お陰で同期の中でダントツの出世頭。
彼女の事も、少しずつ忘れ始めてました。
そんなある日、携帯に知らない番号から電話が。
最初は悪戯とかだと思って無視ってたんだけど、
何回もかかってくる。
仕方ないから出ると、別れた彼女の妹を名乗る女性でした。
その女性が、
「お姉ちゃんに会いに来てくれませんか?」
・・・彼女は白血病にかかっていて、入院していたらしい。
ドナーがやっと見つかったものの、
状態は非常に悪く、
手術をしても助かる確立は五分五分だという。
入院したのは俺と別れた直後だったみたいでした。
俺は、病院へ駆けつけました。
無菌室にいる彼女をガラス越しに見た瞬間、
俺は周りの目を忘れて怒鳴ってました、
「お前、何勝手な真似してんだよっ!俺はそんなに頼りないかよっ!!」
彼女は俺の姿を見て、
しばらく呆然としていた。
どうして俺がここに居るのかわからない、という顔だった。
その姿は本当に小さくて、今にも消えてしまいそうだった。
でもすぐに、彼女はハッと我に返った顔になり、
険しい顔でそっぽを向いてしまった。
俺は、その場に泣き崩れた。
堪らなかった。
この期に及んでまだ意地をはる彼女の心が。
愛しくて、悲しくて、涙が止まらなかった。
その日から手術までの2週間、俺は毎日病院に通いました。
けれど、彼女は変わらず頑なに俺を拒絶し続けました。
そして手術の日・・・・・・・・・・・・。
俺は会社を休んで病院に居ました。
俺が病院に着いた時にはもう彼女は手術室の中でした。
何時間過ぎたか解らないが、手術中の明かりが消えた。
ドクターが出てきて「手術は無事成功。」
けれど、安心は出来なかった。
抗生物質を飲み、経過を慎重に見なくてはならないとドクターが言った。
俺は手術後も毎日病院に通いました。
彼女は、ゆっくりではあるけれど、回復していきました。
そして彼女は、相変わらず俺の顔も見ようとしない。
数ヶ月後。
ようやく退院出来る日が来た。
定期的に検査の為、
通院しなくてはならないし、
薬は飲まなくてはならないけれど、
日常生活を送れるまでに彼女は回復しました。
俺は当然、彼女に会いに行った。
お祝いの花束と贈り物を持って。
「退院、おめでとう」
そう言って、花束を手渡した。彼女は無言で受け取ってくれた。
俺はポケットから小さい箱を取り出して中身を見せた。
俗に言う給料の3ヶ月分ってヤツ。
「これももらって欲しいんだけど。俺、本気だから」
そう言ったら、彼女は凄く驚いた顔をしてから、うつむいてしまった。
「馬鹿じゃないの」
彼女の肩が震えていた。
「うん、俺馬鹿だよ。お前がどんな思いしてたかなんて全然知らなかった。本当にごめん」
「私、これから先だってどうなるかわからないんだよ?」
「知ってる。色々これでも勉強したから。で、どうかな?俺の嫁さんになってくれる?」
彼女は顔を上げて、涙いっぱいの目で俺を見た。
「ありがとう」
俺は彼女を抱きしめて、一緒に泣いた。
ウチの親には反対されたけど、俺は彼女と結婚しました。
それから2年。あまり体は強くないけれど、気は人一倍強い嫁さんの尻に敷かれてる俺がいる。
子供もいつか授かればいいな、という感じで無理せず暢気に構えてる。
嫁さんのお腹に新しい命が宿ってるってわかった。
「子供は授かりものだから、無理しないでのんびり構えとこう」
とか言ってたけど、正直諦め気味だった。
まだ豆粒みたいなもんなんだろうけど、俺と嫁さんの子供が嫁さんのお腹の中にいる。
そう思っただけで、何か訳の分からない熱いものが胸の奥からこみ上げてきて、泣いた。
嫁さんも泣いてた。
実家に電話したら、結婚の時あんだけ反対してたウチの親まで泣き出した。
「良かったなぁ、良かったなぁ。神様はちゃんとおるんやなぁ」って。
嫁さんの親御さんは「ありがとう、ありがとう」って泣いてた。皆で泣きまくり。
嫁さんは身体があんまり丈夫じゃないから、
産まれるまで色々大変だろうけど、
俺は死ぬ気で嫁さんと子供を守り抜く。
誰よりも強いお父さんになってやる。
でも、今だけはカッコ悪く泣かせて欲しい。
追加曲です、 Every Little Thing の アイガアル
(パソコンの方はCtrlキーを押しながら下記画像をクリックして下さい。曲が流れます)
♪~アイガアル~♪
笑顔になった by kentathu