お久しぶり、お待たせしました。
今回はMさんの話です。
涙腺が弱い方は一人の時に見て下さい。
心に伝わるback Musicとして
記事を書いてます。
45作目は
Every Little Thing のTime goes byです。
(パソコンの方はCtrlキーを押しながら下記画像をクリックして下さい。曲が流れます)
♪~Time goes by~♪
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/42/b3292ae41ba45b01b4f81d88a096e4f5.jpg)
きっと きっと 誰もが 何か足りないものを 無理に期待しすぎて 人を傷付けている・・・
追加曲
イーグルス(EAGLES)のDESPARADOです。
(パソコンの方はCtrlキーを押しながら下記画像をクリックして下さい。曲が流れます)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5d/c6/7eeababfe8ee6ffdc2d72d6d4adcec0c.jpg)
「ダイヤのクイーンは引くなよ
彼女は君を打ち負かすぜ
ハートのクイーンが一番いいって知っているだろ
何が君にとって一番かわかるよ」
と言う内容です。
それでは、長文になりますので時間がある時に「追記」に進んで下さい。
ではMさんの話です。
付き合って3年の彼女に唐突に振られた。
「他に好きな男が出来たんだー、じゃーねー」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/c0/03e48970ec0ab773f96adeb58af669bd.jpg)
就職して2年、そろそろ結婚とかも真剣に考えてたっつーのに、
目の前が真っ暗になった。
俺は本当に彼女が好きだったし、
勿論浮気もしたことないし、
そりゃ俺は格別イイ男って訳じゃなかったけど、
彼女の事は本当に大事にしてたつもりだった。
なのに、すっげーあっさりスッパリやられた。
どーにもこーにも収まりつかなくて、
電話するも着信拒否、
家行ってもいつも留守、
バイト先も辞めてた。徹底的に避けられました。
もーショックですげー荒れて、仕事に打ち込みました。
それから半年、お陰で同期の中でダントツの出世頭。
彼女の事も、少しずつ忘れ始めてました。
そんなある日、携帯に知らない番号から電話が。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/17/cb68c8bf998b189348a58c290a223c8d.jpg)
最初は悪戯とかだと思って無視ってたんだけど、
何回もかかってくる。
仕方ないから出ると、別れた彼女の妹を名乗る女性でした。
その女性が、
「お姉ちゃんに会いに来てくれませんか?」
・・・彼女は白血病にかかっていて、入院していたらしい。
ドナーがやっと見つかったものの、
状態は非常に悪く、
手術をしても助かる確立は五分五分だという。
入院したのは俺と別れた直後だったみたいでした。
俺は、病院へ駆けつけました。
無菌室にいる彼女をガラス越しに見た瞬間、
俺は周りの目を忘れて怒鳴ってました、
「お前、何勝手な真似してんだよっ!俺はそんなに頼りないかよっ!!」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/27/f3/cd6999537fac247bdb79a4d49f72b251.jpg)
彼女は俺の姿を見て、
しばらく呆然としていた。
どうして俺がここに居るのかわからない、という顔だった。
その姿は本当に小さくて、今にも消えてしまいそうだった。
でもすぐに、彼女はハッと我に返った顔になり、
険しい顔でそっぽを向いてしまった。
俺は、その場に泣き崩れた。
堪らなかった。
この期に及んでまだ意地をはる彼女の心が。
愛しくて、悲しくて、涙が止まらなかった。
その日から手術までの2週間、俺は毎日病院に通いました。
けれど、彼女は変わらず頑なに俺を拒絶し続けました。
そして手術の日・・・・・・・・・・・・。
俺は会社を休んで病院に居ました。
俺が病院に着いた時にはもう彼女は手術室の中でした。
何時間過ぎたか解らないが、手術中の明かりが消えた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/yl/70.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/15/9e7d573f6d15d832b3cb79de1509eda5.jpg)
ドクターが出てきて「手術は無事成功。」
けれど、安心は出来なかった。
抗生物質を飲み、経過を慎重に見なくてはならないとドクターが言った。
俺は手術後も毎日病院に通いました。
彼女は、ゆっくりではあるけれど、回復していきました。
そして彼女は、相変わらず俺の顔も見ようとしない。
数ヶ月後。
ようやく退院出来る日が来た。
定期的に検査の為、
通院しなくてはならないし、
薬は飲まなくてはならないけれど、
日常生活を送れるまでに彼女は回復しました。
俺は当然、彼女に会いに行った。
お祝いの花束と贈り物を持って。
「退院、おめでとう」
そう言って、花束を手渡した。彼女は無言で受け取ってくれた。
俺はポケットから小さい箱を取り出して中身を見せた。
俗に言う給料の3ヶ月分ってヤツ。
「これももらって欲しいんだけど。俺、本気だから」
そう言ったら、彼女は凄く驚いた顔をしてから、うつむいてしまった。
「馬鹿じゃないの」
彼女の肩が震えていた。
「うん、俺馬鹿だよ。お前がどんな思いしてたかなんて全然知らなかった。本当にごめん」
「私、これから先だってどうなるかわからないんだよ?」
「知ってる。色々これでも勉強したから。で、どうかな?俺の嫁さんになってくれる?」
彼女は顔を上げて、涙いっぱいの目で俺を見た。
「ありがとう」
俺は彼女を抱きしめて、一緒に泣いた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/23/dc0175f47414cf3cf221035f86a73fc3.jpg)
ウチの親には反対されたけど、俺は彼女と結婚しました。
それから2年。あまり体は強くないけれど、気は人一倍強い嫁さんの尻に敷かれてる俺がいる。
子供もいつか授かればいいな、という感じで無理せず暢気に構えてる。
嫁さんのお腹に新しい命が宿ってるってわかった。
「子供は授かりものだから、無理しないでのんびり構えとこう」
とか言ってたけど、正直諦め気味だった。
まだ豆粒みたいなもんなんだろうけど、俺と嫁さんの子供が嫁さんのお腹の中にいる。
そう思っただけで、何か訳の分からない熱いものが胸の奥からこみ上げてきて、泣いた。
嫁さんも泣いてた。
実家に電話したら、結婚の時あんだけ反対してたウチの親まで泣き出した。
「良かったなぁ、良かったなぁ。神様はちゃんとおるんやなぁ」って。
嫁さんの親御さんは「ありがとう、ありがとう」って泣いてた。皆で泣きまくり。
嫁さんは身体があんまり丈夫じゃないから、
産まれるまで色々大変だろうけど、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/48/6acf86768437f8428f8e1210d90f439c.jpg)
俺は死ぬ気で嫁さんと子供を守り抜く。
誰よりも強いお父さんになってやる。
でも、今だけはカッコ悪く泣かせて欲しい。
追加曲です、 Every Little Thing の アイガアル
(パソコンの方はCtrlキーを押しながら下記画像をクリックして下さい。曲が流れます)
♪~アイガアル~♪
笑顔になった by kentathu
今回はMさんの話です。
涙腺が弱い方は一人の時に見て下さい。
心に伝わるback Musicとして
記事を書いてます。
45作目は
Every Little Thing のTime goes byです。
(パソコンの方はCtrlキーを押しながら下記画像をクリックして下さい。曲が流れます)
♪~Time goes by~♪
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/42/b3292ae41ba45b01b4f81d88a096e4f5.jpg)
きっと きっと 誰もが 何か足りないものを 無理に期待しすぎて 人を傷付けている・・・
追加曲
イーグルス(EAGLES)のDESPARADOです。
(パソコンの方はCtrlキーを押しながら下記画像をクリックして下さい。曲が流れます)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5d/c6/7eeababfe8ee6ffdc2d72d6d4adcec0c.jpg)
「ダイヤのクイーンは引くなよ
彼女は君を打ち負かすぜ
ハートのクイーンが一番いいって知っているだろ
何が君にとって一番かわかるよ」
と言う内容です。
それでは、長文になりますので時間がある時に「追記」に進んで下さい。
ではMさんの話です。
付き合って3年の彼女に唐突に振られた。
「他に好きな男が出来たんだー、じゃーねー」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/c0/03e48970ec0ab773f96adeb58af669bd.jpg)
就職して2年、そろそろ結婚とかも真剣に考えてたっつーのに、
目の前が真っ暗になった。
俺は本当に彼女が好きだったし、
勿論浮気もしたことないし、
そりゃ俺は格別イイ男って訳じゃなかったけど、
彼女の事は本当に大事にしてたつもりだった。
なのに、すっげーあっさりスッパリやられた。
どーにもこーにも収まりつかなくて、
電話するも着信拒否、
家行ってもいつも留守、
バイト先も辞めてた。徹底的に避けられました。
もーショックですげー荒れて、仕事に打ち込みました。
それから半年、お陰で同期の中でダントツの出世頭。
彼女の事も、少しずつ忘れ始めてました。
そんなある日、携帯に知らない番号から電話が。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/17/cb68c8bf998b189348a58c290a223c8d.jpg)
最初は悪戯とかだと思って無視ってたんだけど、
何回もかかってくる。
仕方ないから出ると、別れた彼女の妹を名乗る女性でした。
その女性が、
「お姉ちゃんに会いに来てくれませんか?」
・・・彼女は白血病にかかっていて、入院していたらしい。
ドナーがやっと見つかったものの、
状態は非常に悪く、
手術をしても助かる確立は五分五分だという。
入院したのは俺と別れた直後だったみたいでした。
俺は、病院へ駆けつけました。
無菌室にいる彼女をガラス越しに見た瞬間、
俺は周りの目を忘れて怒鳴ってました、
「お前、何勝手な真似してんだよっ!俺はそんなに頼りないかよっ!!」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/27/f3/cd6999537fac247bdb79a4d49f72b251.jpg)
彼女は俺の姿を見て、
しばらく呆然としていた。
どうして俺がここに居るのかわからない、という顔だった。
その姿は本当に小さくて、今にも消えてしまいそうだった。
でもすぐに、彼女はハッと我に返った顔になり、
険しい顔でそっぽを向いてしまった。
俺は、その場に泣き崩れた。
堪らなかった。
この期に及んでまだ意地をはる彼女の心が。
愛しくて、悲しくて、涙が止まらなかった。
その日から手術までの2週間、俺は毎日病院に通いました。
けれど、彼女は変わらず頑なに俺を拒絶し続けました。
そして手術の日・・・・・・・・・・・・。
俺は会社を休んで病院に居ました。
俺が病院に着いた時にはもう彼女は手術室の中でした。
何時間過ぎたか解らないが、手術中の明かりが消えた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/yl/70.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/15/9e7d573f6d15d832b3cb79de1509eda5.jpg)
ドクターが出てきて「手術は無事成功。」
けれど、安心は出来なかった。
抗生物質を飲み、経過を慎重に見なくてはならないとドクターが言った。
俺は手術後も毎日病院に通いました。
彼女は、ゆっくりではあるけれど、回復していきました。
そして彼女は、相変わらず俺の顔も見ようとしない。
数ヶ月後。
ようやく退院出来る日が来た。
定期的に検査の為、
通院しなくてはならないし、
薬は飲まなくてはならないけれど、
日常生活を送れるまでに彼女は回復しました。
俺は当然、彼女に会いに行った。
お祝いの花束と贈り物を持って。
「退院、おめでとう」
そう言って、花束を手渡した。彼女は無言で受け取ってくれた。
俺はポケットから小さい箱を取り出して中身を見せた。
俗に言う給料の3ヶ月分ってヤツ。
「これももらって欲しいんだけど。俺、本気だから」
そう言ったら、彼女は凄く驚いた顔をしてから、うつむいてしまった。
「馬鹿じゃないの」
彼女の肩が震えていた。
「うん、俺馬鹿だよ。お前がどんな思いしてたかなんて全然知らなかった。本当にごめん」
「私、これから先だってどうなるかわからないんだよ?」
「知ってる。色々これでも勉強したから。で、どうかな?俺の嫁さんになってくれる?」
彼女は顔を上げて、涙いっぱいの目で俺を見た。
「ありがとう」
俺は彼女を抱きしめて、一緒に泣いた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/23/dc0175f47414cf3cf221035f86a73fc3.jpg)
ウチの親には反対されたけど、俺は彼女と結婚しました。
それから2年。あまり体は強くないけれど、気は人一倍強い嫁さんの尻に敷かれてる俺がいる。
子供もいつか授かればいいな、という感じで無理せず暢気に構えてる。
嫁さんのお腹に新しい命が宿ってるってわかった。
「子供は授かりものだから、無理しないでのんびり構えとこう」
とか言ってたけど、正直諦め気味だった。
まだ豆粒みたいなもんなんだろうけど、俺と嫁さんの子供が嫁さんのお腹の中にいる。
そう思っただけで、何か訳の分からない熱いものが胸の奥からこみ上げてきて、泣いた。
嫁さんも泣いてた。
実家に電話したら、結婚の時あんだけ反対してたウチの親まで泣き出した。
「良かったなぁ、良かったなぁ。神様はちゃんとおるんやなぁ」って。
嫁さんの親御さんは「ありがとう、ありがとう」って泣いてた。皆で泣きまくり。
嫁さんは身体があんまり丈夫じゃないから、
産まれるまで色々大変だろうけど、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/48/6acf86768437f8428f8e1210d90f439c.jpg)
俺は死ぬ気で嫁さんと子供を守り抜く。
誰よりも強いお父さんになってやる。
でも、今だけはカッコ悪く泣かせて欲しい。
追加曲です、 Every Little Thing の アイガアル
(パソコンの方はCtrlキーを押しながら下記画像をクリックして下さい。曲が流れます)
♪~アイガアル~♪
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