最後の南海戦士・大道引退

歳を重ねるにつれ、そうしたことはいつかはやって来る運命ですが、とうとう男・大道も引退する時がやってきました。

巨人の大道が現役引退＝２３年間「悔いなし」－最後の「南海戦士」・プロ野球(時事通信) - goo ニュース

巨人の大道典嘉内野手（４１）が２９日、球団事務所で記者会見し、今季限りで現役引退することを表明した。最後の「南海（現ソフトバンク）戦士」として、１９８８年のプロ入りから２３年間を振り返り、「すがすがしい気持ちで、悔いはない。あっという間だった」と語った。

　ダイエー時代の恩師だった王ソフトバンク会長の「直球に振り遅れるようなら終わり」という言葉を思い出し、引退を決意。「一度外に出て、野球を一から勉強し直す。そしてチャンスがあれば、タク（今年４月にくも膜下出血で亡くなった木村拓也コーチ）のようにコーチになりたい」と涙を流した。

　三重・明野高からプロ入り、バットを極端に短く持ったしぶとい打撃で、ダイエーの３度のリーグ優勝に貢献。２００７年に巨人に移籍してからは主に代打として活躍した。通算成績は１３５６試合で打率２割８分４厘、６０本塁打、４１５打点。

YouTube - ソフトバンクホークス　大道　応援歌

いずれはやってくるとは分かっていても、いざ実際にその日がやってくると、やっぱり寂しいものですな。
南海ホークスがダイエーに身売りをして福岡移転が発表されたのが１９８８年。時を同じくして、阪急がオリエントリース、現在のオリックスへ身売りが発表され、あの頃のパリーグもまた、激動の時代。
あれから２２年が経過して、元阪急戦士は、ほぼコーチ専業ながらも、まだ選手兼任という形で中嶋聡が残っているというのも、息が長いというかなんというか…。
２００４年の球界再編問題で、ブルーウェーブとバファローズが合併したため、チームとしての公式記録上は、オリックスは阪急～ブルーウェーブの記録を引き継ぐ形になっているのは、未だにアタマでは分かっていながらも、どうしてもワンテンポ置かないと飲み込めない。チーム名はバファローズでも、チームの歴史を引き継いでいるのはブルーウェーブとか阪急とか。

歳を一つ一つ重ねる毎に、「元○○戦士」がいなくなっていく寂しさを、否応なく味わうことになる。
それは「元近鉄戦士」とて、決して例外ではない。

大道選手…。
多分巨人に移籍した経緯が経緯だから、ホークスに戻るということは、まずないだろう。
外の空気を吸って、コーチとして戻って来て欲しい。きっといいコーチになると思います。長年代打屋で張っていたから、コーチとして現場に戻った暁には、独特の勝負勘を、若手にビシビシと伝えてやって欲しいと思います。

大道選手、２３年間お疲れ様でした。
あ、馬券勝負はほどほどにね（笑）。