KERC活動日誌

柏アーリー・リコーダー・コンソート
古楽リコーダーアンサンブルの日々あれこれ

2019年1月12日 練習日誌

2019-01-14 08:25:01 | 練習日誌 2016~ 

◎午前の部
 場 所:旭町近隣センター 会議室
 出席者:3名
 活動内容:高橋明日香先生によるアンサンブル・レッスン
 
◎午後の部
 今回は、メンバーの都合でキャンセルになりました。

(練習曲)
・Johann Christian Bach/Blasersinfonie Nr. 4,5,6

 明日香先生門下生の発表会に備えて、昨年レッスンを受けたクリスチャン・バッハのリコーダー3本の合奏曲、4番から6番まで全曲を演奏しました。リズムがバラバラになることは少なく、停止せず全部演奏出来ました。先生から「断念指令」は出ず、第5番ヘ長調を候補に。
このあと第5番に絞って先生にレッスン頂きました。 
次回は1月19日。準備期間が少ないので今回の要点を纏めます。

第1楽章 アレグロ 
冒頭・要所のFとC、音程を「狙って合わせる」意識が必要。
2小節目のバスで音楽開始、前向きの音。
8~10、32~34小節のリズムは聞き合って合わせる。
36~37小節のフレーズは遅くならず先に進む。
全体的に、前に進むことが大事。

第2楽章 アンダンティーノ
重くない「スーっと前に進む」テンポ。
最初の下降フレーズは素直なレガート。
3小節目オクターブは繋げない。スラーはダメ。
この時代のロココ風の良い香りを漂わせたい。オッサンには難しいか?

第3楽章 メヌエット
この曲も軽さが欲しい。気持ち早めに、遅くならず。
特に、中盤の短調部分の減速に注意。センチメンタルになり過ぎない様に、バスは引っ張る感じで。

第4楽章 アレグロアッサイ
この曲も結構早め。分散和音は軽く。
2拍目はモタつかず、次小節の1拍目に持って行く様に。
17小節は普通、アクセント不要。
39,40小節の八分音符は短く。
 
(追記)
今回取り組む曲はCD等メディアで聞いた事はありません。J.C.バッハの作品、他の古楽作曲家に比べ聞く事は少なかったので、ちょっと調べてみました。
J.C.バッハはアマチュアも楽しめる作品を含め、小編成の作品数を多数残しています。さらに、ガンバのアーベル、トラヴェルソのヴェンドリング等と共に活動し、独奏曲からシンフォニーまで素晴らしい作品を残しています。 ご一聴をお勧めします。
モーツァルトにも大きな影響を与えたことは間違いなく、ガンバ、リコーダー、チェンバロ、リュート等の古楽器の終焉、フォルテピアノやクラリネットの登場、トラヴェルソの改良と発展と、このような時代の真っ只中に生きた、バロックから古典派への交差点に立つ代表的作曲家と思います。
今回の機会、こういった時代背景と新しい音楽への息吹・雰囲気を醸し出せたら嬉しいですね。

追記: 
今回演奏曲のオリジナル作品名が判りました。
シンフォニア 変ホ長調 W. B11 
(Sinfonia in E-Flat Major, W. B11)
ご興味ある方、Youtube、NAXOS、CD等メディアで聞いてみてください。
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