KERC活動日誌

柏アーリー・リコーダー・コンソート
古楽リコーダーアンサンブルの日々あれこれ

2021年6月26日 練習日誌

2021-06-28 19:01:49 | 練習日誌 2016~ 
今回も前回と同じく4名、豊四季台近隣センター体育館での合奏会でした。
(練習曲)
1、G. サンマルティーニ 2つのリコーダーのためのトリオ ヘ長調 AA Bc(Gamb)
2、セルミジ 合奏曲 SATB
3、J.S. バッハ カンタータ 第29番より SATB
4、J.S. バッハ カンタータ 第208番より 羊は安らかに草を食み SATB
5、G. フレスコバルディ 四声のカンツォーナ SATB
6、M. ロック SATB
7、G.P. テレマン 協奏曲 「ハンブルグの潮の満ち干」 SATB

 まず三人が揃ったところで、サンマルティーニのトリオを楽しみました。サンマルティーニは後期バロックから古典派へと続く、新しい雰囲気を感じさせる曲。一回通しただけですが、楽しく演奏開始。そこにイクさんが到着し、一気にフランスバロック初期のセルミジの合奏曲へとワープ。前回に比べてやや早めのテンポでの演奏したのですが演奏全体の抑揚が感じられず、かえって無表情になってしまった感じです。早いテンポで運指に気を取られ音楽の流れを楽しむ余裕、感受性、積極性が無くなるのかも知れません。
 次にバッハのカンタータ29番。各自の演奏テンポが揺れ動くのか、縦の線が崩れ空中分解しながらも要所要所で立ち直り、最終フレーズまで辿り着きました。テンポ・リズム感を携帯メトロノームで確認。このメトロノーム合奏、1拍1拍の縦線ガイドになるはずが、小節の1拍目が揃っていない事が良く解かります。小節全体を大きな1拍で数え、小節全体の拍子感を感じて、同時に各拍の時間軸を補正する。これがメトロノームの効用だと思いますが、なかなか難しい。今後の課題です。
 続いてバッハの「羊は安らかに草を食み」。NHKの朝のバロックで長年聞いていたあの曲です。KERCメンバーも知っていて譜面も難しくなく、幸せな感じで通す事が出来ました。
 続いて、グリさん持参のフレスコバルディー。イタリアのルネサンスからバロックへの道を切り開いた鍵盤奏者・大作曲家。以前、高橋明日香先生からご指導頂いた曲。生気溢れる上昇音型、ルネサンス音楽にバロックの息吹が感じられる曲です。リズムが重くなるのが「楽しんで演奏している感」を覆い隠している感じ。もう少し頑張りたいですね。
 午後は前回に続きマンチーニのソロソナタ第6番。各楽章の景色変化を楽しむつもりで演奏しました。
次の曲はイギリスの M.ロックの組曲。これもずいぶん前に高橋明日香先生からご指導頂いた曲です。
久しぶりの演奏ですが、フレスコバルディーと同じく、もう一度、基本を整理してより良い演奏に持って行きたいです。
 最後に、ドイツバロックを代表するテレマンの協奏曲「ハンブルグの潮の満ち干」。エオリアンコンソート編曲版を、何と全楽章、演奏しました。
 今回の合奏会、朝から約6時間フルに吹きまくり! 
疲れましたが、合奏をまたまた堪能しました。
こんなご時世、なお一層、合奏は貴重です。この時間を大切にしていきましょう。

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