NPO法人 太陽と水と緑のプロジェクトのブログ

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飲み水確保のこと

2015-04-06 | 自己紹介

ちょっと想像してみて下さい。

 

お水を飲むために、何キロもかけて、水を汲みに行くことを。

一面が乾燥して、川や池が干上がってしまうことを。

 

この地球で、世界では深刻な水不足に悩む場所があります。

 

インドについて言えば、雨期(6月~10月頃)を過ぎると、

雨はほとんど降らず、どんどん暑くなって、空気がどんどん乾燥していきます。

 

今年の2月、インド中西部のマハラシュトラ州で、

既に干上がってしまっている川を何筋も見ました。

高い山から見下ろす景色はほとんど茶色一食で、緑が見えません。

時々、ダムや貯水池に水があるところを見ると、思わず嬉しくなったほどです。

 

そのとき、「水は当たり前に手に入るものではないのだ」と実感しました。

 

首都デリーにおいても、水不足は深刻な問題です。

固い岩盤を機械で削り、莫大な費用をかけて貯水池を作っても

地面に浸みていき、乾期の灼熱のために、一年はもちません。

 

今回、2月に訪れた際、

「今年は雨期が短かったから、夏場の水不足が心配だ」

という声をよく耳にしました。

 

雨期に溜めた雨水をなんとか乾期でも手に入るように。

現在、私たちはその解決に向けて取り組んでいます。

 

 

 貯水池の脇に積まれた岩盤。地面の下には、固い岩がごろごろしています。 


私たちのこと

2015-04-06 | 自己紹介

いま、私たちは主にインドの農村支援の活動を中心に動いています。

 

始まりは、2006年。

スラムに住む子ども達への支援をきっかけに、私的な活動として始まりました。

 

私たちの生活と比べたら、決して恵まれているとはいえない環境がそこにはあります。

でも、彼らの表情や言動からは、本質的な豊かさが伝わってきます。

豊かさの中で見落としがちな大切なことが、

そこにはあるように思います。

 

「支援」といいながら、元気をもらうのは私たちの方でした。

 

2011年頃から、手作りソーラーパネルを使った活動を始めました。

 日中でも真っ暗な家の中。目が慣れるまで、しばらく何も見えません。

 

都市に出なくても、村の中で暮らせるように

村で生活しながら仕事やお金が循環するように。

 

私たちは、寄付ではなく、

現地の人たち自身が稼いで自律していけるような仕組み作りを考えます。