Quiet storm

Slow life♪

フジコ・ヘミング

2009-10-28 12:19:16 | 人物
フジコへミング、本名はイングリッド・フジコ・フォン・ゲオルギー。

僕は彼女が大好きだ。


彼女の奏でる音が大好き。
飾らない生き方が大好き(部屋など散らかし放題)
彼女の価値観、考え方が大好き。
彼女の演奏する姿が大好き。
彼女の発する言葉達が大好き。


そんな彼女のドキュメンタリーがNHKで再放送されていた。見るのは3回目くらいかなぁ。昨日は予想してなかったから、TVをつけた瞬間に思わず感動。


彼女の言葉は本当に大好き。

「ちょっとくらい間違えたっていいじゃない、人間は機械じゃないんだから。だから、ぶっ壊れそうな鐘(ラ・カンパネラ)があったっていいじゃない」

「ぶっ壊れそうなくらい繊細な人が好き、ぶっ壊れそうなくらい繊細なほうがいい」

「私は私が演奏するカンパネラが一番好き」

「私はミスタッチが多い。直そうとは思わない。批判する方が愚かしい」

「私の人生にとって一番大切なことは、小さな命に対する愛情や行為を最優先させること。自分より困っている誰かを助けたり、野良一匹でも救うために人は命を授かっているのよ。」


ラ・カンパネラ




YOUTUBEのページのコメントにもいい事がいっぱい書いてあります。

中でも、これが好きです。

「人間の弱さも・・強さも・・卑しさも・・優しさも・・醜さも・・ 華やかさも・・殆んどの事を「知ってる」って言うより「感じ取っ た」人なんだろうねぇ。」




<フジコ・へミング>
スェーデン人の父と日本人の母をもち、ベルリンで生まれる。その後、東京芸大を卒業し、留学を目指すが無国籍だったために断念。その後、30歳のときに難民として留学を果たす。ヨーロッパ在住中に風邪をこじらせ(貧しかったために暖房がつけれなかった)聴力を失う。現在は左耳が回復してきている状態。
彼女の人生、その中で感じた事、考えてきたこと、学んできたこと全てを表現する演奏。アーティスト(演奏家)として、リストの作品を表現するものとして、一人の人間として
僕は彼女が大好きだ!


生きるということは自分を表現する事なんだなぁと思う今日この頃です。