勝連荘

勝連荘、、、波照間島集落の中心にある宿で、一泊2500円の素泊まり宿です。おじいと息子さんの二人で切り盛りしています。



僕はこの宿が大好きです。

一言でいうと、あったかぁい宿です。

この宿への道のりは険しくも遠い道のりを経験しないといけません。

まずは予約から始まります。
おじいは93歳。すごく元気なんですが、歳なんでちょっと耳が遠い。だから、予約の電話もよく聞こえていない（最近は補聴器新しくしたみたいだけど、調子がよすぎて逆にうるさくてはずしているみたい、よって結局聞こえない）笑。だから、予約が取れても実際に宿につくまで気が抜けない。ダブルブッキングなんて当たり前、宿のキャパシティーの倍の人数の予約をとるなんて事もよくある事みたい。相部屋ということも、、、でも、八重山を旅する人たちは相部屋なんて気にしない人が多いんだけどね。それも旅の醍醐味。

宿泊客が一緒に予約をとるなんてのもちらほら。



そんな宿だけど、おじいと息子さんと二人と話をし、一緒の時間を過ごせば全てのしがらみから開放され、楽しく生きていこうという気持ちになれます。まさにリフレッシュには最高の宿です。

おじいは、頭がよく何でもよく知っています。だから話題に事欠く事はありません。ただ、会話が始まると、長い。2,3時間は当たり前。朝の6時から夜中の12時まで話し続ける。それでも、みんな、おじいの話が大好き。シーツの洗濯や部屋の掃除もおじいが一生懸命がんばっている。見送りの際は、きちんとシャツとズボンを履いて見送ります。
息子さんは息子さんで朝(6時くらい)から道端の木陰(日の当らない場所)でサングラスをかけて寝そべっている。そんな感じでとっても面白くて自由！

おじいの軍隊式シーツの引き方講習会（有名です）。



この前は一人の女の子がずっと泊まっていたんだけど、精算の際、「あんたはシーツたたむの手伝ってくれたりしたから2泊分はお金要らないよぉ」だって(笑)、自転車も通常500円とってるんだけど、お金とったりとらなかったり。それを横で見ていた息子さんが「もう困っちゃうよ」と言いながらおじいが受け取った一万円を取り上げておじいが怒るみたいな。もぉ、おじいと息子の絡みと会話も最高です！
たまに、近所の人が泡盛片手に客と飲んで島について熱く語るなんて事も、、、



ネットで勝連荘を検索してみてください。みんな勝連荘が、おじいが、息子さんが大好きなのがよく分かります
勝連荘の口コミ


ずっと元気でいてほしいなぁ、、、

あぁ、またおじいに会いに行きたい、、、