「縛っていいかい?」
「ねぇ、縛っていいかい?」
ロープと虫取り網を持った丸坊主の子供が、シュノーケルセットを借りに訪れた僕に言う。
「縛っていいかい?」
返事を待つわけでもなく、子供は僕の体にロープをグルグルと一生懸命に巻いていく。
子供は妻を仲間にし、僕の体はロープで巻かれ完全に身動きがとれなくなった。
子供は、持っていた虫取り網で僕を捕まえようとし、僕の頭は網に入ってしまった。
「捕まえた!」
それが、僕とその子の初めての出会い!
僕が始めて波照間を訪れたある日の出来事。
あれから、どのくらいの時間が過ぎ去ったのか?
僕は、里帰りのように波照間へ行っている。
しかし、島にはもう彼女の姿がない。
家族が島を去ったのだ。
島の現実をあらためて思い知らされた。
<未来という現実>
<2010 波照間>
K-7+DFA100mm MACRO
僕は、彼女にこの島の未来を見ていたのかもしれない!
きっとそうだ!
彼女が成長したように、僕も成長しよう!
新たな旅を僕に教えてくれたような気がする。
「ねぇ、縛っていいかい?」
ロープと虫取り網を持った丸坊主の子供が、シュノーケルセットを借りに訪れた僕に言う。
「縛っていいかい?」
返事を待つわけでもなく、子供は僕の体にロープをグルグルと一生懸命に巻いていく。
子供は妻を仲間にし、僕の体はロープで巻かれ完全に身動きがとれなくなった。
子供は、持っていた虫取り網で僕を捕まえようとし、僕の頭は網に入ってしまった。
「捕まえた!」
それが、僕とその子の初めての出会い!
僕が始めて波照間を訪れたある日の出来事。
あれから、どのくらいの時間が過ぎ去ったのか?
僕は、里帰りのように波照間へ行っている。
しかし、島にはもう彼女の姿がない。
家族が島を去ったのだ。
島の現実をあらためて思い知らされた。
<未来という現実>
<2010 波照間>
K-7+DFA100mm MACRO
僕は、彼女にこの島の未来を見ていたのかもしれない!
きっとそうだ!
彼女が成長したように、僕も成長しよう!
新たな旅を僕に教えてくれたような気がする。
切ないです。ただ単純に切ないという心境では
きっとLiveさんはないでしょうね。どこか寂し
いけど・・・
「家族の引越し=この子の成長への旅立ち」
この地では成し得ない「何か」をこの子は新し
い土地で得て成長していくことでしょうね。
この子にこの島の未来を見ていた。ここって
すごく重要なポイントのような気がします。
写真を見た後であらためて奥様を味方につけ
「縛っていいかい」、「捕まえた!」文章を
読むとそのシーンが何となく目に浮かびます。
「切なさ」と「まだ見ぬ彼女を通しての希望」
そして「現実、未来の島の姿や在り方」・・・
Liveさんの伝えたいことの深さは今のボクでは
ちゃんと理解できないのかも知れない。でも何
となくですが、分かった気になりたいです。
そうですねぇ、はっきりいって寂しいですね。
島のイメージとこの子がマッチしていたもんでよけいにそう思いますね。
みんな、この島の海のきれいさやスローライフなところが好きでいっぱい観光客が来てここに移住したいとかいってる人が多いですけど、島の現実はそんなもんじゃないですね。
僕は、この島に通い続けて地元の人たちと仲良くなって行くうちにそう思うようになりました。
結局は、ないものねだりなんでしょうね!
僕はこの島を一つのテーマとして持ってます。いつか、きれいなだけのこの島だけでなく、本当の波照間をテーマに写真展がしたいのです。
以前は、きれいな写真ばっかり撮ってましたが、今はその裏側にあるものばっかり撮ってます。それが、僕の成長なんでしょうね。
そして、その成長の結果がこの「未来という現実」だと思ってます!