人質の車列を軍爆撃で4台大破 脱出者が証言 アルジェリア邦人拘束
産経新聞 1月18日(金)15時1分配信
人質を乗せて施設を移動した車は、アルジェリア軍に爆撃された-。アルジェリアの天然ガス関連施設で起きた外国人人質事件で、九死に一生を得て現場を逃れたアイルランド人男性が生々しい現場の状況を家族に証言した。ロイター通信が報じた。
軍による制圧作戦は17日午後0時半(日本時間同8時半)ごろ開始された。軍用機による銃撃に続き、地上部隊が施設に突入した。 男性の証言によると、犯行グループは5台の小型四輪駆動車に人質を乗せて施設から動き出した。その瞬間、5台のうち4台がアルジェリア軍に爆撃され、大破したという。
男性の乗った車両も損壊し停止。爆撃された他の4台について、男性は「乗っていた全員が恐らく死亡したと思われる」と語った。また、人質たちの拘束の様子も証言し、「人質は口にテープを張られ、首に爆弾をぶら下げられていた」と説明した。男性がその後、どのように脱出したかは明らかではない。 外国人の拘束に関しては、腹部に爆発物の付いたベルトが巻かれ、後ろ手に縛られていたとの情報もある。
ただ、どのような攻撃が行われ、何人の人質がなぜ犠牲になったのか、詳細は不明のまま。アイルランド人男性の証言通りだとすれば、拙速な作戦で多数の犠牲者が出たとの批判が高まる可能性がある。
一方、作戦は犯行グループも戸惑わせたようだ。フランスのルモンド紙(電子版)は、施設内の建物に拘束されていた多くのアルジェリア人人質が攻撃でパニックとなり、入り口に殺到。犯行グループがこれを制御できなかったと伝えた。
1 事件が発生してからの対応、関係諸国の首脳は本国にいて陣頭指揮をとっていた。
2 大使館がありながら情報を収集できない、国の動きについて把握できていない。アルジェリアと言う国のあり方を理解しておかなければならない。
3 強行な動きをしなければならないアルジェリアという国について知っておかなければならない。
4 強行突破したアルジェリア政府とテロ集団の両方からの情報が流されているところをきちんと見極めなければならない。
5 英・米はすでに情報をつかんでいると思う。しかし、情報源が明らかになることから公言できないし、機関内でも1部しかしらされていないと思う。
6 日本の情報公開のあり方についても問題があるのかもしれない。
7 この事件も突然起きたのではなく、やるからには計画的なものがあったのではないか、それを察知することも危機管理の1つである。たとえば、フランスがマリへの空爆をアルジェリアが認めたことがテロ組織を刺激したという考えかた。
※北アフリカ、イラク、イラン、中東地域は危険な場所であり、常に死と隣り合わせで仕事をしているように意識をもっていなければならない。
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