ゆる旅kikky・虫日記

~~目指すは山頂からムシに変わりました
~~虫の名前はネットや書籍で調べていますが間違い多しです。

シリーズ 山登り回顧録⑤「お釜~熊野岳」①熊野岳

2014-04-03 17:30:06 | 山登り回顧録


馬の背から熊野岳方面の道(2011年8月)


①蔵王レストハウス~熊野岳
②大黒天~刈田岳~蔵王レストハウス~熊野岳
③蔵王レストハウス~熊野岳避難小屋~地蔵山~三宝荒神山
④蔵王レストハウス~熊野岳避難小屋~名号峰
⑤蔵王レストハウス~熊野岳~中丸山

上の地図は、前回の「山登り回顧録⑤」で取り上げた、中央蔵王の登山履歴をルートで色分けしたものである。今回は①のルートを振り返る。

起点は蔵王レストハウス駐車場である。蔵王エコーラインからハイラインに入る地点に料金所があって有料道路であるが、レストハウスのオープン時間外は無人となるので早朝や深夜は無料で入れる。しかし、レストハウスが閉まっているので、トイレや自販機などの設備は使えない。このときは、宮城県側ならば、不動の滝とガガ温泉入り口と、コマクサ平に公衆トイレがあるのでそちらを利用させてもらう。

登山日時を記録した手帳があったはずなのだが、見つからないし、このときの写真もない。たしかカメラを忘れていった様な気がする。これらの写真は2回目以降に登ったときのもので、終わりかけのコマクサを写真におさめた。8月の初めだったと思う。


御釜とコマクサ

このころはまだ山登り初心者だったので、ペース配分がわからず、歩いたら息が切れて休む、を繰り返しながら歩いた。
まず駐車場を出発してエメラルドブルーに輝くお釜を眺めながら馬の背といわれる稜線を歩いて熊野岳避難小屋を目指す。避難小屋直前は大小の火山礫が転がっており急な登りとなっているので慎重に登る。不整地を歩くのも慣れていないし、斜面に対するバランス感覚もないので、転がり落ちそうな感覚である。本当にここを登っていいのか一人なら不安になる所だが、先行者がいたのでとりあえず登る。

避難小屋まで登りきると西側の雄大な景色が広がっていた。そこからは、後日登ることになる地蔵山や名号峰への道がつながっていた。今はまだここまでだけど、その向こうに行きたいという欲求が少しづつ湧いてくる瞬間だった。夏の天気は下界から雲がわき上がってくるので、雲の間から見えるすばらしい景色に感動しながら歩いた。そしてその日の最終目的地の熊野岳へほどなくしてたどり着いた。高度感あふれる熊野岳山頂からの景色は絶景だった。