Labyrinthe

& Le Charme

がんばれブルーノ・フィル!

2007-11-12 19:27:08 | 音楽
この前、久しぶりにオーケストラを聴いてきました。
プログラムは、音楽好きながら誰でも知っているカルメン、ボレロ、展覧会の絵の3本勝負。
っていうか、この3本勝負はつらくないか?とチケット買った時に、少なからずオーケストラの心配をしてしまった私。(あと、曲の出来もね。)
なぜなら、この3曲は全て普通のの演奏会だったら、トリに持ってきていいくらいの派手さと、アンサンブルの難しさがあるからです。
オーケストラの難しさは、それぞれの奏者のレベルもさることながら、彼らを一つの曲にまとめる時のバランスもあります。
本当の一流の奏者はどんなオケでも、なじんだ演奏をしてくれるでしょうが、それは個性の強いアーティストたち、とても難しいことです。
もしかしたら、全部ダメダメな可能性もありかしら・・・と思って席に座ったら、
チェコ人の情熱で押し切りました!!(笑)
最初のカルメンがかなり思ったよりも長くてびっくり。
よく知っている旋律を全部網羅した、オリジナルカルメン組曲を演奏した後、息切れするかと思いきや、ボレロはなんとか踏ん張ってました。
でも、微妙にアンサンブルの乱れがボレロで見えたので、展覧会の絵は大丈夫か?と思ったら、
トランペットと、フルートの1stをメンバーチェンジしてきました!
実はこの3曲、管楽器の比重が大変高くて、高音域で主旋律を吹くことの多いこの2つの楽器の1stは大変なのです。
ヴァイオリンと違って、皆で力を合わせて主旋律、という構成ではないですから。
とにもかくにも、1stトランペットが展覧会の最初のプロムナードを吹き終えた後の、安堵の表情を私は当分忘れられません!
まさに、ひと仕事終わったーーーーー!!!みたいな。
演奏中なのに!(笑)
フルートに関しては、アンサンブルは難しくても目立つ場面は比較的少ないので、安心?です。
ウィーンに行った時のウィーンフィルの演奏、その他諸々と比べるとクオリティは全然なのですが、妙に魅かれる味があって、きっと地元では愛されているオケなんだろうな、と思われました。
私も、別の曲だとここがどう演奏するか聞いてみたいかも。
でも、CDは買えませんでした!
いや、生で聞くべきでしょう、この演奏は。
どうも、CDには教科書のような質のいい演奏を未だに求めてしまいます。
たとえ細工されていると分かっていても!
音楽のダウンロードがもっと一般的になったら、気軽にこういう演奏も購入出来るかもしれません。
ちなみに、今回の演奏会はアンコールはなしです。
いや、アンコールしてくれたらすごいと思ったのですが・・・。
さすがに、指揮者も含めて皆体力消耗したようでした。
でも、今度の来日も覚えておきますよ、ブルーノ・フィルさん!


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