風薫る五月、大阪市内への所用の帰り道、住吉公園と住吉大社に立ち寄ることにした。
いつもは、国道26号線(大阪市から和歌山市を結ぶ一般国道)を通行している。
今日は、住吉大社と隣にある住吉公園を見学したいと想っていた。
この道路は、その昔の紀州街道で、海の側を通ることから 「岸の辺の道」 と呼ばれ、奈良の 「山の辺の道」 と併称されていた。
住吉公園は、現在は公園として、花壇や池、遊戯施設、野球やサッカー、テニスなどが楽しめる市民憩いの場として整備されている。
しかし、元は住吉大社の境内で、大社の馬場があった他、公園の中央を東西に走る道は、潮掛道といわれる住吉大社の表参道だった道である。
また、元の海沿いで国道26号線に面した所に立っている高燈篭といわれる灯台は、住吉大社の燈篭で、鎌倉時代に創建された日本最古の灯台である。(現在の燈篭は1971年に復元されたもの)
この高燈篭の建つ場所一帯は、現在は市街地になっているが、かつては、海に面し、風光明媚な景観が広がっている場所であった。
ここは住吉の浜と呼ばれ、大社前に広がる風景が、日本の美しい風景の典型とされ、白砂青松(はくしゃせいしょう)の原景である 「住吉模様」の地といわれていた。
また、鎌倉時代の「元寇」(げんこう=鎌倉時代中期にモンゴル帝国(元))が二度(1274年と1281年)にわたり、日本へ襲来(蒙古の襲来)する時は、蒙古撃退のための住吉大社による浜祈祷が、住吉公園の前に広がっていた住吉の浜で行われていた。
大阪府営公園としては、浜寺公園と共に1873年に指定され、大阪で一番歴史のある公園である。
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国道26号線からの住吉公園入口と大社の表参道だった潮掛道
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国道26号線沿いの入り口近辺にある住吉公園案内図
元寇の戦いの折には、公園前に広がる風光明媚な住吉の浜で、住吉大社による祈祷が行われた。
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鎌倉時代に住吉大社への献灯として立てられた日本最古の灯台。現在の灯台(高燈籠)は昭和49年に復元されたもの。
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国道26号線近くの公園入り口で見事な花を咲かせるルピナス
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かつては、住吉大社へ参拝する船人や大陸への渡航者達の参道であった潮掛道
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文字の通り「心」の字をかたどった池であることなら名づけられた心字池
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心字池に架かる石橋、周りには松や桜などが植えられ市民憩いの場となっている。
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花向こうでの公園広場には幾つかの遊戯施設が整えられ、子供達の戯れる姿があった。
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公園内の道沿いにある良く手入れされた色とりどりの花
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色鮮やかな綺麗な花 潮掛道沿いに植えられた花
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公園の木陰で囲碁や将棋などを楽しむ人たち
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噴水やステージなども作られみんなで楽しめる花と水の広場
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花や水などと一体となって共演を楽しめる花と水の広場
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公園内の鮮やかな赤い花 公園と大社の間にある南海住吉大社駅
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住吉大社前を通行する路面電車(阪堺電軌)
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住吉公園方面からの住吉大社入口
住吉公園前の国道26号線は、大阪市内の行き帰りなどで良く通行する道路で、高燈籠の建物も良く見かけていたが、カメラにおさめることは始めてである。
それに、この場所が風光明媚で白砂青松の景色の典型である「住吉模様」の地であることは驚きであった。
今は綺麗な海や砂浜は埋め立てられ、市街地の中心になっていてその面影はなく、想像すら出来ない。
しかし、この公園には永い歴史があり、 市民の憩いの場として、あるいは市民の日常生活の一部として、この公園に溶け込み、親しまれているように思える。
やはり、住吉大社の境内であったことが、市民からの親しみを生み、公園を利用する人たちに、いい影響を及ぼしているのだろうか! 利用する人たちの心の絆を感じずにはいられない公園である。
まさに、人々の心に住吉模様が描かれている様であった。
いつもは、国道26号線(大阪市から和歌山市を結ぶ一般国道)を通行している。
今日は、住吉大社と隣にある住吉公園を見学したいと想っていた。
この道路は、その昔の紀州街道で、海の側を通ることから 「岸の辺の道」 と呼ばれ、奈良の 「山の辺の道」 と併称されていた。
住吉公園は、現在は公園として、花壇や池、遊戯施設、野球やサッカー、テニスなどが楽しめる市民憩いの場として整備されている。
しかし、元は住吉大社の境内で、大社の馬場があった他、公園の中央を東西に走る道は、潮掛道といわれる住吉大社の表参道だった道である。
また、元の海沿いで国道26号線に面した所に立っている高燈篭といわれる灯台は、住吉大社の燈篭で、鎌倉時代に創建された日本最古の灯台である。(現在の燈篭は1971年に復元されたもの)
この高燈篭の建つ場所一帯は、現在は市街地になっているが、かつては、海に面し、風光明媚な景観が広がっている場所であった。
ここは住吉の浜と呼ばれ、大社前に広がる風景が、日本の美しい風景の典型とされ、白砂青松(はくしゃせいしょう)の原景である 「住吉模様」の地といわれていた。
また、鎌倉時代の「元寇」(げんこう=鎌倉時代中期にモンゴル帝国(元))が二度(1274年と1281年)にわたり、日本へ襲来(蒙古の襲来)する時は、蒙古撃退のための住吉大社による浜祈祷が、住吉公園の前に広がっていた住吉の浜で行われていた。
大阪府営公園としては、浜寺公園と共に1873年に指定され、大阪で一番歴史のある公園である。
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国道26号線からの住吉公園入口と大社の表参道だった潮掛道
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国道26号線沿いの入り口近辺にある住吉公園案内図
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元寇の戦いの折には、公園前に広がる風光明媚な住吉の浜で、住吉大社による祈祷が行われた。
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鎌倉時代に住吉大社への献灯として立てられた日本最古の灯台。現在の灯台(高燈籠)は昭和49年に復元されたもの。
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国道26号線近くの公園入り口で見事な花を咲かせるルピナス
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かつては、住吉大社へ参拝する船人や大陸への渡航者達の参道であった潮掛道
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文字の通り「心」の字をかたどった池であることなら名づけられた心字池
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心字池に架かる石橋、周りには松や桜などが植えられ市民憩いの場となっている。
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花向こうでの公園広場には幾つかの遊戯施設が整えられ、子供達の戯れる姿があった。
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公園内の道沿いにある良く手入れされた色とりどりの花
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色鮮やかな綺麗な花 潮掛道沿いに植えられた花
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公園の木陰で囲碁や将棋などを楽しむ人たち
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噴水やステージなども作られみんなで楽しめる花と水の広場
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花や水などと一体となって共演を楽しめる花と水の広場
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公園内の鮮やかな赤い花 公園と大社の間にある南海住吉大社駅
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住吉大社前を通行する路面電車(阪堺電軌)
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住吉公園方面からの住吉大社入口
住吉公園前の国道26号線は、大阪市内の行き帰りなどで良く通行する道路で、高燈籠の建物も良く見かけていたが、カメラにおさめることは始めてである。
それに、この場所が風光明媚で白砂青松の景色の典型である「住吉模様」の地であることは驚きであった。
今は綺麗な海や砂浜は埋め立てられ、市街地の中心になっていてその面影はなく、想像すら出来ない。
しかし、この公園には永い歴史があり、 市民の憩いの場として、あるいは市民の日常生活の一部として、この公園に溶け込み、親しまれているように思える。
やはり、住吉大社の境内であったことが、市民からの親しみを生み、公園を利用する人たちに、いい影響を及ぼしているのだろうか! 利用する人たちの心の絆を感じずにはいられない公園である。
まさに、人々の心に住吉模様が描かれている様であった。
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