西荻窪の整体 木村均整院のブログ

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深層筋と武術

2007年10月30日 | スポーツ
 インナーマッスル(深層筋)は、主に姿勢を維持したり、大きな関節を固定したりする筋肉で身体の内部の深いところにある筋肉を指します。

 それに対してアウターマッスル(表層筋)は、身体を動かすときに使う筋肉で深層筋を包み込むような大きな筋肉です。

 20数年、色々な武術をやってきていて、出来るだけ身体の表面の筋肉のアウターマッスルを使わないで、身体の深層部にあるインナーマッスルを使うことが極意だと分かりました。

 深層筋は体の中に隠れたように存在する筋肉で表面からは分かりません。合気道でよく言う「呼吸力」や中国拳法の「発勁(ハッケイ)」などは、その深層の筋肉が動き、それが先導して表層筋を使っているのではないかと思います。

 深層筋を使うと、敵からは体の表面の筋肉が動かないため、動きが気づきにくいという利点があります。また、接触していても表面の筋肉は弛んだまま奥から別の力が波のように伝わります。

 表層筋を全く使わないのではなく、深層筋からの力を伝達させる、または増幅させるというイメージだと思います。

 しかし、解剖学的に手足を動かす筋肉は表層筋のアウターマッスルです。姿勢維持するための筋肉である深層筋を主体に動かすことなど出来るのでしょうか?

 「名人や達人は出来る」・・・というのが私の答えです。

 日本武術や中国武術でも、名人達人は歳を取っても力は衰えることはありません。それは、名人達人はこれら筋肉の伝達が通常の人と逆か、全く違うのではないかと考えられます。

 それでは、どうすれば深層筋を主体に動かすことが出来るのでしょうか?

 今回はちょっとマニアックなお話でした。つづきはまた。

       杉並区西荻窪の整体・木村均整院

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