朝から、地域自治協議会検討委員会の会合があった。席上、協働推進課から、奈良市の取り組みについて説明があった。
その中で、自治連合会の検討委員会と、奈良市庁内検討委員会と意見交換を行う「合同会議」を7月に第1回を開催したが、協働推進課が、スケジュールを市長に示したところ、市長から、年度内にもっと積極的に開催して、「毎週でもやってください」と話があったという。
連合会では、25年から検討を進めてきたが、26年度は合同会議の計画をしたが1回も開かれず、いよいよ条例提出時期になって、いきなり早く進めるように指示があったという。
なぜなのか?
従来は、「連合自治会から提案してください」と言っていたのに急に担当課のお尻を叩くようになったのか?
先日100年会館で、連合自治会が全自治会長を集めて「奈良市市民活動セミナー」を開催したことが引き金になったのか?
市民参画及び協働のまちづくり条例に、市民公益団体の中に、地域自治協議会の存在を入れた条例案を12月議会に出すためか?
市長の急な方向転換に戸惑った。
奈良市が制度設計のペースを上げてくれたことは連合自治会としてありがたいことだが、条例や、規則や要項づくりが目的になっているような気がする。
6年前に、「奈良市市民参画及び協働のまちづくり条例」を作った時も条例を作っただけで、その後5年間具体的な進展が見られず、市民は条例ができたことやその中身については何も知らなかった。という現実がある。
制度設計やスケジュールやその目的・目標を明確に示し、具体的推進方法が示されないまま進んでいくのは危険だと思う。
権力者は、権力でなんでもできると思い込んでしまうが、人を活かせなくては、権力はもろ刃の剣になってしまう。
先日視察した、松阪市でも全国最年少の山中 光茂市長が辞任した。
「午後から緊急の管理職による取締役会議のなかで、1人の部長が「市長がこれまで職員と培ってきた改革の仕事はまだ残っているはずなので、この一カ月半において私たちにしっかりと最後まで伝えてください」という言葉には涙が出そうになりました。」