市長が,奈良市の観光振興のためにターゲットを(1)修学旅行の誘致。(2)中高年の婦人の誘客。(3)各種コンベンションの誘致と明確にした『誘客』を打ち出し,その第1弾として、先日東京事務所が開設されました。また、JR奈良駅西口に『ホテル』を誘致したいと言う提案もされました。
しかし、この提案に,旅館組合から反対の意見が出され,5月17日、7月12日のブログでも紹介しましたが,旅館組合長,飲食店組合長、商店街組合長、奈良市観光協会会長と市長の懇談会を企画して行ってきました。
この懇談会の目的は,
1、市長の奈良市の展望を十分理解されていないことから起こる反発と理解して、
市長の想いを語ってもらう場づくり
2、各組合間の連携強化 (コミュニケーションの場づくり)
3、遷都1300年に向けて官民協力体制を作る場づくり
4、何かが生まれ,何かが走り出すこと
でした。
ホテルの誘致に反対を唱えている1人ひとりとお会いして,話をお聞きすると,ホテルが進出してくることに反対をしているのではないことがわかりました。
反対の理由は,
1)三井ガーデンホテルが進出してきた時に,取った奈良市の優遇施策に対する不信
と反発。
2)奈良県,奈良市の都市計画法によって建物の高度規制に対する従来の行政側の
対応に対する憤りと反発
が,大きな障害になっていることがわかりました。
そこで,各組合長さんと話をする中で,市長の想いを伝えるとともに直接市長に聞かれてはどうかということで,『懇談会』の開催となったわけですが,反対を唱えていた,魚佐旅館の金田専務(本人の了解を得て紹介)と話をする中で,一度市長にあって直接話を聞きたいということで本日面談ということになりました。
席上,金田さんより質問が出されました。その概略を紹介します。(本人了解)
1.藤原市長は、まずJR奈良駅再開発に際し、駅周辺をどの様なスタイルの町に
したいと思って居られるのか?
先ず,町のイメージが大事なので,国際文化観光都市としてはっきりわかるようなまちづくりを考えている。奈良は、良いものが点在しているが、その間のアクセス道路や,その移動手段にかける面がある。JR奈良駅や,近鉄奈良駅からは,基本的には徒歩やベロタクシーで楽しんでもらうことが大切であり,奈良のシンボルロードとしての三条通りも拡幅をしていく。またJR奈良駅の東西の駅前は,朝,昼,夜も仕えるような町にしていきたい。
2.藤原市長自身は、どの様なホテルが来れば望ましいとお考えなのか?
(ハイアット級か?リッツカールトン級か、プリンス級か?)
奈良の観光客の層も多様なので,現在のように,修学旅行生用や,一般的なホテルや奈良ホテルのような格式を持った所もあるが,もう少し高級なというか,高品質、高価格の人をターゲットになれば良いのでは,また、外国人観光客も意識したものになれば良いと考えている。いずれにしても奈良に来るさまざまな客層の受け皿づくりが必要と考えている。
3.誘客政策
東京事務所開設の帰路に全国修学旅行協会を訪問しご挨拶を行ってきた。そこで様々なご意見を頂いてきた。そこで今後大切になってくるのが,『奈良に泊まるメニューを作ること』の重要性を実感したので,『もてなしマニュアル』を作りたいと考えている。
4.東京事務所でお客様を獲得したと仮定して、そのお客様の受け入れは、どの様にして配分していくおつもりですか?
いずれにしても東京事務所で学校を振り分けることはない。
各旅館がメニューを作りサービスを考えていただくことによって,学校が選ぶでしょう。
5.都市開発
現在の高度・容積・建坪率規制により、奈良の旅館が巨大化出来なかったというのが、部屋数の少ない原因の主たる部分
で有ると、我々は考えている。これは、行政側の問題である。市長自身は、この点について、どの様に総括されるのか?考えをお聞かせ頂きたい。
この問題は,都市計画の問題なので,今後対応を考えていく。
従来、平城京跡からの眺望や,西ノ京からの遠望を基準にして,『天平の甍』を実感できるようにとの基準は良かったのではないかと思うが,従来のように一律に一定の面積に同じ条件ということにはならないかもしれない。
等々の話がありました。約1時間弱の面談だったのでお互いに十分理解が得られたとはいかないと思いますが,何かの答えにはなったのではないかと思います。
その後,市長とともに,農業委員会の総会に出席。
終了後、旅館業者を訪問して面談
今までの市長懇談会の趣旨を話すとともに、私が危惧をしていることを訴えさせていただきました。
すなわち,遷都1300年に向けて,観光関連業者が「何が出来るのか?」今こそ,関連業者が横の連携を取るとともに、官民協力をしなければ500万人のお客様を失望させる。
そのためには,各組合の活性化と組合の団結が必要であること。
そして、1300年祭の事業内容がわからないと待ちの姿勢ではなく,自分たちは自分たちで500万人のうち何名の人に泊まってもらうためにアイディアを出し、みんなで合意をして取り組むのか?
時間はあるが,時間はないですよ。と話しました。
「わかりました、そのとおりですね。組合長とも早急に話し合いをします」と言っていただきました。
東大寺と興福寺の抗争の遺伝子をたたき壊せ!!!
1300年前のあの建国の心意気を
元気な企業があって,市民も元気になる。
しかし、この提案に,旅館組合から反対の意見が出され,5月17日、7月12日のブログでも紹介しましたが,旅館組合長,飲食店組合長、商店街組合長、奈良市観光協会会長と市長の懇談会を企画して行ってきました。
この懇談会の目的は,
1、市長の奈良市の展望を十分理解されていないことから起こる反発と理解して、
市長の想いを語ってもらう場づくり
2、各組合間の連携強化 (コミュニケーションの場づくり)
3、遷都1300年に向けて官民協力体制を作る場づくり
4、何かが生まれ,何かが走り出すこと
でした。
ホテルの誘致に反対を唱えている1人ひとりとお会いして,話をお聞きすると,ホテルが進出してくることに反対をしているのではないことがわかりました。
反対の理由は,
1)三井ガーデンホテルが進出してきた時に,取った奈良市の優遇施策に対する不信
と反発。
2)奈良県,奈良市の都市計画法によって建物の高度規制に対する従来の行政側の
対応に対する憤りと反発
が,大きな障害になっていることがわかりました。
そこで,各組合長さんと話をする中で,市長の想いを伝えるとともに直接市長に聞かれてはどうかということで,『懇談会』の開催となったわけですが,反対を唱えていた,魚佐旅館の金田専務(本人の了解を得て紹介)と話をする中で,一度市長にあって直接話を聞きたいということで本日面談ということになりました。
席上,金田さんより質問が出されました。その概略を紹介します。(本人了解)
1.藤原市長は、まずJR奈良駅再開発に際し、駅周辺をどの様なスタイルの町に
したいと思って居られるのか?
先ず,町のイメージが大事なので,国際文化観光都市としてはっきりわかるようなまちづくりを考えている。奈良は、良いものが点在しているが、その間のアクセス道路や,その移動手段にかける面がある。JR奈良駅や,近鉄奈良駅からは,基本的には徒歩やベロタクシーで楽しんでもらうことが大切であり,奈良のシンボルロードとしての三条通りも拡幅をしていく。またJR奈良駅の東西の駅前は,朝,昼,夜も仕えるような町にしていきたい。
2.藤原市長自身は、どの様なホテルが来れば望ましいとお考えなのか?
(ハイアット級か?リッツカールトン級か、プリンス級か?)
奈良の観光客の層も多様なので,現在のように,修学旅行生用や,一般的なホテルや奈良ホテルのような格式を持った所もあるが,もう少し高級なというか,高品質、高価格の人をターゲットになれば良いのでは,また、外国人観光客も意識したものになれば良いと考えている。いずれにしても奈良に来るさまざまな客層の受け皿づくりが必要と考えている。
3.誘客政策
東京事務所開設の帰路に全国修学旅行協会を訪問しご挨拶を行ってきた。そこで様々なご意見を頂いてきた。そこで今後大切になってくるのが,『奈良に泊まるメニューを作ること』の重要性を実感したので,『もてなしマニュアル』を作りたいと考えている。
4.東京事務所でお客様を獲得したと仮定して、そのお客様の受け入れは、どの様にして配分していくおつもりですか?
いずれにしても東京事務所で学校を振り分けることはない。
各旅館がメニューを作りサービスを考えていただくことによって,学校が選ぶでしょう。
5.都市開発
現在の高度・容積・建坪率規制により、奈良の旅館が巨大化出来なかったというのが、部屋数の少ない原因の主たる部分
で有ると、我々は考えている。これは、行政側の問題である。市長自身は、この点について、どの様に総括されるのか?考えをお聞かせ頂きたい。
この問題は,都市計画の問題なので,今後対応を考えていく。
従来、平城京跡からの眺望や,西ノ京からの遠望を基準にして,『天平の甍』を実感できるようにとの基準は良かったのではないかと思うが,従来のように一律に一定の面積に同じ条件ということにはならないかもしれない。
等々の話がありました。約1時間弱の面談だったのでお互いに十分理解が得られたとはいかないと思いますが,何かの答えにはなったのではないかと思います。
その後,市長とともに,農業委員会の総会に出席。
終了後、旅館業者を訪問して面談
今までの市長懇談会の趣旨を話すとともに、私が危惧をしていることを訴えさせていただきました。
すなわち,遷都1300年に向けて,観光関連業者が「何が出来るのか?」今こそ,関連業者が横の連携を取るとともに、官民協力をしなければ500万人のお客様を失望させる。
そのためには,各組合の活性化と組合の団結が必要であること。
そして、1300年祭の事業内容がわからないと待ちの姿勢ではなく,自分たちは自分たちで500万人のうち何名の人に泊まってもらうためにアイディアを出し、みんなで合意をして取り組むのか?
時間はあるが,時間はないですよ。と話しました。
「わかりました、そのとおりですね。組合長とも早急に話し合いをします」と言っていただきました。
東大寺と興福寺の抗争の遺伝子をたたき壊せ!!!
1300年前のあの建国の心意気を
元気な企業があって,市民も元気になる。
過激な発言、失礼致しました。
奈良の宿泊はやはり、多様化されていないところが、欠点ではないでしょうか?京都のような町家旅館もなければ、リッツカールトン級の高級ホテルのなく、気軽に泊まれるビジネスホテルなども少ない。今だと、露天風呂の客室や一人で泊まれる宿などが人気ですが、そういった特色のあるホテルも少ない。
お水取りや正倉院展の開催時には、奈良での宿泊を手配できず(宿がたりない)、京都・大阪のホテルを手配したものです。
また、サービス。おもてなしの点でもレベルが低いように思います。2連泊で手配したお客様があまりの宿の雰囲気と対応の悪さに1泊をキャンセルされることが結構あります。
奈良の宿泊は一般的に「温泉がなく・料理がイマイチ」というイメージを持たれています。今こそ、旅館組合・旅行業者等が団結して、変革に取り組むべきです。そして、そういった話合いの場におえらいおっちゃんばかりでなく、裕福な主婦層や若い女性・現場にたってる人を起用することが一番大切やと思います。
21世紀は女性の世紀。女性の考えにもっと耳を傾けるべきだと思います。
「おもてなし」とは、では一体どういう事を指しているのでしょう。旅行会社でお勤めだったと云う事ですが、旅行会社は、その旅行会社の都合で旅館・ホテルを斡旋する傾向に有ります。「貴殿がこういう事はしていない!」とおっしゃるのなら汗顔の至りです。申し訳ありません。「おもてなし」とは、一言で片づけられる良い言葉です。しかし具体的に、と云えば、なかなか簡単に説明出来ません。四六時中つきっきりのサービスでしょうか?ホテルの様にプライバシーに立ち入らないで、ドライにする事でしょうか?また、旅館・ホテルは装置産業です。今、流行しているからと云って、すぐに対応出来るものでは有りません。館の改造は、億単位の経費です。適当に此処だけやって・・という訳にはいかないし、一つさわると、次の所まで影響致します。長く成りますので敢えてこれ以上の説明はしませんが、それ以外のランニングコストも必要です。一人で・・・などは、当館は、旧来よりお泊めしておりましたが、定員稼働率や売上高などのリスクも伴います。料理は、料理原価というのが絶対かかる訳で、当館は、この中で頑張っているつもりでは有ります。しかし、クレームをお聞きする事も有りますが、特産品の無い事が、原因の一つの様な気も致します。これは此で、解決させなくてはいけない問題でもありますが、奈良県の農業の根幹部分かと思います。「京野菜」は、北海道から沖縄、世界中何処で採れても「京野菜」なのですが。また、日本中で何処でも、何でも手に入る便利さが、特産を作りにくくしている原因も見逃せません。御客様のニーズは、確かに避けて通れないものであります。しかし、旅行会社の販売方法は、旧来と全く変わっておりません。企画の儲かる物から売っていって、最後に手配系に回る訳で、また、特殊法人の如く、行政から補助金まで貰って、企画のパンフレットを作っています。此処から手数料や経費を差っ引くと、旅館・ホテルに回る分は、かなり減額されてしまいます。その中で、我々は、行っている訳です。現在ネットエージェントが台頭してきておりますが、此処などは、宿泊料などが明確に提示されて、色々な旅館・ホテルから自分で選択出来る事から、納得してユーザーが選択し、宿泊頂いていると感じます。旅行会社は、「此で行って下さい」的にパンフレット1枚で決めず、きちんと説明して、販売して下さい。某旅行会社は、専門が説明しています。此処は海外部門では、かなりの成績です。またアルバイト店員しか、店頭に居ないのも、こういう売り方に拍車をかけているのではないでしょうか。アルバイトが決して悪い訳ではないですが、研修をやっても、いつまで就業しているか判らない人材では、なかなか力も入らないでしょう。コンピュータのデータが此を補っている訳ですが、インターネットが主流になっている現在、入らない情報というのは、ほぼ有りません。御客様の方が良く知って居られます。我々もこう云った中で営業している訳で、御客様に質問される事も多々有ります。今は、販売側の理論で物事を決めると、「業界の常識は、世間の非常識」に100%陥ります。貴殿のおっしゃる、えらいおっちゃん、の会議は、自分は、えらくないので入れてもらえません。それはそれで結構なのですが、耳の痛い事を言われるのは、イヤみたいで、「靴の上から足を掻く」如くです。女性・現場はまだまだ眼中に無いでしょう。若し、御願い出来るのであれば、メンバーを募って、旅館組合や商工会議所へ提言書をご持参頂ければ幸いです。その時は、自分もやらせて頂きます。宜しくお願い致します。
おっちゃん、兄ちゃん?頑張ってや。
kekochinさん、若い人や女性の意見をどんどん掲載してください。おっちゃんに挑戦しましょう。
一番槍の男頑張れ!!!
また奈良に来たい!と思わせる魅力(リピート力)が一番必要ですし、いろんな人に話を聞いて、みつけていきたいと思います。
以前に奈良ホテルのブライダルフェアに参加したところ、「企画から何から全て若い女性に任せています。私たちからみると問題点もあるが、口を挟まないようにしてます。」とお話を伺いました。結婚式という女性の意見を尊重するイベントならでは!というところですね。おっちゃんたちは経験で物事を判断できるけれど、そこにひとつ新たな発想を加えることができるのは、女性ではないでしょうか。
理想の奈良実現に向けて、どんどん意見を書き込むことが大切ですね☆ みんなに、もっと言っていこう!
こういう事は、やはり、事業でも、運営でも、考えてアクションを起こしていく事が前例と成っていくわけで、経験というのは、過去にこういう事をやった、という人が居られ、この方は、先鞭者です。こういう人間が一人でも増えていく事を期待しております。
金野先生、そういう事ですよね!「俺にやれっ!!」っておっしゃるでしょう?
女性との対決楽しく読ませていただいています。私のページで私が楽しませていただいて申し訳ありません。
しかし,ゼネレーションギャップは大きいですね。逆に言えば,このような女性が活躍できる場づくりが必要ですね。一度。旅館組合でも情勢との懇談会を企画されてはどうでしょうか。
何でもありで,『言いたい放談会』はどうですか。
そのときは,私も是非呼んでくださいね。
こういう事が一番槍の職務分掌でしょうか?
是非とも、議論の場には、御在籍賜りたいものです。今年の正倉院展の時、旅館・ホテルが動くか動かないか、注目していてください。
結局,我々は,似たり寄ったりですね?
馬鹿で頑張りましょう。
他社との差別化ができないところは、埋没してしまうでしょう。自分も「きたまち」で7年間いろいろやってきて、歴史に使える題材がいっぱいあるなというところに気がつきました。金田さんにご紹介申し上げた「本膳料理」もそのひとつです。「本膳料理」は料理というより、エンタテイメントです。おいしいレシピもあり、茶会で軸や茶器を愛でながらおもてなし、能舞台で能、狂言を楽しんでいただく、奈良はお茶の発祥の地、お酒も僧坊酒があって、これも奈良発祥、
これらの集大成が「おもてなし」の全体だったんですね。
お客様の差別化も必要になると思いますし、お金もかかります。まづ、どこから取り組むかでしょうね。
拙者も一番槍の武将を求めておるので、一緒に
敵陣にうちこんでいきたいと存じておる。よろしく。