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寅さんに似た人を見し秋の暮
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秋の夜や観たくなる寅さん映画
第六作だったか、志村喬が庭先の竜胆を見ながら寅さんに語るシーン。
志村僑が若い頃に信州を旅していて、もう日が暮れて田舎道を急いでいた時、通りがかった農家の明かりをふと見ると、ちょうど夕飯をこれから家族みんなで食べようとするところだった。その時、母親がまだ茶の間に来ない子を「ご飯だよー何してんの!」みたいな感じで呼んでいる。その光景に、こういうのが人間の本来の暮らしじゃないだろうかと思ったと、「ピコピコペンペン」と誰か故郷を想わざるを茶碗たたいて歌ってた寅さんに諭すシーンを思い出します。僕の好きな場面の一つです。
渥美清さんは俳句も残しています。永六輔さんに誘われて句会に入って勉強したようです。
いかにも寅さんと言った句をいくつか紹介しておきます。
どんぐりのポトリと落ちて帰るかな
ひとり遊びなれし子供のシャボン玉
台所誰も居なくて浅利泣く
いわせれば文句ありそなせんべい布団
初めての煙草覚えし隅田川
冬の蚊もふと愛おしく長く病み
いまの雨が落したもみじ踏んで行く
枝豆を噛む口許や話好き
赤とんぼじっとしたまま明日どうする
今日も早く目が覚めた。どうも3,4時間で目が覚めてしまうクセがついたようだ。
今朝は大辛のレトルトカレーにして、シャキッとしよう。(^^♪