街路樹の日 2021-10-06 10:59:12 | ポエム その朝 喫茶店は 街路樹で 賑わっていた 椅子に腰かけ プラタナス 煙草を ぷかり コーヒーを飲んでいる 至福のひと時 たまには いいだろ そんな 朝も 窓の外 街路人間 木のポーズで 突っ立っている カバン片手の サラリーマン トーストを 咥え 頭には雀たち チュンチョンとまらせて たまには いいだろ そんな 朝も
濡れそぼつ橋を渡りて秋の宿 2021-10-06 08:40:31 | ほらほらふくふ句 濡れそぼつ橋を渡りて秋の宿 休めたる恋の痛手や秋の宿 秋の宿終りし恋をかけ流し 秋の宿ひびかせて溶く玉子かな 黄身を溶く響く和室や秋の宿 錆鮎の焼ける間に湯に入りにけり 思い立ってセンチメンタルジャーニーして来ました。 あちこち行って、ふと口ずさんだ竜鉄也の歌に「そうだ、奥飛騨温泉郷に行こう!」と、平湯温泉に行って来ました。 宿は常宿にしている「栄太郎」です。朴葉味噌とフグ料理を食べたかったのですが、まだ少し早かったようです。今度は冬に訪れたいと思います。雪の道を、アコーディオンを弾きながら。歌はもちろん竜鉄也の歌です。 落ち鮎もそれなりに味わいがあって酒の肴に良いですわ。 露天湯の裸電球灯下親し 湯に浸かり、私の恋の痛手もどうやら治ったようです。((^^♪