銀座のポーラミュージアムアネックスへ。
久保寛子展「鉄骨のゴッデス」開催中。
会期は4月26日~6月9日。
久保寛子(1987~)は広島生まれ。
テキサスクリスチャン大学美術修士課程修了。
先史芸術や文化人類学の学説のリサーチをベースに、身の回りの素材を用いて彫刻作品を制作する。
横浜トリエンナーレ関連企画では、象の鼻パークにて「ハイヌウェレの彫像」を発表している。
「鉄骨のゴッデス」では工事現場のブルーシートや鉄やコンクリや軍手を使う。
久保は、「用の美」、柳宗悦の民藝論をよりどころとする。
高層ビルや地下鉄や人工衛星などの技術も、先史時代の土器や石像や洞窟絵画と同じく、厳しい自然に対抗し適応し祈りながら生きてきた人類の証とする。
どの時代もどの時代も特別だけど特別じゃない素材で人々は様々な美を創造してきた。
久保は、身近な工業製品の中に「女神(ゴッデス)」を見出そうとするのであった。
ゴッデスはいた。
今宵は満月。
茜色に染まる夕空。
なれど東の空は雲が多い。
まん丸になるころには少しでいいから晴れてくれないかな。
せっかくゴッデスに会えたんだから。
晴れた!
ゴッデスさまありがとうございます。