年越しは長野の家。
元日とはいえ、自宅ではないから来たついでにしておかなければならないことが色々とある。
あっという間に昼過ぎになり、元日の初詣は今年も松代の皆神神社さま。
皆神神社、熊野出速雄神社は、養老2年(718年)に出速雄命を祀ったのが始まりという。
中世には修験道の山として栄え、北の戸隠、南の皆神と称された。
神社の坐す皆神山は、標高659mほどの溶岩ドームの独立峰。
一番目立つ拝殿は侍従神社。皆神山の修験を完成させた侍従天狗坊を祀る。
侍従神社の裏手にあるのがこのお山の中心、熊野出速雄神社。
本殿は15世紀に建てられたとされ、長野県県宝に指定されている。
奥の浅間神社は色々と新しい。
ざっくりとお詣りを済ませる。
去年もそうだったけど、今年もお池は凍ってない。水も少ない。
私の体感では寒いと思うのだけど、そこまで気温は落ちてないのかな?
去年の今日はここから下りる途中にスマホがけたたましく緊急地震速報を告げた。
皆神山は松代群発地震の震源地だったから覚悟したけど、能登半島での大地震だった。
今年も皆神山の状態は去年と同じ感じだったけど、地震は無かった。
ヒトの力ではどうしようもない天変地異に遭遇するたびに無力感に沈むけど、太古からそうやって連綿と生き延びてきたから、皆こうやってここにいる。
戸隠連峰の最高峰・高妻山がきりりと聳えていた。